パソコン工房のSSD換装サービス1万円は高いのか?

2019年12月17日

パソコン工房が実店舗でSSD換装キャンペーン。

12月4日から月末までの期間限定、当然ながら有料サービス。その価格が1万円、そして換装できなくても検証料6千円はガッツリ頂戴するスタイルに賛否両論となっております。

適当に見て参りましょう。

パソコン工房の期間限定SSD換装サービス

アイドルらしき人が載っているけれど、やめると一般人なので切っておく。

ssd_exchange_cpkv.jpg

12月4日(水)からな謎スタートとなっており、12月31日まで全店舗営業するつもりならば中々の対店員鬼畜工房。サービス業なら盆暮れ正月GW働くは仕方ないのか。

それは良いとして、右上の4つの利点が的を射ており、しかし体感でわかることは左端の高速静音くらいのものでしょう。

右下に書かれている通り、同時にcrucialの250GBまたは500GBのSSDを購入するとそれぞれ千円引きになる選択も。元の換装代がパソコン工房の言い値なのでお得感は皆無ながら。

「SSDに交換するメリット」より。

ssd_exchange_02.jpg

割と投げやりな空気を感じる。

あるあるなシーケンシャル・リード(連続読込)の速度だけで比較してドヤる表現は古い。比較するならランダム(4K)で良いと思う。

cdm-z97-ssd-hdd-2.jpg

source:Z97とXeonとSSD搭載の自作パソコンでベンチマーク

上の数値で最も都合の良い4KはQD32のReadなのでこうなる。

ssd-hdd-4kqd32.png

536倍も速くなってしまい草。

Windows 7の起動がHDDなら40秒の場合、SSD化すると0.07秒で完了するのかと言われると苦しい。しかしウソは言っていない(白目)

 

SSD換装代1万円や検証6千円のコスパは?

問題の価格がこちら。

検証料金 6,000円+成功時 4,000円=10,000円(税別)

※使用するSSDについては、当社の指定機種となります。
※SSDへの換装やデータ移行が成功しなかった場合でも検証料金 6,000円(税別)を頂戴します。

5chまとめの>>2と>>73より。

  • ぼったくりで草
  • 何も結果が出ないのに検証料金:6,000円は無いわ。

source:【朗報】「パソコン高速化!SSD換装キャンペーン」をユニットコムが期間限定で実施 : PCパーツまとめ

そうだろうか。条件により1万円や何もできず6千円は妥当と思う。

ノートパソコン分解してまでやるのか?

最初の画像を再び。

ssd_exchange_cpkv.jpg

ノートPCが写っておりましょう。

ということはノートの分解もする前提でのサービスになっているはずで、底の一部のフタを開けばHDDがコンニチハする機種なら6千円は高額ながら、丸ごとのガチな分解で開閉往復6千円は私なら割に合わないのでやりたくない。

作業自体はそう難しいものではないけれど、全体を開く設計ならば高確率でどこかの爪をぶっ壊してしまう。そんな危険を冒してまで作業したくない。

ではデスクトップならば簡単かと言えば一概にそうとも言えず、スリムケースは素直にストレージが出し入れできない設計の場合もあり、だいたい5分で終わるようなことではないのだから、職人の作業に6千円は妥当でしょう。

関係ないけれど、ソニーのMDミニコンポを電器屋経由で修理依頼した経験があり、見積もる前の確認として、開く(分解する)だけで1万円かかるが良いかと言われて中止したことがある。それと同じで6千円が嫌ならやるな、もしくは自分でやれ。

OSのクリーンインストールからの作業?

違うとは思うけれど、もしそうなら成功時の1万円は安すぎる。何が大変かはOSのインストールではなく、その後の作業がバチクソ面倒すぎて割に合わない。

Windows入れるだけなら20~30分程度で勝手に入るとして、その後にドライバを入れまくらねばならないところも10なら自動で入るとしても、ユーザのデータをどう移すか、その移行方法で納得してくれるかが問題。

OS入れ直してデータをコピーなどで移すと、当然ながらブラウザを入れ直せばログアウトした状態となり、パスワードわからないとか言われても困る。

年賀状ソフトが入っているなら、先にデータを移して後でソフトをインストールした場合、初期状態のデータでアドレス帳上書きされる可能性がゼロとは言えない。

もっと細かく言えば、「Steamであのゲームが入っていたが」と言われて全部入れ直すことになるのか。相手はSSD交換してWindows入れるだけの作業さえできない素人なので、説明して通じるかがハードル高そう。

というわけで、クリーンインストールならば最初からこのサービスは破綻していると言えるほど無茶な作業。 

クローニングするならツールは何を使用?

クリーンインストールではないならクローン作るのか。

source:クローニング(クローン)とは - IT用語辞典 e-Words

ファイルやディレクトリのコピーでは複製されない管理領域などに記録された特殊なデータも含めて複製することができる。

当サイト常連の人なら私が時々、年に数回他人PCでやっているこの機械が使えるならばかなり楽、かつ安全。9年前の記事より画像。

mal-2235sbkの中身全部その1

source:MARSHAL MAL-2235SBKのレビュー・評価と口コミ

真ん中のデカいスロットにHDDとSSDを挿し、電源入れてボタンを2回押せば後は待つだけ。1時間前後で中身全く同じHDDとSSDができるのでSSDを挿せばHDDの時のようにSSDから起動する。

