ハードディスクの故障でなければデータ復元率は高い

2011年7月 7日

データ復旧はおかしな会社が多く、これだという業者はIUEC以外見当らず。

危ない業者に見られる特徴は、料金が不明でやっている事も不明。やたらとプロ集団、独自のノウハウ、軍用がどうとか言うものの具体的な紹介や根拠無き輩多し。

パソコンに詳しくなくとも自分で出来るデータ復旧方法を私の知る限りで、分り易く参ります。お約束ですが、私が書いた通りにデータ復旧を試み失敗しようと何があろうと自己責任にて。

※以下、HDD=ハードディスクの略

 

故障したパソコンの修理は大きく分けて2種類

電源が入らない、画面表示しないなど、マザーボードや電源、メモリのような交換で直るものなら金はかかりますがまだ良い方。問題はハードディスクのトラブルで、データというパソコン内で最も重要な記録部分の故障。

基板など物が壊れても交換すれば良いもののデータは交換出来ない。

ハードディスクの壊れ方の種類を適当に分けます。上から軽度。

  1. ファイルなど一部のデータが壊れて読めない
  2. 同じくファイルが壊れて読めないが、破損が増えて行く
  3. 回転しているが認識しない
  4. 電源が入らない、うんともすんとも言わない
  5. 回転では無いカツンカツンという異音

1と2はセクタエラーというやつで、2までの症状が出ているなら今すぐデータをバックアップしてパソコンを修理、またはHDD交換をお勧め。3以降は本格的にハードディスクが壊れており、専門の業者が分解したり基板を交換したりの修理が必要。

そして故障していない、ハードディスクは認識するけれどデータが全て無くなっている、フォーマットを促されるという症状も有りますが、これは故障というより何かが原因で領域が開放されただけの可能性が高く、市販ソフトで完全にデータ復元出来る事が良く有ります。

 

故障したハードディスクを復旧する専門業者の選び方

先に書いた3~5の認識しない、電源が入らない、クラッシュしているなら私ら設備無く知識も不足する素人には無理でしょう。諦めるか、一か八かで信用出来そうなデータ復旧業者へ依頼する事になりますが、どこを見て決めたら良いのか判断のポイント。

オンライン以外でも受付けている

いくらWebデザインが凝っていようと、パソコン系の自称業者は多く居ます。趣味の延長、自宅の部屋でも特定商取引表示(責任者のフルネームや住所、電話番号など)さえ正確なら私でも業者を名乗れるでしょう。社屋や事務所の見えない個人に重要なデータを預ける事無かれ。

料金体系がはっきりしているか

どこの業者もそうですが、10万円「より」などという青天井方式で、実際にいくらの費用かは「見みなければ分かりません」と来る。一旦預けてしまうと、人質ならぬ物質状態となり、身代金を払う事になり兼ね無い。

設備の詳細や技術の公開

HDDのデータ復旧で金を取るならクリーンルームは必須。設備や技術的な紹介が無く、Webサイト(ホームページ)は素材集かと思える安めな作りなら注意しましょう。故障したHDDがクラッシュしていれば分解必至。クリーンルームの有無は重要というか無ければおかしい。

HDDを物理的に壊して証明を発行出来るか

HDDを破壊する機械の詳細が解説されていたり、秋葉原なら今もやっているか知りませんが、ソフマップが千円程度で目の前でぶっ壊してくれます。復元したデータのコピー先HDDは新品になる場合、元のHDDを壊して返却または証明し処分出来るかは真っ当な業者として当然でしょう。

 

ハードディスク故障とデータが飛ぶ内、家庭で出来る復旧方法

専門業者でなければ修復が困難な故障

  • ハードディスクの中から異音がしている(メトロノーム、キイキイ音)
  • ハードディスクをパソコン(BIOS)が認識しない
  • 電源が入らず回転しない

クラッシュは分解が必要になり、HDDはホコリどころか花粉以下の塵などでもディスク(プラッタ)に付着すると故障すると言われています。

BIOSの段階とは、パソコンの電源を入れて黒背景にメーカーロゴが出たり、白い文字で英語がだらだら表示されるタイミングで、ここでハードディスクが認識しなければHDDの基板を交換したりなど、交換パーツが無ければ無理。

