UEFI(BIOS)設定の確認方法をPC初心者向けに解説

2018年12月21日

OS(Windowsなど)が起動する前のPC設定について。

OSが起動するためにはBIOSが起動する必要があり、そのBIOSを持つマザーボードがパソコンとして起動する感じで、ここでコケると「パソコンが起動しない」になってしまうOSより前の段階。

パソコン初心者の皆様へ。

UEFIとBIOSの違いとは?

UEFIBIOSの上位互換と思えばよろしいかと。

以下、覚えなくてOK。

  • UEFI:Unified Extensible Firmware Interface
  • BIOS:Basic Input Output System

※パソコン詳しい人向け:ベンダーのファームなのがUEFI、古来からのBIOSがBIOSな感じ。

何が違うかは、UEFIはBIOSよりもマザーボードを製造しているメーカーの自由度が上がった感じで、私が使用しているZ97 Extreme 6というやつのUEFIを例にすると、そのマザーボードを製造しているASRockによる設定の追加や見た目の変化が加えられるモノがUEFIという表現。

OS起動していない段階でも無線接続マウスが使えてしまえてポインタで操作できたり、BIOS設定などの機能が個別にお気に入り(ブックマーク)できてマザーボードへ保存できる点でUEFIはBIOSの上位互換といえる状態。

よって、BIOSとUEFIが別モノなわけではなく、BIOSよりももっとたくさんの機能が使えたり、マザー製造メーカーの自由度が高くなりより便利に扱えるBIOSがUEFIというモノ。

なのでここではUEFIがどうこうよりも基本的な機能である、俗にいうBIOS画面の見方をUEFIなZ97~6の画面を例に解説申し上げる次第。

 

BIOS設定画面で見るべきポイント

私は自作PCユーザなのでオーバークロックどころかアンダークロックなど遊びまくるものの、初心者向けに解説と限定した場合の見る箇所は5つくらいしか無いと思いつつ+いくつか。

0.BIOS(UEFI)設定画面への行き方と操作方法

BIOS設定画面へ行く手順。

  1. パソコンの電源を入れる
  2. 直後から「Delete」「F2」「F12」キーの3つを連打

最近のデスクトップPCならばDelete、またはF2キー。ノートならF12キーの場合もあるけれど滅多に見ないのでDeleteとF2キーを1秒間に2回くらいで打ち続けてみましょう。

Windowsが起動せず変な画面になったならそれがBIOS設定画面。

多くの人がその画面を見たことがない理由は、通常ここはパソコンを自作してしまうPC変態しか用がまずない、もしくは何か高度な機能を使いたいマニアが操作する画面なため。

しかしPC初心者でも不具合など起きた時の手がかりになる機会はありそうなので一部の見どころを紹介。

1.メモリを認識しているか?

BIOSメイン

最初に目にする画面はこんな感じだと思う。

UEFIのバージョンがどうとかCPUが何でスピードなどの情報が出るけれど、そんなことは知らなくてOK。パソコンが起動したならCPUの情報が出ないわけはなく、この辺りは自作PCユーザやUEFIのバージョン見てハァハァする変態用。

見るべき箇所は赤枠、DDRで始まる上の画像ならDDR3_A1とかA2、B1、B2の箇所で、ここに認識しているメモリの容量とか性能が出る。

上の画像ならばスロットA2とB2で4096MB(4GB)のメモリが各1枚認識している、ということになる。

メモリを挿して起動しなくなったりピーピー鳴る場合はメモリを認識しているがゆえにそのメモリがおかしいとマザーボード(BIOS)が警告してくれている状態。そのメモリさえ認識していないならば上の画像のA1とB1にメモリ挿していても表示されない

メモリ全部認識していないならBIOS(パソコン)起動しないため、当然ながらこの画面さえ出ない。メモリを1枚でも認識しており不具合がないならばこの画面まで行ける。

2.ドライブを認識している?

ストレージ認識の確認

多くの場合はメニューのAdvancedという何でもアリな項目から行けると思われるストレージ(HDDやSSD)の認識に関して。

上記画像ならば、SATA3接続の

  • 0番・・・CT480BX~(SSD)
  • 1番・・・東芝DT01ACA050(HDD)
  • 3番・・・東芝MD04ACA400(HDD)

といった感じで接続され認識しているストレージがWindows無関係にマザーボードレベルで表示されております。

右の赤枠はスクロールバーで、まだ下にも項目があると示しており、実際に3番と同じ東芝製HDDが画面外に1台認識されているという。

Windows上からも起動ドライブ以外ならば見えていたり消えていたりでわかるものの、Operating System not foundOS not found)や、A disk read error occurred とか出た場合はWindows起動できないのでわからない。

そこでこの画面を見て起動ドライブのストレージが認識されていないようなら、それが問題とわかる感じ。

3.CPU温度に問題はないか?

