PC初心者向けUSB外付HDDやSSD用アダプタの違い

2016年7月16日

USB接続の外付HDDやSSDについて。

一般的には外付するならケース入りのHDD(ハードディスク)やSSDを買うのだろうけれども、敢えてケース無しのアダプタを安く購入し、汎用性や機能性を高めるという手段もございます。

PC初心者の人でも難しくはございません。

まずは元ネタがこちらの新製品もどき。

IDE/SATAをUSB2.0に変換するケーブルを発売 - サンワサプライ
https://www.sanwa.co.jp/news/201607/usb-cvide2n/index.html

リリースの日付は2016年7月6日。本当に新発売なのか目を疑う理由は、今時IDE接続は需要無いだろうし低速なUSB 2.0を採用する意味が解らない。

不思議過ぎるので調べると、バリエーションの一つと判明。

USB-CVIDE2N

USB-CVIDE2~6の違いを判りやすくする為に書き直すと、

  • 2・・・USB 2.0、SATA/IDE対応
  • 3・・・USB 3.0、SATA対応
  • 4・・・USB 3.0、SATA対応、2台同時接続可コピー機能付
  • 5・・・USB 3.0、SATA/IDE対応
  • 6・・・USB 3.0、SATA/IDE対応、2台同時接続可

多くの人は3で大丈夫。

USB-CVIDE2の後にNが付いている為、部品が変わったなどの理由による後継なのでしょう。なぜ今更USB 2.0かは不明。3.0では駄目という需要があるのか。

ところで今知った、やや高額ながら型番~4が素晴らしい。

何が良いかは2台同時接続可能な上位互換な上、コピーボタンが独立して付いているのでデュプリケータ機能によりクローン可能。

Amazonで実売3千円くらい、評価100件くらいで星は平均4.4と高め。但し容量3TBまでという良く分からない制限が気になるところ。

というわけで、アダプタと言えども上記のように色々あるので何がどう違うのか、どれが自分の環境に最適か見分ける方法として細切れに解説。

 

PC初心者向けUSB外付HDDやSSD用アダプタの違い

知っておきたい事5種類。

1.アダプターを利用する意味は?

HDDやSSDを外付したいだけならこういうやつが手軽で見た目も良い。

HD-LCU3NBD

source:ドライブステーション USB3.0用 外付けHDD | BUFFALO

この製品は3.5インチというデスクトップPC用のデカいHDDが入っているのでケースもデカいけれど、容量小さめで良いならノートPC用HDDやSSDサイズのコンパクトなやつもございます。

ケース無し、なぜ敢えてアダプタ型にするか、理由は3つくらいだと思う。

  1. 頻繁に外付HDDやSSDを交換したい
  2. 旧PCから外したHDDなどを外付したい
  3. HDDやSSDのメーカーや型番を選びたい

3は私のようなアンチSeagate派としては3TBにST3000が入っていないとは限らない、中身が解らない丸ごとセットはお断り。

2はパソコンを買い換えた際、特にノートPCへ買い換えたならば旧PCのデータ移行用としてアダプタは安価で接続が手軽。

1は複数のストレージ(HDD/SSD)を着脱しまくるなら有りでしょう。録画用のHDDを取り換えまくるなら便利。「また後で観るかも知れない(迫真)」という、二度と見ないフラグを立てる人にも最適。

2.PC内蔵用の光学ドライブも接続可能

こちらのタイトルをご覧有れ。

ugreen

source:Amazon | Ugreen USB 3.0 SATA 変換アダプタケーブル

HDDとSSDの後に光学ドライブ(CD、DVD、ブルーレイ)がずらりと並んでいる理由は、最近の内蔵用光学ドライブはSATA接続という規格でHDDやSSDと同じ端子。

デスクトップPC用に限らずノートも内蔵ならばSATA接続だろうから、取り外してこのようなアダプタを使えば外付出来てしまうわけですな。

光学ドライブの接続は上の製品以外のアダプタでも大抵は動くと思うけれど、ACアダプタ無しのバスパワー1本の場合はやや不安。バスパワーについては後ほど説明。

3.USB 3.xは2.0や1.xの上位互換

USBの世代を並べてみましょう。左が新しく高速。

  • USB 3.1>3.0>2.0>1.1>1.0

「>」は大は小を兼ねると思えばよろしく、端子がUSB3.1ならばUSB2.0なども接続可能、但し小さい方に合わせられてしまうので速度や機能はUSB 2.0になるという意味。

