CPUのアンダークロックやコア数変更した体感での感想

2017年2月 8日

アンダークロック話パート3。

アンダークロックはオーバークロックの逆で、動作周波数を下げて性能や発熱や消費電力を落とす手法。こういうアホな事は私くらいしかしなさそうなので、1年以上クロックダウンし使い続けた感想を報告。

今回は完成品PC買う人にも読んで欲しい。

アンダークロックと私のメインPCのCPUについて

前回、一昨年12月の2記事は自作や改造する人向けとして、やや難しいかも知れないのでPC変態な人はこちらもどうぞ。

リンク上段は実際にアンダークロックしてみた編、下は発熱やベンチマークスコアの比較。今回は体感という事で、私が1年少々色々とCPU性能変更した感想編。

その前にXeonというCPUが聞きなれないと思うので簡単に説明すると、性能はCore iシリーズと同じか桁違いに上な物もある、サーバーやワークステーション向けのCPU。

私のメインPCのXeonは性能かなり下の方で、Core iシリーズならばCore i5と同じくらいの性能。

xeon-1226v3-i5-4590-ark-intel

source:ARK | インテル 製品の比較

なのでCore i5-4590と思ってもらえばOK。なぜXeonを搭載しているかは、CPUがXeon言いたかっただけちゃわない。マザーボードがCore iシリーズ用なのでメモリも普通(ECC非対応)のやつ。

ビデオカードは非搭載、メモリ8GB、Z97チップセット。

 

アンダークロックやコア数変更した体感での感想

私のメインPCの用途は主に、ブログ書く、そのネタ集め、YouTube垂れ流し、画像編集、これらをほぼ同時進行。ブラウザはChromeとFirefox、画像編集はPhotoShopとGIMPを併用。

Steamのゲームをする時は画像編集ソフトは終了させており、YouTubeもストップというかブラウザも閉じている事が多め。SteamのゲームはSalt and Sanctuaryという、2DながらDirectXを要するアクションゲーム。

常駐(バックグラウンドで動作)しているソフトは、CPUの温度表示にReal TempというフリーソフトとBecky!というメーラーくらい。他にもあるけれど常時動いてはいないのでメモリ食っているだけでCPUはほぼ不使用。

室温は夏場で30℃超えると設定24℃でエアコン入り。冬は最低6℃で切るようならファンヒーターを12℃設定でオン。

2GHzで抑えた疑似ファンレスでのCPU温度

ある晴れた冬の日曜の昼下がりのCPU温度がこちら。

realtemp-20160205

見方は、起動から25分57秒の時点でCPUの温度は4コアそれぞれ24~26℃、下の74とかは100℃からの引き算。最低22℃、最高40℃まで達しており、冷却に問題ございませんというOK表示。この時の室温はヒーターなしで12℃。

普通の人は普段から温度は気にしていないと思う、室温12℃の目安としてはゲーム用PCなら50℃前後で高負荷時80℃くらい、普通のデスクトップPCなら35~55℃くらいだと思うので、上の画像のCPU温度は結構低め。

CPU-Zでクロックを確認。

cpu-z-20160205

左はアイドル(何もしていない)時、右は高負荷時。

赤枠の中が本来は最大37倍速まで上がるところ20倍速x100MHzとなっております。4コア4スレッドは標準。

BIOS(UEFI、マザーボード)の設定画面はこの状態。

cpu-ratio

これで13ヶ月過ごしてみた結果。

2GHzにして体感で気付いた性能低下

正直、ほぼ無いというか皆無に近かった。気のせいレベルで定格時(3.3~3.7GHz)と何となく違うかも知れないと思った事は以下の通り。

  • エクセルの起動がコンマ数秒遅くなったか?
  • フォトショップの起動が1~2秒遅い気がする
  • Firefoxの起動が1~2秒遅くなった気がする

SSDを搭載しているのでストレージが爆速であり、もしかするとHDDならば違いはもっと出るやも知れず。

気のせいではなく性能低下したと判った事は以下1点。

  • Salt and SanctuaryとBlueStacksを同時起動するとラグる

BlueStacksはAndroidエミュレータで、クラッシュ・オブ・クランというゲームのサブアカ用として使用中。ゲームしながらゲームはしないので問題は無いけれど、定格ならばラグ(遅延、コマ落ち)しないものの2GHzではした。

私のパソコンの使い方では、意図して高負荷状態にしなければクロックの違いはほぼ体感出来なかった、この1年間少々。

コア数を2や1へ落としてみると?

