デスクトップ版VAIO15年モノのデータ救出を試みる

2018年3月 7日

友人の実家にあるVAIOが故障。

遠方なので宅配で送るよう伝え数日で到着し、やたらデカい箱を見てまさかと思えば同じVAIOという名前でもデスクトップの方。モニタやキーボード、マウスまでフルセットにて助かった。

データが無事なら御の字(ありがたい)との事。

使用環境のインタビューと現物の画像

ケース開かなくとも判る、PC本体前面にはWindows XPとPentium 4のシールが貼られており軽く10年以上も前のパソコン。

VAIO前面

実家の両親さん(以下、X氏)、PCはXPなのにスマホでLINE使えるらしいので症状を聞いてみた。

  • 電源を入れてしばらくすると青い画面で止まる
  • 時々正常起動していたので騙し騙しだったが無理に
  • 用途は個人商店の売上管理で週に一度Excelを使用していた

なぜ聞いたかは、X氏の環境と私の自宅では電圧や室温などが違うので別の不具合が出た場合にトンチンカンな作業になってしまう可能性があるため。

使用頻度の低さから15年ももったのでしょう。公式はこちら。

「バイオLX」 PCV-LX95G/BP・LX85/BP・LX55G/BP・LX55/BP
https://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCV-LX95G/

vaio-lx-pdf

VAIO LXシリーズ、中でも最上位機種であるPCV-LX95Gの主な仕様。

  • CPU:Pentium 4-1.70GHz
  • マザー:インテル845チップセット
  • メモリ:256MB
  • グラボ:NVIDIA GeForce MX2(AGPx4、VRAM:16MB)
  • HDD:80GBUltra ATA 100
  • DVD:一応スーパーマルチ
  • 映像出力:付属ディスプレイ専用34pin
  • その他:メモリスティックスロット、TVチューナーなど

意味判る人がニヤニヤしていそうな古さ。

問題は赤文字にした箇所で、もしモニタ同梱してくれなかったならどうしようもなかった。デジタルどころかD-sub15pinさえ付いておりません。S端子はあるとか言われてもそんなテレビもう持っていないしケーブル昨年捨てた。

VAIO背面

右上の端子がPS/2(昔のキーボードとマウス)と思うかと。残念ながらこれはTVチューナなのでS端子であり、PS/2端子はモニタの台座に付いているというVAIO仕様。

実際の動作はどうなのか?

青い画面で止まるという事はブルースクリーンだろうから電源は入り映像は出るはず、というわけで電源ボタン押してフォーンと同時にチュイーンという音にややビビリながらF2キーを連打。※古いHDDはスピンアップ音がハデ

国内大手PCのBIOS設定はF2が多いので勘で、ビンゴ。

BIOS

HDDは認識しており別の画面ではメモリも認識。認識しているからこそブルスク出るわけで当たり前と確認しつつBIOS抜けて起動へ。

セーフモード選択画面

Windowsあるある画面になったので、正常時の起動と同じやつを選択。

0x000000ED

ストップコードは0x000000ED、HDDの可能性大ですな。

「さすがヒツジ先輩、コード覚えているのか」と思ったなら大間違い。ググっただけであり、自慢では無いけれど1つも覚えておりません。

この後、セーフモードにしても同じく青画面で停止。どうにか起動してほしかった理由は上で赤文字した通りHDDがUltra ATA 100、IDE接続なのでHDD取り出しても接続できるパソコンが無い。

 

15年モノなデスクトップVAIOのデータ救出を試みる

Linuxでデータを抜き出そうとしてみる

分解してHDD取り出しても意味がないのでUSBメモリにLinuxを入れ、そちらから起動できればHDD内のデータ取り出せるだろうと推測。

USBメモリのブータブル化はフリーソフトのRufusを利用。

rufus-ubuntu16

10分くらいで完成したのでVAIOへ挿して電源オン。

Linux起動せず

この画面から進まないこと10分以上。

Ubuntuではダメなのか?と予想し、RedHat系など他4種類を試すも同じく上の画像のところから進まず。

ブート用のRufusとの相性が悪いのか?と予想しこれへ変更。

Linux-Live-USB

Linuxの何かを選び自動でダウンロードしライブUSB化してくれるフリーソフト。しかしこれでも同じように停止してしまう=このVAIOでは無理なのかとあきらめた。 

IDEからUSB変換でデータ退避してみる

困った事にIDEからUSBやSATAへ変換するアダプタを持っていない。正確には持っていたけれど昨年の大掃除もどきの時、さすがにもう使う事は無いだろうとして捨ててしまった。