見分け方は色。

Z97-Extreme6

source:ASRock > Z97 Extreme6

中が青い端子がUSBでこのマザーボードは3.0が6本。青なら3.x、同じ形でも黒なら2.0か1.xと言いたいけれど、今時1.x仕様はもう絶滅しているはずなので黒なら2.0でしょう。

USB3.1と3.0の見分け方は不明。実際に接続して速度を見るか、パソコンの仕様書などを見ましょう。

簡単にいうと、USB3.xならSSDを接続しても良いくらい速く、USB2.0では内蔵したHDDの半分くらいの速度なので結構遅い。

パソコンに青い端子が無くとも外付アダプタ側の端子は青の3.x対応製品にしましょう。次買うパソコンはおそらく3.x対応だろうし、USB2.0の速度では外付はおすすめできないほど遅い為。

4.サイズの2.5と3.5インチ用の違い

外付するならここが重要。やはりAmazonの商品を例として。

OWL-PCSPS3U3U2

source:Amazon.co.jp: オウルテック OWL-PCSPS3U3U2

右下に、2.5インチ/3.5インチ用、2.5インチ専用、の2種類ございます。

何が違うかはリンク先で切り替えてみると判る、2.5/3.5インチ両方行ける製品は左上の画像のようにコンセントからも電源を取れており、2.5インチ専用の方は電源プラグ無し。

なぜこうするかは、2.5インチならばノートPC用の小型なHDD、またはSSDのいずれかだろうからUSBからのバスパワーという給電方式で足りるところ、主にデスクトップで使われるデカい3.5インチはバスパワーでは足りないかも知れない為。

かも知れないと書いた理由は足りるかも知れないわけで、しかし安全に接続するならUSB1本では不安。足りない場合は認識しない程度ならまだしも、運が悪ければ故障する可能性もございます。カッコンカッコン言い始めて焦った経験あり。

コツンという金属系の異音が聞こえるならば給電が足りていないサインなので、すぐに止めて給電方法を見直しましょう。

というわけで、2.5/3.5インチの違いというより、USB1本によるバスパワー給電で行けるか行けないかの違いが判りやすく書かれているわけですな。

ACアダプタ使わないバスパワーのみ、USB2本での給電も存在。

Cyberplugs

source:Amazon | Cyberplugs SATA-USB 3.0 変換アダプタ | cyberplugs

1つはデータ転送用にUSB 3.0接続、もう1本は給電おかわり専用なので2.0でも何でも結構。但し、どこにも3.5インチ対応とは書かれていないどころか2.5インチHDD/SSDなど専用になっているので3.5インチ接続するならギャンブル。

3.5インチ対応表記、またはレビューを見て判断を。USB給電が2本だろうとUSB3.0までは1本5Vなのでx2でも10ボルト。コンセントは100Vなのであとはわかるな的な。

5.IDE接続用端子とは何なのか?

IDEはATA規格というやつで、SATAはシリアルATAの略、正式名称では無いけれどIDEはパラレルATAなので修理現場では俗称PATAと呼ばれておりました。

形はデータ転送用の接続部分が結構デカい。

ATA_on_mainboard

source:Advanced Technology Attachment - Wikipedia

SATAと比較した画像がこれ。

SATAとPATA

source:Put a stripped out external HDD into a Mac Pro? | Communities

上がSATA、下がPATA(IDE)。

SATAは左のくぼみ内の大きい板状の端子が電源、右の小さい方がデータ転送用。IDEは左の多数のピンがデータ転送用、右の太い4ピンが電源。

冒頭のサンワ~製品で多くの人にIDEが不要とした理由は、IDEは大昔の標準コネクタであり、10年くらい前からSATAへと切り替わった絶滅状態な為、10年以上前のPCからHDDを取り出すようなマニアや修理業者など以外には無関係。