電源が入らず回転しないも同様。どこが故障しているのかは、部品を交換してみなければ正確には分かりません。

家庭でも回復出来るハードディスクの不具合症状

  1. Windowsは立ち上がるがファイルが壊れており止まる
  2. Windows起動途中に再起動、青い画面になるなどの障害
  3. ハードディスクは認識しているがデータが無く空になっている

これらはデータはHDDに残っている事が有ります。特に3番目、フォーマットしてもその後に上書きしていなければ丸ごとデータは残っております。見えないのみ。

1はHDDが物理的に故障する前兆で、早めにバックアップしHDD交換。2はWindowsの起動用ファイルが壊れている、またはHDD以外のハードウェアの異常で再起動している可能性も有り、個人データは丸ごと残っている事多し。3は市販のデータ復元ソフトで戻せる事が多く有ります。

 

故障していなければデータの復元率は結構高い

Windowsが起動しないからと言って個人データが消えているとは言えず、外付けやセカンドとして接続すればバックアップしたような状態でデータを見る事が可能な事は多く有ります。かなり高確率で私の経験のみで言えば9割以上。

問題は本当に消えている場合、データが飛んだなどと思われるかと推測出来ますが、例えリカバリをしても残っているファイルは復元出来ます。解り易い例としては、ファイルをゴミ箱に入れ、ゴミ箱を空にすると捨てたファイルは完全に見えなくなりますが、消した直後なら見えていないだけでディスクには残っているという事です。

ハードディスクの復旧、復元救出記事で実践しているため詳細はそちらで。見えなくなっただけで消えたと思うのは気が早いという事。良く判らない業者へ依頼する前に、自分で試してみる手も有りかも知れず。

リンク先でも赤太字で書いていますが、必ず復旧するハードディスク以外のハードディスクへデータを復元するよう指定しましょう。パーティション(領域)を分けても駄目です。

 

パソコンに詳しい知り合いなどへ依頼するには?

専門業者に依頼する程の故障でも無く、市販ソフトで復旧出来そうな状態でも、不安で手順に自信が無ければ他人へ依頼するやも知れません。

私は受けたくないものの、個人として数ヶ月に1回程度の頻度で修理やデータ復旧を依頼される事が有ります。なぜ受けたくないかはデータ復旧はブログのネタにならない為。なぜ受けるかは、突っぱねると気の毒だから。金銭は受け取っておりません。

金を1円でも貰った時点でそれはプロの仕事であり責任が発生する為。しかし依頼した側も気が済まない、という事で上等な酒や菓子を貰う事は有ります。

これは私の考え方のため、スムーズに依頼するなら先に『成功報酬5千円で』などと条件を依頼側が提示しましょう。受ける側からは言いにくいものです。

話逸れましたが、次は『こうして貰っておくと作業が早く正確になる』という、ハードディスクの不具合準備とでも言いますか、修復する側からの提案を申し上げます。

リンク用ソース

コメント(4)

今週職場の業務端末が壊れたんですよ。事象はというと使用中にブルスク発生。
結論から言ってしまうと原因はHDDでして、OSの起動は普通にするのですけれど、ある領域にアクセスすると途端にブルスクかハングするワケですよ。
で、その発生時刻にイベントビューアへ
"ページング操作中にデバイス \Device\Harddisk1\D 上でエラーが検出されました。"
だとか
"データをトランザクション ログにフラッシュできませんでした。障害が発生する可能性があります。"
とかいうメッセージがダラダラと出力されていて、CDIだのHDTuneでみてみると回復不能セクタやら代替保留セクタがカウントされてるという…

システムDISKだったのですが、幸いなことにと言いますか、この時点ではまだセクタ不良がシステム領域及んでなかったのでしょうね。
OSは普通に起動してくれる分エラい助かりました。

今回はそういう物凄ーくわかりやすい親切な壊れ方wをしてくれましたので、故障箇所の切り分けに時間を取られることも無く(本来ほんとはここが一番かかりますよねw)、普通に交換用のHDDだけを送ってもらいスケジュールで取っていたバクアップからリストアであっさり故障前の状態に復旧することができました。

