SanDiskのSSDが安く高性能で何か怪しい(2015年9月)

2015年9月28日

2015年9月現在のSSD価格について。

SanDiskが7月に発売したSSDが240GBにも関わらず1万円を割れており、120GBは6千円を切るという安さ。性能が低いのかと思えばそうでも無く、SATA2を余裕で超える高速な転送速度。

人柱が趣味の人にはお勧めかも知れない。

SanDiskのSSDが安く高性能で何か怪しい

9月24日の深夜のランキングより。

SSD売れ筋ランキング

source:価格.com - SSD 人気売れ筋ランキング

1位の240GBが約9,500円。価格コムは税込表記なので税別にすると9千円を割れております。1GBあたり税別36.6円(込で約40円)は凄まじい。

安い

現在の最安はドスパラ、期間限定で5千円以上ならば送料無料。ドスパラが単独でセールをしているわけでは無く、ツクモも約9,500円で送料無料。これら2つ以外の相場は1万円くらい。

ADATAやキングストンがこの価格ならば大して驚かないけれど、天下のSanDisk様が盛大に安売りするとは珍しい、かも知れない。

120GBも充分安いけれど、コスパは240GBが上。しかし良く見ると4位の480GBの方が割安で、240GBあたり9,150円。1GBあたり税別で約35円もSSDにしては安い。

高性能

話を240GBへと戻し、安いなら遅いかと言えばそうでも無し。公称によるシーケンシャルはリード520MB/秒、ライト350MB/秒。

実測を価格コムのレビューより拝借。

ベンチマーク

安く高性能と言えば、私が使用しているCrucialのMX100シリーズが該当すると思うので比較してみましょう。

スコアのコピーや保存

環境や状態が違うので比較の精度として高いとは言えないものの、SanDisk側はランダム(4Kの行)が微妙に負けている程度。

怪しい

CrucialのMX100、256GBの情報は、

  • コントローラ:Marvell 88SS9189
  • NANDフラッシュ:Micron MLC
  • 書込寿命:72TBW(MTBF:150万時間)

のように公開しているもののSanDiskは、

  • コントローラー:非公開
  • NANDフラッシュ:SanDisk MLC
  • 書込寿命:不明(MTBF:175万時間)

肝心のコントローラ情報がどこにも出ておらず、ここまで隠されると本当にMLCなのか、TLCをMLCと謳っているのでは、と疑ったけれど、それは無い御様子。

採用NANDはウルトラIIがTLCなのに対しMLC

source:SanDisk、MLC NAND採用で低価格な「SSDプラス」- PC Watch

更に疑うと、240GBという容量が砂臭過ぎて怪しい。他社は大抵の機種でコントローラくらい公表しているのだから、非公開に悪い印象を持たれても仕方無いかと。※砂=サンドフォース・コントローラの俗称・・・使っている内に速度が落ちる仕様の物が有る

私のように気にしない人は気にならないだろうけれども長く使う物なので、気になるならたかが2~3千円の差。他のSSDにした方が良いかも知れませんな。

 

SanDisk以外の高性能で安めなSSD新製品

2種類。

容量480GBで実売約2万円のSSDが販売中

ASCII.jp:お買い得SSD、Apacer「サンダーバード」に480GBが追加
http://ascii.jp/elem/000/001/054/1054475/

480GBで2万円のSSD

SanDiskの480GBが約19千円なのでインパクトが薄れてしまったけれど、こちらも480GBで税込ギリで2万円切れております。

速度はSATA3の限界に近い500MB/sオーバーとなっており、本当にそこまで出るなら充分。気になる点はTLCとなっており、MLCに近い速度が出るのならば何をしているのか謎な点。

東芝製NANDは良いけれど、販売店が修理交換に対応してくれないなら日本語のページは無いようなので、RMA申請はハードルが高い。冒険者向けでしょうな。

256GBのPCIe接続SSDが199ドルで発売予定

サムスン950 PRO、256GB版199.99ドルで10月発売 - Engadget
http://japanese.engadget.com/2015/09/23/2-5gb-ssd-950-pro/

950PRO

M.2スロット、PCIeで転送するSSDは珍しくは無くなったものの高性能な物は馬鹿高い。しかし、こちらは256GBで199ドル、単純に1ドル120円換算すると2.4万円なので、SATA3接続SSDの512GBに近い安さ。日本に来ると2.4万では効かないだろうけれど。

シーケンシャル最大で(容量512GB版は)読込2,500MB/秒、書込1,500MB/秒という、SATAでは無理な超高速。私のPCにはM.2スロットが有るので冗談で購入してみたいけれど、いくら安くなったとは言えストレージに2万円超えは出せないのが私。

RAMディスクが3,000MB/秒前後とすると、かなりメモリの速度に近付いて来ております。大量にデータを転送する人には最適でしょうな。

ちなみに私はシーケンシャルが300MB/s前後、ランダムが普通のSSD並なら結構。それ以上の速度が出ても、どちらも速すぎて違いが判らない。

 

パソコンが用途を追い越している?(まとめ)

