SSDは低価格帯が人気、寿命は気にしなくて良いのか?

2015年4月 1日

2015年4月頃のSSD価格情報。

年に数回SSDの価格が気になり見ているけれど、今回の人気ランキングは安い物が売れているという特徴が見え隠れ。性能や寿命を気にするより、安さ重視になって来ているのか。

エイプリルフールは毎年スルーのマジ記事。

SSDは低価格が重視されている傾向

価格は2015年3月31日、23時過ぎのスクリーンショット。

SSD人気ランキング

source:価格.com - SSD 人気売れ筋ランキング

1個ずつ解説しようと思ったけれど、大変そうなのでリストにすると、

  1. キングストンSV300・・・120GBで7千円切りは格安
  2. クルーシャルMX100・・・1月に新製品が出たけれど旧機種が上位
  3. トランセンドTS512G・・・512GBで2.2万は安い方
  4. ADATA ASP600S3・・・256GBで1.1万は安く、7mmは汎用性高い
  5. CFD CSSD-S6T・・・マニアに根強い人気の東芝製HG6y

全てでは無いけれど、1、3、4は価格の安さで高順位を取っていると見てよろしいかと。3種類の容量が揃っている為、コスパ重視ならこれらの中から選ぶという手も有りでしょう。

2位のクルーシャル旧製品は、新たに出たMX200は低価格が武器と言われていたものの、蓋を開けてみると250GBが1.5万円近くしており意味無し。MX100の後継、BX100も言うほど高性能でも無く、実績の有るMX100が売れているのかと。

5位のCFD製品は、NANDの寿命が来るとリードオンリー、書き込めなくなるという特長は有るものの、寿命が短いという検証結果も出ており、東芝ファンが支えているのでしょう。

6~20位までを見て重視されていると感じる優先順は、価格>性能>メーカーやブランドという印象。

 

最近リリースのSSD関連ニュース

PCI-Express(以下、PCIe)スロット直挿しSSDの新製品。

アスク、Huawei製PCI Express SSDを取り扱い開始 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/biz/20150331_695496.html

ES3000-V2-PCIe-SSD

PCIeスロットとはグラボ挿す所。

容量ラインナップは、LowProfileタイプが600GB/800GB/1.2TB/1.6TB、フルハイトタイプが1.2TB/2.4TB/3.2TB

2TBを超えており、トリッキーな設計なのか。何の事かは後で。おそらくRAIDでしょうな。

3.2TBのモデルでは、リード速度が最大3GB/sec、ライト速度が最大2.1GB/sec。持続的な4Kランダムリード速度は75万IOPS、同ライト速度は22万IOPS、

実測でそこまで出るものなら、DVD片面1層のイメージファイルが2~3秒で転送出来てしまえそうな超高性能。

気になる点は、コネクタ付近に並ぶ液体コンデンサ群。Huaweiは中国の企業なので、GeForce GTX 480の真横に挿してSSDが爆発という、新しいネタ狙いしているのかも知れない。価格は不明。おそらく超高額。

もう一つもPCIe接続でM.2スロット仕様。

高速M.2 SSD『HyperX Predator SSD』発売 - Engadget
http://japanese.engadget.com/2015/03/27/pcie-x4-1gb-m-2-ssd-hyperx-predator-ssd-marvell/

kingston-hyperx-predator-m2-ssd

最近の一部マザーにはM.2スロットが搭載されており、それ用。メーカー公称値で、この表記は新しいかも知れない。

書き込みバイト総数(TBW) 240GB 415TB、480GB 882TB

240GBモデルは、記録部分の寿命まで書込量415TBが目安という意味。1日4GB書くなら280年くらい生き残りそうな計算。価格は不明。2.5インチSSDよりは高いはず。

もう一つはmSATAの新製品。

サンディスク、容量128~512GBのmSATA型高速SSD - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150325_694463.html

ultra-2-msata-ssd

ノートこそSSDは最適と過去書いた記憶が有るものの、デスクトップの自作PCほど普及せず。ノートは薄型が流行りなので、これを機にSSD標準が普及すると良いですな。

価格は別の情報によると、128GBが1万円前後、256が1.4万、512が2.4万円くらいとの事。256GBなら2.5インチと2千円くらいしか変わらない辺りもよろしいかと。

512GBは2.5インチと同じくらいだけれども、ノート本体価格が底上げされる為、もし搭載されるなら数の出ないゲーム用になると予想。

SSD裏話をSSDコントローラメーカーに聞いてみた - AKIBA PC Hotline!
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/20150323_693997.html

最初のポイント。

SSDの寿命はNANDフラッシュ自体の書き換え可能回数だけでなく、ECCの出来に大きく左右されるそう。例えば、ECCを最適化することで、ワンランク下のNANDフラッシュを使ったとしても、上位モデルと同等の寿命を実現できるくらいに効果があるとか。

シグリードが自社の宣伝の為に強調しているとは思えるものの、嘘は言えないだろうから本当なのでしょう。

ECCとはエラー訂正機能で、サーバ用のメモリにも古くから使われている技術。某所の誰かがXeon搭載なのに、ECC無しメモリ搭載しているのは一部で有名な話。ここの私なのだけれども。

次のポイント、なぜ2TBのSSDが出ないのか。

32bitコントローラの制限」(メーカー)だそうです。32bitコントローラで2TBを実現するには、物理的に2個のコントローラを実装して束ねるか、かなりトリッキーなことをする必要があるそう

解り易い例ならば、Windows XPは多くが32bit版となっていた為、2TBを超えるHDDが普通は認識出来ず、売れずに価格が落ちなかったあれと同じ。

では、64bit版にすれば良いのかと言えば更なる悲報。

コントローラ1個の価格は50~100倍になるとか。64bitコントローラの研究自体はしているそうですが、2TB以上のSSDが手に入れやすくなるのは少し先になるかもしれません。