通常は最大4コア使えるところ、秋頃試しにコア数も減らしてみた。

cpu-cores

HT(ハイパースレッディング)は付いていないのでこれで純粋な2コアに。CPUの種類で言えばCore i3より下のPentiumやCeleronデュアルコアの2GHz状態。

クロックを一旦定格へ戻して数日使ってみたところ、やはり私の使い方では体感での差は判らず。2GHzへ落としてみたところ、ようやくYouTubeやニコ動再生しながらの作業で時々ラグったり、もっさりしたりが判った。

1コアにすると、いくら定格にしようと話にならないほど処理が遅くなったと判るほどで、作業にストレスを感じたのですぐに4コアへ戻した。

初代Core i3搭載のサブPCと、第4世代4コアCPU搭載のメインPCの性能差さえ良く判らないくらいなので、やはり私にはCore i3(2コア/4スレッド)で良いのでしょう。ゲームがきついかも知れないけれど。

メモリクロックを落とすとどうなるか?

メモリクロックも落とせる事に気付いたのでやってみた。

ram-ratio

標準DDR3-1333MHz(PC3-10600)をまずは1066MHz(PC3-8500)へ落としてみたところ体感差不明。更にDDR3-800MHz(PC3-6400)にしてみたけれど、やはり何が変わったのか判らない。

これについては表面上の設定が1066や800MHzへ変更出来たよう見えるだけで、実際にはクロック落ちていない気がする。さすがに10600と6400では判るはず、だと思う。知らないけれど。

結論としては、私に合うCPUはCore i3、ゲームがラグるならGTX 1050あたりを挿せば良さそう。

 

CPUのアンダークロックはアリかナシか?(まとめ)

結論は既に皆様の脳内で出ている事でしょう。

クロック下げたりコア数減らすくらいなら最初からその周波数とコア数のCPUを選択した方が安い上に低消費電力かつ低発熱。

高性能ならば、それなりに冷えるクーラーさえ搭載しておけば何ら問題無いのだから、クロックやコア数を下げる行為は無意味。

しかし私のパソコンは、CPUクーラーがヒートシンクのみ、ケースファンを逆回転させて疑似ファンレスにしているのでUCは有効。CPUでは無くケースファンの冷却性能に合わせて冷やしているわけですな。

CPUクーラーがファンレス

source:CPUクーラー交換で静音化の注意点とPWM制御について - BTOパソコン.jp

そういう人はまず居ないと思うものの、他の利点は無駄に電気食わず発熱も低下するので、例としてゲーマーだけれども今はゲームしていないとか、夏場はやたらとファンがぶん回るので黙らせたい時にはアリかと。

アンダークロック状態が平常運転とするならば、定格へ戻したり、ターボブーストが効いた状態はオーバークロックなわけで、いつでも本気出せるCPUとしてアンダークロック状態は個人的にはアリだと思う。

もう一つの目的としては、私が次に購入する際のCPUの周波数とコア(スレッド)数の目安になったと感じており、ゲームしないならCore i3(最大2コア/4スレッド)の3GHzもあれば充分だろうと判明した点が価値としてデカい。

現在のCPUは2万円台、次に買うCPUは1万円台で良いわけで、用途に合わせたギリなオーバースペック構成を確認出来た気がする。

性能の低いCPUでPC使えば性能不足は体感で判るけれど、高性能CPUの場合は本当にCore i7など必要だったのかが判らない。そういう意味ではアンダークロックで動作を体感してみる方法は大アリでしょう。

完成品PCでもマザーボードにより倍率を下げる事は可能な物もあり、オーバークロックのように不安定になったり危険では無い為、興味があればお試ししてみましょう自己責任にて。

但し、BIOS(UEFI)いじって起動しなくなった場合、メーカー修理依頼すると保証期間内でも改造扱いで有料、最悪マザーボード交換され数万円コースやも知れず、この点は自作PCユーザ以上にご注意あれ。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(4)