しかしこいつの弱点は、HDDよりSSDがわずかでも容量が小さいならば動かない。同じ250GBでもSSDがHDDより1セクタでも小さければコピーできない。

ハードディスクにあるすべてのセクタに通し番号を振って、その振られた通し番号でセクタを指定する方式 

source:LBA | ハードディスク | IT用語辞典 | 日立ソリューションズ

それ以前の問題として、今どき動いているパソコンのHDDならば最低でも500GBとすると、パソコン工房の指定するcrucialの250か500GBではクローニングできない可能性がスーパー高くなりましょう。

ならばソフトウェアでクローンするしかなくなり、フリーソフトを商売で使用してはならない場合がほとんどなので買い切りか月額の有料版。そして多くは中国製、しかも失敗することもあるギャンブルでございます。

その場合、開封してデータ書き込んだcrucialのSSDは返品できるのかと言えばムリでしょう。検証代6千円+SSD代も支払い何も変わらない、そんな冒険をパソコン工房が店舗でやるのか。


私が個人でやるならAOMEIの無料版で作業するはアリだとしても、金をもらう以上は責任があるのだから、そこをどうしているのかまで考えると1万円では割に合わないサービスでは?と疑える。

 

パソコン工房の営業戦略が相変わらず不明

わかりやすいメーカーを2つ挙げるとマウスとDELL。

マウスは個人向けを主なターゲットとして、中でもゲーミングPCに力を入れており、隙間を埋めるようにクリエイター向けの単価の高いモデルの販促強化が特徴。

DELLは逆に法人が主なターゲットで、FAXやハガキによるDM攻撃を無差別に拡散しまくり、単価の安い機種をエサにして大量または少しでも高いパソコンを売りまくるスタイル。

わからないのがパソコン工房で、今回のSSD換装期間限定1万円(できなくても6千円)の意図が何かと不明。

太字を分解して推測すると、期間限定は延々と続けて良いサービスなのかをお試し期間していると思われ、価格設定の1万円もしくは6千円は妥当なのかも探っているのかと。

SSD換装が最も理解不能な部分で、やると店側はリスクばかり。

  1. 改造扱いとなり元PCのメーカー保証や修理がムリに
  2. SSD換装で延命されるとパソコン買い替えない
  3. 何かあれば再び頼られサポートするハメに

1は自作でなければどこかのメーカー製PCのはずなので改造勧めて良いものなのか。自作ならば問題ないけれど、そうならSSDくらい自力で換装するはず。

2はタイミングがまだ早く、やるならせめて2月の7終了買い替えフェスティバルが終了してからでも良かったのでは。今はSSDで延命させている場合ではなく、パソコン工房にとってはHDD搭載PCは買い替えを促す時期。

3はそこまで考えていないのか、逆に考えて狙っているのか。私ら個人でPC自作する人間が最も恐れる恒久サポートセンター状態を作ろうとしている。しかしそれで常連となり、店なのでカネになるなら利益となりアリなのか。

アリかも知れないだけで、全体的に見るとこの時期にSSD換装をキャンペーンする意味や理由が見えない。プロのやることには全て意味があるとするなら、パソコン売るプロの発想と思えず、年末なので思いつきで何かしよう的な流れを感じる。

肯定的にとらえると、2月から期間を限定せず始めるサービスを今からとりあえず1ヶ月で試してみて、行けるようならワンコイン診断のような定着化を狙っているのかも知れませんな。

「パソコン工房の売上は実店舗>ネット販売」を思い出した。

パソコン工房視点ではなく消費者目線で見ると、知識がなくとも1万+SSD実費出せばPCクソ早くなり延命もできるサービスは大アリ。ぜひ期間限定なしで再開して継続して欲しい。

「パソコン工房でやってもらえ」と言えるようになると助かる(本音)

ところが皆その辺りは考えており、結局はプレミアムモルツ1ケースで引き受けてしまう私が私。冬なので期間限定で500ml缶の方でもOK。※夏場は500缶はぬるくなる(何の話だ

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

>SSD換装サービス1万円
換装といってもただ入れ替えるだけではなく、データのコピー&整合性の確認まで含めて1万円ですから、けっこう面倒に思います。万が一に壊れても責任を問わないと約束が無いなら私はやらない。

>何も結果が出ないのに検証料金:6,000円は無いわ。
体調が悪くて医者に掛かったなら、薬代とは別に診察料を払うのが普通ですがね。

>クローニングするならツールは何を使用?
無駄に高額化しますしパソコン工房としても大容量SSDばかり出す訳に行かないでしょうから、全領域クローンのデュプリケータではなく、パーティションマスター等のソフトで使用領域だけクローンでしょうね。

コメントする ※要ユーザ登録&ログイン

BTOパソコンメーカー比較

マウスコンピューター

高性能: ★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★★

令和時代の鉄板スタンダードなPC初心者向けメーカー。標準構成のバランス感覚が突出しており、私でさえケチを付けることが滅多にできない。性能の下から上まで幅広く実用的。

パソコン工房

高性能: ★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

ドスパラ

高性能: ★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★★

昔はドスパラ=BTOだったけれど最近は普通のパソコンに力を入れておらず、2018-2019年の偽インテルチップ中華SSDの件が未解決なので信用問題的に何とも言えない。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向け。

FRONTIER

高性能: ★★☆☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作しない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。

※並びはBTOメーカーの知名度の順(暫定)で、大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
格安SIMなb-mobileを勝手に評価
格安SIMなLinksMateを勝手に評価

カテゴリと更新通知

プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。