温度とファン回転数

赤枠の上の方。

CPU~はCPUの温度をBIOSが読んだ数値、M/Bはマザーボードの温度で、この数値を自作PC変態の兄貴達が100%信用するものではないけれど参考にはなる。

画像のようなCPUとマザーの温度がリアルタイムに動く状態で10分くらい放置してみましょう。この画面でCPUの温度が70度を超えてしまったり、マザー(M/B)がCPU以上の温度になるようなら何かおかしい。

BIOS設定画面を見ているだけ=何もしていないアイドル状態、なので、この段階でCPUが夏場70度、冬場60度を超えるようならばケース内をクリーニングしていない(または過度にオーバークロックしている)のでは?

マザーボードの仕様により高めに計測することもあり、Windows上では省電力設定が効いて温度が劇的に下がることもあり、この画面だけでは一概には言えないけれど、Pentimum 4やCore2~でもなければ今どき70度は超えないはず。

4.ファンがうるさくないか?

上の画像の下の赤枠をご覧あれ。

これは私のメインPC、ファンの直径は小さくても12cm、デカいやつは20cm、中には14cmのファンもあるのでだいたい1,000RPM(1分間1千回転)以下なので割と静か。※38,571RPMはありえないので計測おかしい。

ファンの直径が小さいほど、羽の枚数が多くなるほど冷却性能を維持するため回転数は高くなり風切り音が大きくなる。

あまりにもCPUクーラーなど小さなファンがうるさいと感じるならば3択。

  1. 改造して大口径ファンのクーラーへ改造で交換する
  2. ホコリが詰まっているなら掃除
  3. 自作PCの道へ

完成品PCで購入当時はうるさくなかった、ならば2番の可能性が高い。そうではないなら1か3の道も選択肢へ。おすすめはしておりません、そういう変態は勝手にそうなってしまうものなので推奨する必要はないため。

5.電源ユニットは大丈夫か?

電圧チェック

ラストは電圧について。

赤枠内だけ見れば良く、特に重要な行が+12.00Vと書かれた項目の数値が11.5Vを切っているようなら、何らかの不具合が出ているようなら電源ユニットに問題あるかも知れない。※経験談

5Vとか3.3Vは割とどうでもOK。電圧不足で不具合の出る主要パーツが12Vに多いため、マザーボードやグラフィックボードに不調がありそうなら電圧を見てみましょう。

但し、昔の「電源が最も重要(キリッ」とか言っているおっさんらの言い分を真に受けないように。私はBTOパソコンメーカーの修理現場で電圧が低下して全体的に不安定だとか何かの動作がおかしくなったとか、そんなパソコン見たことない。

この話はもう10年くらい前のこと。その10年前以降は電源ユニットがおかしいなら電源入らなくなるし、2chで名高いSeasonicの電源のコンデンサ普通に爆発した。

  • 電源ユニット重要おじさん「電源だけはいいモノを買え」

10年以上の時代遅れ的なアホとしか思わない。

話を戻すと、「電源ヤバイか?」と思ったなら12Vをまず見る。BIOSから見ずハードウェア実測するのが本物の変態だけれども、BIOSから見ておかしいなら実測してもおかしいはず。

起動するドライブを限定してもっと高速化

ブートの指定

ここからはおまけで。

完成品PCならば起動ドライブはこうなっていることが多い。※1

  1. CD/DVDドライブ
  2. (USBやLANが入っている場合も)
  3. 本来の起動ドライブ(Cドライブ)

大昔はこうだった。

  1. フロッピーディスク
  2. CDドライブ
  3. 本来の起動ドライブ(Cドライブ)

上の画像は私のメインPCのブート設定で、Cドライブで認識させているSSDからしか起動しないよう限定しております。

  1. 本来の起動ドライブ(Cドライブ)

上記※1の場合、まずCD/DVDドライブに何か入っていたならそこから起動できるのかを試し、起動できるOSが見つからなければ2番へと順次試して行く。

なのでお気に入りのCDやDVDを常に光学ドライブへセットしていたり、パソコンへインストールしたプログラムがデータ読む用に光学ドライブへアクセスするからとDVDメディアなど入れておくと起動が遅くなる。USBメモリ棒とか挿しているならそこも確かめる。

もう一度。私のメインPCはCドライブのSSDから以外起動しなくて良いため、Boot(ブート)はSSDのみにしております。

セーブして終了とセーブせず終了の重要性

BIOSセーブとセーブしない重要性

オマケながら重要。

BIOS設定を見るだけならまだしも、設定を変更したとしましょう。その設定変更に問題ない自信があるならセーブして終了し、再起動すればOK。

ただ、このBIOS設定というやつは変更をミスると、変なところを興味本位でいじってしまうとパソコン起動しないとかあるある。初心者ほどあるある。

上の画像ではメニューの終了からセーブして終わるか?の選択肢を出しているけれど、問題ないという自信が無いなら電源ボタンを長押しで電源オフを推奨

Windowsのようにごちゃごちゃ書き込みしないのでBIOS設定で電源ボタン押して強制終了は全然アリ。むしろそれが正しい。

初心者はBIOSから出るためにメニューからやろうとする、それでは保存関係をミスってしまう、なのでBIOSから出るなら以下2択でどうぞ。

  • 保存する・・・F10キーを押した後にEnter
  • しない・・Escキーを押した後にEnter(または電源ボタン長押し)