>アンダークロック

CPUは定格運用ですね。いつかいじり倒して遊びたいと思うことはありますけど。

>私のメインPCのXeonは性能かなり下の方で、Core iシリーズならばCore i5と同じくらいの性能。

Xeonだとこれより上のランクを求めるとマザーやメモリの規格が変わって投資額が跳ね上がることになりますから、ブロガーのヒツジ先輩におかれましては、コストに対して最もネタ効率の高い選択だと言えますねw

>BlueStacks

なかなかに便利なエミュレーターですが、終了時にプロセスが残ってしまい次の起動時にエラーを吐くので、タスクマネージャから手動で削除してやる必要があり、それがちと面倒ですね。大画面とマウスでクラクラは快適です。

>クラッシュ・オブ・クラン

ドハマリ中です。いまはTH6の終盤で、来週にはTH7に上がれそう。ユニットが増えてくると戦略性が増して本当におもしろい。攻撃は将棋、防衛は碁に近い楽しさがありますね。以前も申し上げた通り、結果が保証されない抽選(ガチャとか)に金を出したくないだけで、課金そのものが嫌いなわけではないので、大工さんはすでに5人まで増やして昼も夜もない超ブラック体制で働かせています。資源まで買うつもりはありませんけどね。

>ゲーム用PCなら50℃前後で高負荷時80℃くらい、普通のデスクトップPCなら35~55℃くらいだと思うので

i7-6700Kを定格運用してますが、25-30℃前後で安定しています、夏場でも40℃程度で、高負荷時でも60℃を超えたことはないです。グラボはGTX970ですが、こちらはゲームしてるとあっというまに70℃前後まで上がります。常に95℃付近をうろうろしていたGTX580先輩に比べれば彼はクールです。

>しかし私のパソコンは、CPUクーラーがヒートシンクのみ、ケースファンを逆回転させて疑似ファンレスにしているのでUCは有効

これぞ変態、もはやカッコイイといえるレベル。

マザーやCPU、またメモリなどがOC向けで無い場合、OCは+400MHzくらいが限界な事も多いですが、UCなら大抵の環境で、最大クロックの6~7割くらいまで落とすことは可能ですね。個人的にはCPUよりグラボをOCする方が、恩恵は大きい感触があります。基本的にグラボのファンは小さいですから、OCすると騒音値も大きく上がりますけれど。

>室温は夏場で30℃超えると設定24℃でエアコン入り
私は28℃を超えた所で、28℃を下回るようエアコンを入れます。ただしPCを動かしている時に限る。エアコンの風に当たると喉が痛くなりがちなため、PCを使わない時は除湿機を使うことも多し。

>CPU-Zでクロックを確認。
高負荷時でも、CPUの動作電圧が「0.873V」と、1.0V以下はさすがUCの効果ですね。発熱の低さも納得。

>1コアにすると、いくら定格にしようと話にならないほど処理が遅く
いまはスマホやタブレットでも2コアが下限ですから、1コアのCPUを採用したPCを手に入れるのは難しいかもしれませんね。中古でも軒並みCore 2やPentium 辺りですし。


BIOSでアンダークロックが難しいなら、いつぞや記事にした、コントロールパネルにある「プロセッサの電源管理」で、簡易的にCPUのアンダークロックを試すのも一興やも。

>アンダークロック状態が平常運転とするならば、定格へ戻したり、ターボブーストが効いた状態はオーバークロックなわけで、いつでも本気出せるCPUとしてアンダークロック状態は個人的にはアリだと思う。

「その変身をあと2回もオレは残している」的なあれかな。


>>1コアにすると、いくら定格にしようと話にならないほど処理が遅く
>いまはスマホやタブレットでも2コアが下限ですから、1コアのCPUを採用したPCを手に入れるのは難しいかもしれませんね。中古でも軒並みCore 2やPentium 辺りですし。

ちなみに、msconfigを使えばシステムが使用するコア数を指定できます。
 msconfigのブートタブ → 詳細オプションボタン → プロセッサの数にチェックを入れてプロセッサ数を指定 → 再起動


参考までに、プロセス単位で使用CPU数を指定するのはタスクマネージャで可能。
 プロセスタブ → プロセス名(chrome.exe *32など)を右クリック → 関係の設定 → 使用するCPUを選択

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