3Dゲームやデザイン、エンコードとかマニアックな事をしない人ならば、この程度の性能と容量を超えるパソコンは要らないのでは無かろうかという例。

  • CPU:Core i3(3GHz、2コア/HT)
  • メモリ:8GB
  • SSD:256GB
  • グラボ:※無し
  • モニタ:HD解像度

おそらくこれ以上の性能にしても解像度以外は違いが判らないと思われ、この程度ならば6~7万円のノートPCでも良いレベル。

高性能や大容量を求めなくとも初めから盛られており、適当にパソコンを購入しても「メモリが全然足りない」とか「CPUはもう少し高い物にしておけば良かった」などと後悔する人は昔ほど居ないと予想。

しかし、10年以上前を振り返り、NEC暗黒時代のPC-98シリーズ全盛期を思い出すと、FDD(フロッピー)からHDD(ハードディスク)へと移り変わった辺りも同じような事を考えていた気がする。

HDD 240MBなどという大容量は使い切れないと思っていた数年後には80GBでは足りなくなり、HDDは超高速なのでこれ以上の速度は不要と思っていたならSSDが登場し一変。(私はそれ以前にRAMディスクでHDDの遅さを体感してはいたけれど、速い理由はRAMだから、と決め付けていた。)

CPUのコア数やクロックの高さは本当にこれ以上必要無いのか、SSDはSATA2を超える速度が出るならPCIe接続によるGB/sクラスなんか本当に要らないのか。4K解像度が最低限になる時代は絶対に来ないのか。

一応な自作PCユーザとしては、CPUが6コアの4GHz程度では話にならないような時が来て欲しいとは思っております。

生きている間には絶対に来ないとも思っているけれど。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

ultraplusは砂ではないですよ
どことは言えないのですが
金属筐体でなくはめ込み式のプラスチック製筐体にちっちゃな基盤を乗っけただけなので安いのです
個人的にはもう少し出してultra2か、MLCがよければTOSHIBA CFDのとか買ったほうがいいと思います

>実測
https://twitter.com/Tsukumo_eX/status/623431728732901376

速度に関してはやっぱり環境の影響が大きいみたいですね

>コントローラー:非公開
ロシア向け製品になりますが、Silicon MotionのSM2246XTが搭載されていたそうです

SanDisk SSD PLUSを買った
http://gurin2.blog.so-net.ne.jp/2015-08-02-1
SANDISK SSDプラス SDSSDA-120G-J25 のクチコミ掲示板
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000795564/#18974802

TUKUMOで5年保証にして購入するのも良さそうです。480GBを次期購入候補に入れておこう

ASCII.jp:快適ゲームプレイ! 『サンディスク SSDプラス』でSteam専用ドライブを作る! (1/3)
http://ascii.jp/elem/000/001/054/1054005/

>実測を価格コムのレビューより拝借
私のIntel製520シリーズな120GBだと

SequentialRead(Q=32,T=1):295.382MB/s
SequentialWrite(Q=32,T=1):172.219MB/s
RandomRead4KiB(Q=32,T=1):23.065MB/s[5631.1IOPS]
RandomWrite4KiB(Q=32,T=1):59.034MB/s[14412.6IOPS]
SequentialRead(T=1):401.977MB/s
SequentialWrite(T=1):173.635MB/s
RandomRead4KiB(Q=1,T=1):20.489MB/s[5002.2IOPS]
RandomWrite4KiB(Q=1,T=1):47.320MB/s[11552.7IOPS]

Test:1024MiB[C:69.9%(77.7/111.2GiB)](x3)[Interval=5sec]
OS:Windows10Professional[10.0Build10240](x64)

比較すると

SanDisk:Crucial:Intel
マルチSeq……549:563:295、387:335:172
マルチ4K……160:381:23、310:271:59
シングルSeq……535:274:402、383:328:173
シングル4K……23:29:20、94:152:47

シングルのシーケンシャルくらいしか話にならなくてお笑い。最近のSSDはマルチ処理が速いのですかね。


>240GBという容量が砂臭過ぎて怪しい
SANDISKのSSDは、今のところ「SSD Plus」「Ultra」「Extreme PRO」のSATA接続SSDシリーズは、すべて 120→240→480→960GB という容量ですね。mSATA接続のUltraは128→256→512GB。どのシリーズでも「0Fillで高速化」はしませんから、まころんさん、シン@陸奥さん方が仰るように、SandForceを採用している訳では無いでしょう。

>TLCとなっており、MLCに近い速度が出るのならば何をしているのか謎
一般的にはコントローラのクロック向上、大容量キャッシュの搭載、くらいですかね。サムスンのEVOなら、書き込みバッファとして確保した容量を、TLCではなくSLCとして使用する「TurboWrite」が特徴ですが、こちらのサンダーバードはよく分かりません。

>この程度の性能と容量を超えるパソコンは要らないのでは無かろうか
とりあえずストレージにSSDを使用してさえいれば、XP時代のシングルコア、メモリ1.5GB程度なPCでもある程度は快適に動作しますね。腰を据えてゲームをプレイするのでなければ、性能は大して求める必要はない印象。

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BTOパソコンメーカー比較

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