2TBクラスが出てもクソ高くなると思われ、しばらくお預け状態。SSDをデータ用としても使う事になる時期は、まだまだ先の話になりそうですな。

 

SSDの寿命は気にしなくて良いのか?(まとめ)

有名どころのテスト結果を2種類。

GIGAZINEの翻訳記事は最近海外で試されたデータ。Botchy~はやや古くなってしまったけれど国産データ。

いずれのテストでもSSDは寿命を気にしなくて良いほど故障しない、具体的には普通の使い方をしているなら、使用者本人より長生きしそうという結果が多め。

しかし、これらはNANDフラッシュメモリ部分の寿命で有り、どのくらい書き込むとヘタるかの実験。コントローラが故障したり、原因不明の認識不良がSSDでも起こらないとは限らない。

悪い例として、私が満を持して手が滑り購入したSanDiskのUSBメモリ故障の件。書込容量数十GB、使用時間は3時間程度で再起不能という短さ。症状から、おそらくコントローラの不具合と思われ、NANDがTLCならSSDと似たようなもの。

今後、SSDも大容量化し、NANDの寿命が来る前に次々と買い換えるとしても、突然ぶっ壊れる危険は回避不能。

というわけでいつも通りのまとめとして、バックアップは随時しましょうという事にて締め。HDDのデータ復旧はソフトウェアで出来る事も有るけれど、SSDの場合は一般PCユーザレベルでは無理だと思う。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(5)

>エイプリルフールは毎年スルーのマジ記事。
今年は自サイトでもエイプリルフールはやりませんw

システム・アプリ用のSSD (256GB、TOSHIBA THNSNH256GCS) の容量が足りなくなったので、新たにアプリ用のSSD (256GB、Crucial_CT256MX100SSD1) を取り付けましたw メインPCを購入当初は当時人気だった東芝のSSDを選び、今回は価格重視、性能や品質もやや考慮してMX100を選びましたw 容量は512GBも検討しましたが、まだ高いのと、必要容量を最大限見積もっても238GBで十分ってことで256GBにしましたw

ベンチマーク結果(アプリをインストールした後ですがw)

TOSHIBA THNSNH256GCS
http://1drv.ms/1IkZd0O

Crucial_CT256MX100SSD1
http://1drv.ms/1IkZ9hA

東芝のほうがシーケンシャルが速く、MX100がランダムが速い傾向にあるようですw でも全体的にはあまり違いがないのでMX100でも十分でしょうw 体感でも違いがよくわかりませんw

おまけでノートPCに取り付けたSSDの結果もw
ADATA SP600 (256GB)
http://1drv.ms/1DqzYLe
ノートPCのチップセットがSATA 3Gbps(SATA 6Gbps非対応)なので比較する意味がありませんがw

他のベンチマークソフトでの結果も貼っておきますw

AS SSD

TOSHIBA THNSNH256GCS
http://1drv.ms/1FguDoI
Crucial_CT256MX100SSD1
http://1drv.ms/1FguyBr

HD Tune

TOSHIBA THNSNH256GCS
http://1drv.ms/1FguG3W
Crucial_CT256MX100SSD1
http://1drv.ms/1FguKRj

ATTO

TOSHIBA THNSNH256GCS
http://1drv.ms/1xxK6kr
Crucial_CT256MX100SSD1
http://1drv.ms/1xxK9N6

>23時過ぎのスクリーンショット
1~5位までメーカが全て分かれるのは珍しい。私的にあらゆるソフトをSSDへインストールしたいため、最低でも256GB、できれば512GBが欲しいですから、1位の120GBは除外です。

出始めや普及し始めと違い、容量が倍増しても価格は2倍を超えることなく、むしろ容量が増える毎にGB単価が落ちて行くのは嬉しいですね。

>3.2TBのモデルでは、リード速度が最大3GB/sec、ライト速度が最大2.1GB/sec
RAMディスクで計測した数値と同じくらいの規格値ですね。そんなに速いと、CPUがボトルネックになりそうです。


SSDの寿命。SSDを単体で購入するユーザは、基本的にデータ保存用にはHDDを利用しているでしょうから、SSDが故障してもそれほどダメージは無いと思いますが、最近は500GB超のSSDも安くなり購入が容易になりましたから、バックアップの重要性が高まっていますね。

SSDを容量一杯まで使うとSSDの寿命が縮むって本当?

https://twitter.com/Shingi/status/583597076145012736

>MX200
サイトアラートに登録してみましたが、価格が下がり切ったところでの登録になってしまったみたいで1円~数円単位でしか動かないですねw ただ、価格.comで3~4月で見ると2,300円程下がってますし今後の値下がりに期待したいところです

>PCI-Express(以下、PCIe)スロット直挿しSSD
Intelの新型も控えているそうですよ

私には誰も追いつけないよ!:この性能は別次元──PCI-Express SSD「Intel SSD 750」の爆速を試す (1/3)
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1504/03/news035.html
NVMe準拠のPCIe 3.0接続となるIntel製SSD「SSD 750」レビュー。SATA 6Gbps比で2倍以上という圧倒的な速度性能を確認する
http://www.4gamer.net/games/296/G029696/20150401096/
ASCII.jp:PCI-E接続の高速SSD「Intel SSD 750」は730より数倍速い (1/4)|最新パーツ性能チェック
http://ascii.jp/elem/000/000/995/995756/

ベンチがi7(ITmediaと4gamer)とi3(ASCII)だったりするので見比べると何か見えたり見えなかったりするかもしれませぬ

コメントする ※要ユーザ登録&ログイン

BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

お知らせ


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

カテゴリと更新通知

プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。