つまり何が言いたいかって言うと、バックアップは偉大w


>という事で上等な酒や菓子を貰う事は有ります
とりあえず焼酎乙w

データ復旧はダメ元でやる最後の手段でしょうな。

今はどうか知らないけれど、データ復元ソフトとして有名なファイナルデータは画像フォーマットを無視して全てBMPにしてくれたり、構造まで戻せないなど今考えると貧弱過ぎる仕様。私が利用している復元ソフトが既に販売終了しており、これが良いとソフトウェアを名指し出来ない辺りが弱い所。

ブルースクリーンはマイクロソフトが「Windowsが故障していると思われると嫌なので止まったり再起動する」という、逃げのような気がします。Windowsが壊れても青くはなるものの、無線LANのエラーでWindows起動途中に強制再起動する意味が解らない。

HDDさえ無事なら何とかなるものの、やはりバックアップが重要。

#本日より3~4日間、古いストックをリリース予定。HPノート評価3連載を3記事同時に書いている為。ちなみにこれは1年半前に書いた記事で古い表現が多数有りますが仕様という事で。

>私が利用している復元ソフトが既に販売終了しており
不確定な情報であることは始めに断っておきまして勝手な推測ですがw
おそらくヒツジ先輩が使っておられたソフトの後継はコレではないかと
http://www.data-recovery-software.net/ja/
そうであれば入手は可能かもです。

そして日本版であろうモノも一応存在してます。
http://www.a-d.co.jp/r-studio/buyonline/standard/
ただ、何故かパッケージやリビジョンがエラい違うw
販売元のデータ復旧会社自体は単に日本の販売代理店で、自社の無料診断ツールをエサというか入り口にして製品版にアップグレードさせる系の売り方みたい。

エディッションやエマージェンシーディスクとやらのアーキテクチャが同じに見えますので、おそらくソフトのオリジナルは上のr-tools technologyなるところが製造元なのではないかと妄想。

自宅PCのストレージが故障したことはありませんが、誤ってファイルを削除した時に備える効果でも、バックアップは重要ですね。特に画像編集ソフトを使用している際は、何故か誤って「上書き保存」ボタンを押してしまい、頭を抱える事態が発生しますから注意ですね


>ハードディスクの壊れ方の種類を適当に分けます
>3.回転しているが認識しない
以前、L字型コネクタ&細身のSATAケーブルを取り付けたら、2回に1回の確率で起動時にドライブ(光学ドライブ・HDD・SSD)を見失って起動できない、もしくは起動できてもいくつかのドライブを見失う、という事態が起こりました。1本800円くらいした高いケーブル(SATA3.0対応。20センチで4本購入)だったため、少し後悔しました。初自作時にこういう事態が起こると、ドライブかマザーボードかケーブルか電源か、と疑う対象が多くて大変ですね

>5.回転では無いカツンカツンという異音
USB接続の外付けHDDから「カッコンカッコン」という鹿威し(ししおどし)のような音を聞きましたが、私の場合、叩いたら直ったのですよね。現在はケースを取り外して内蔵のHDDとして使用していますが、今のところ問題なく動いています。読み取り不良が衝撃で直ることがあるのでしょうかね

>故障したハードディスクを復旧する専門業者の選び方
>料金体系がはっきりしているか
個人的には、勝手に直っていた場合でも料金を領収する会社は信用できますね。言わば修理業者は医者ですから、診たけど問題ないからタダで良いよ、だと、お前プロとして仕事してないだろ、と疑って掛かりたくなります


フリーウェアでも復元系のソフトはありますが、例えばあちこちでよく名前を聞く
「DataRecovery」(URLは窓の杜内の紹介ページ)
http://www.forest.impress.co.jp/lib/sys/file/delundel/datarecovery.html
で試した際、あくまで私の環境でですが、復元率は95~96%くらいでしたね(150GBの画像・音楽・動画・ワード・エクセル・テキストファイル等の詰め合わせを削除→USBから上記ソフトを起動して復元、という方法。復元後にファイル比較ソフトにてデータが同一か判断)。確かにそこそこ高い精度ですが、1TBの復旧だと精度99%でも10GBは戻ってこないわけですから、壊れないに越したことはないですね

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

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初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

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パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

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デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

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2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

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部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

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自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。