もし10年以上モノのPCが押入れなどに眠っており、必要なデータを取り出せていないならIDEかも知れないのでPC詳しい人に相談しましょう。デスクトップなら今とそう変わらないけれど、昔のノートはHDD取り出すだけでほぼ全分解とか珍しくは無かった為。

また、上下間違えるとピンが曲がるとか、3.5インチと2.5インチでは端子のサイズや電源の取り方が違うのでご注意有れ。業者、または昔からパソコン大好きなオッサンに任せるのが正解。

 

USB外付HDDやSSD用アダプタの選び方(まとめ)

現代版USB外付アダプタの選び方を簡単に。

  • SSD・・・SATA対応、バスパワー、USB3.0または3.1 
  • 2.5インチHDD・・・SATA対応、バスパワー、USB3.0
  • 3.5インチHDD・・・SATA対応、ACアダプタ、USB3.0
  • 光学ドライブ・・・同上(またはバスパワー、USBx2)

ACアダプタを使った方が良い件は上で書いたので省略し、SSDの場合は最新のUSB3.1になると内蔵のSATA接続並の速度が期待可能。

USB3.0の速度は5Gbpsなので理論値最大640MB/s、しかし実測では200MB/s出るなら良い方。という事は、USB3.1は10GbpsならばSATA3対応SSDは400MB/s、あるいはそれ以上出る予感。

しかし用途で考えてみましょう。

外付けドライブからWindowsを起動するつもりなのか?起動は普通内蔵のドライブからでしょう。ならばSSDを外付にするのはもったいない上、用途がバックアップならば速さの意味が薄れてしまう。

外付用アダプタはあくまで一時的な接続用とし、常時使うのならばUSB3.0接続のケース入りが見た目もよろしく、コンセントから電源取りたくないなら2.5インチのケース入りをおすすめ。

SSD搭載の旧PCからSSD搭載の新PCへ乗り換え、旧PCのSSDを新PCの外付にしてバックアップ用とかならアリかも知れない程度。

おまけ:USB-CVIDE4のどこが良いのか?

冒頭で素晴らしいと書いたこれ。

USB-CVIDE4

source:USB-CVIDE4 - サンワサプライ株式会社

コピーボタンが利点。

USB3.0接続は上で書いたように3.1の速度は必要無く、むしろバックアップ用は同期(差分データのみコピー)するならランダムが重要なので3.0で充分。ACアダプタ付属なので3.5インチ2台でも行けるはず。

HDD2台を同時にマウント(認識)出来るのだからこうすれば完璧。

  • Cドライブ・・・ノートPC内蔵SSD(起動用)
  • Eドライブ・・・外付HDD1(データ用)
  • Fドライブ・・・外付HDD2(バックアップ)

CドライブのデータをEへ同期し、Eドライブ全体をFへ同期。またはCからEへ同期させておき、コピーボタンでEからFへ丸ごとバックアップでもOK。

ここまでは普通だけれども、最初にCを外し外付してEへコピーボタンでクローン化しておき、EからFへもクローンしておけば起動ドライブの予備が2台となり、万一Cがぶっ壊れてもEやFから起動可能。

となると、C以外にEはSSDにしておき、FのみHDDという手も有効。そこまでするかは別として夢が広がる。

しかし見た目がひどいので、

HDD2台で空飛びそう

ここまでするなら、ノートでは無くデスクトップPCにして3台内蔵をしましょう。要するにBTOパソコンおすすめ。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

>2・・・USB 2.0、SATA/IDE対応
確かにIDE対応なら場合によっては便利ですけれど、希望小売価格8,000円は高い。単純な「SATAのみ対応USB3.0の外付けケース」なら1,500円前後で買えますから、ケースに出し入れする手間を省く代金が4,000円分くらいでしょうか。

>3TBにST3000が入っていないとは限らない
今までに購入した外付けHDDは3台か4台だったと思いますけれど、中身は全てWestern Digitalでした。省電力を狙ってか、BlueではなくGreenばかりだった記憶が。

>ACアダプタ使わないバスパワーのみ、USB2本での給電も存在
こちら、あまり好きではありません。特にノートだとUSBコネクタの数が少ないため、近接した2スロットを使う仕様だと、本体の右側左側のどちらに接続するかを限定されてしまう可能性が高いため、使い勝手が悪いです。

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