大抵のパソコン、というか私が過去数千台いじったパソコンはノートもデスクトップも全て共通でこの操作でBIOS設定画面から抜けられた。

 

知って損はしないハードウェア情報がBIOS設定

私がメーカー修理現場に居た当時ならば、「製品使用ユーザがBIOSいじるとかハードウェアの改造や部品換装レベルに悪質な故意」として憤りを感じたもの。

ながら、ハードウェアモニタ(CPU温度など)を見るだけならば全然問題ないし、むしろ不具合が起きないよう、起きても何が原因なのか確認してもらえるのはありがたい。

パソコンはその時にしか起こりえない不具合もあるため。

上で書いた後半の起動ドライブの制限とか、BIOS設定の保存までは自称PC初心者にはしてほしくないものの、少しでも快適にパソコン使えるようになるならばアリかも知れないと思い、BIOSに関してさわり程度に書いてみた次第。

但し、1~5の見るだけ系なら良いけれど保存する系は非推奨。

BIOSがいくらUEFIになり、わかりやすく操作しやすくなったとしても完成品PCならば、自作ユーザの知識がなければさわってほしくはないけれど、見るだけならアリかと。

BIOS設定画面へ行った後、Escキーを押した後にEnterすれば何も変更されないのでややお気軽に。自作ユーザは毎回F10からEnterするのは自己責任のキーを押しているということ。

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リンク用ソース

コメント(3)

うちの親爺「なんか本にBIOSをどうたらこうたらで壊れたからOSインストールしなおしたで」
ワイ「ほぅ(やるやんけ)」
親爺「そんでなMSアカウント?メールアドレス?つくったで!」
ワイ「・・・・また新しくつくったんか・・・前のは?」
親爺「覚えとらん!」
ワイ「・・ほうかじゃまたブックマーク移したりメールアドレス登録するんやな・・・ワイが・・・」

UEFIといえば私はメインメモリからCPU内蔵グラフィックス専用に割り当てる容量をAUTO(256MB)から512MBへ変更しました。
なぜなら以前から主にフルHD動画を再生中にシークした時などグラフィックにかかわりそうなことをしているときによく「ガガガガ」とという音とともに一瞬操作不能になったり、酷い時はOSが固まってリセット不可避になる症状に悩まされていたから。

グラフィックオプションで確認するとシステムと共有で使用する分も1300MBほど割り当てられていましたが、OSが32bitなので色々ソフトを起動していると共有分もシステムで使い果たしてしまいグラフィックメモリが足りなくなるとどうにもならなくなりフリーズしていたんだと思います。

GPU専用で割り当てる容量を上記に上げてからはこの症状は出なくなったので原因の読みは当たっていたのでしょう。
もちろんその分システム使用のメモリ容量は256MB少なくなりましたが、ページングファイルをOS管理外メモリで作ったRAMディスクに置いてるので大したことはないです。

くたびれたのは英語が苦手なのでUEFIでグラフィックス専用に割り当てるメモリ容量を操作する項目を探すのに時間がかかりました。

私がBIOSを利用する機会は

1.取り付けたパーツが問題なく認識されているか確認
2.CPUクーラーの取り付けに異常が無いか確認
3.恒久的にファンの回転数を変えたいときにBIOSで設定
4.特殊な設定項目が無いか調べてみる

以上くらいですね。4についてはいつぞやECS製のややゲーミング寄りなマザーボードを使用していた際、メモリクロックの固定機能があったため、CPUのベースクロックを引き上げるのに便利でした。

私はUEFIであれBIOSであれ、言語は英語が良いです。日本語は逆に分かりづらい。

>CPU温度
一般的なCPUならアイドル時に50℃を超えることは無いでしょうね。大幅なOC済なら考えられなくも無さそう。

>完成品PCで購入当時はうるさくなかった、
他にファン音が増す原因ですとベアリングの劣化でしょうか。摩耗して軸がズレているとか、回転にブレがあるとか。

>+12.00Vと書かれた項目の数値が11.5Vを切っているようなら
そこマザーボードによっては「9.2V」とか「10.2%」とか微妙な数字を出すこともありますね。負荷を掛けた際に落ちなければ電圧なんぞ注視しないため、私はBIOSで電圧をモニタリングはしません。

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