これだけのために変換アダプタを買うとかアホらしい、しかしLinux編でムキになってしまったのでここで引き下がるは無理。

とりあえずAmazonで変換を発注しつつ、ダメ元でLINEの私グループへネタ投下。15名が集うグループ名はSheep PC Support。羊は複数系でもシープであり、PCで迷える子羊を別の羊が助ける会。もちろんヒツジ先輩が元ネタ。

LINEその1

きたーと思い思わずスクリーンショット。

続き。

vaio-dt-line-2

ピンク化面倒なので文字起こしはしない。

これで次へ行けると安心しブログを書き始め書き終えた後に寝てしまいAmazonのIDE変換のキャンセルをすっかり忘れ、無駄に変換アダプタ2千円少々を支払う上、6千円規模の接待交際費をばら撒いてしまったという間抜けな流れへ。

というわけで、もらった古い外付HDDは使わず新品の変換アダプタで作業再開。古い外付HDDを分解するだけ損という時間のムダ+も忘れてはいけない。

ケースはPC本体背面のネジを1個外すと中身を引き出せる設計。

VAIO上空

懐かしの今はなきMaxtorがHDD。

せっかくなので観光がてら関係無いがもう少し。

電解コンデンサ

CPU周辺には懐かしの電解コンデンサがずらずらと配置されており、いずれも膨らんではおらず、さすがソニーといったところか。

テレビチューナとメモリ。

メモリとTVチューナ

メモリはおそらくDDRの無印、確かインテル900シリーズからDDR2が出たはずと記憶。上のTVチューナはアナログ終了で使えなくなっており遺跡状態にて余裕のバルス。意味不明なら失礼。

本題のHDDのIDEと電源端子を取り外し裏返した。

HDD取り外し

CPUクーラーがやたらきれいだったのはブルスク治るかもと期待し掃除したとのこと。HDDのガワにはホコリが所々に付着しております。ちなみに掃除しても直らない。

そして真打ち登場。サンワサプライ、USB-CVIDE5という製品。

ide2usb

こいつの凄いところは、IDE、SATA3.5/2.5インチの3種類に対応しており、ACアダプタはもちろん付属、電源端子にSATA用とIDE(ペリフェラル4pin)2種類も備える全部入り、しかもUSB3.0対応。の割に価格はSATA用とそう変わらない2千円台。

USB-CVIDE5

source:USB-CVIDE5 - サンワサプライ株式会社

私はヒツジ先輩なので1つは有った方が良いでしょうな。IDE変換は絶滅しそうな噂もあるので、必要なら今がチャンスかもしれない。なお、光学ドライブは使えない場合もあるとAmazonのレビューで見たので期待せず。

だいたいIDE接続の光学使うくらいなら、2千円台で売っているUSB接続の外付ドライブを買えと言いたい。

話を戻し、無事HDDを認識。

chkdsk走る状態

修復とかしないだろうし、もしいじられても困るのでスキャンしない。

GとHドライブがVAIOのHDD、2パーティション。

HDD空き容量

昔の大手メーカーあるあるな領域2分割と、家電量販店でPC購入する昔のPCユーザあるあるなデータ用ドライブとして使わない、がここでも展開。

データ退避したい場所(フォルダの事)を問い合わせると、マイドキュメントとデスクトップ画面だけとの事で拾ってみると500MBも行かない。それにしてはHドライブが数GB使っているようだし本当か聞くとX氏の子にあたる友人が昔このPCでゲームしていたらしく納得。ゲームのデータは要らないと言われたのでスルー。

データの転送は1分少々で完了。とりあえず私のメインPCのデータ用Eドライブへ保管。ここならEとFのHDD2つが同期するので安全地帯。

 

16年も前のPCでサポート切れWindows利用はアリか?

用途によればアリだと思ったのが今回のVAIO。

何に使われていたかは、超田舎の個人商店の売上管理で、客は周辺の住民、利益というより生活維持のために必要最低限の洗剤など日用品を置いていたり、宅配の受付をしている有償ボランティア状態。

最も近いコンビニが車で30分とか、当サイトのコメントのどこかで聞いたような生活環境。TakaQさんとは言っていない。

パソコンの電源オンは週に一度。今は確定申告の時期なのでほぼ毎日使おうとしたらVAIO逝ってしまったらしい。

ネットにはもちろん接続しておらず、紙のノートに書いた売上や仕入を見てExcelへ入力。DVDやUSBメモリなど使った事が無い、こういう環境ならばXPでも、15年モノPCでも使えるなら買い換えなくて良いのかと思った。

というわけで、ヤフオクなどでIDE方式のHDDを適当に落札して交換すれば延命は出来るかも知れないけれど、HDD交換でブルスク解決したとしてもWindows XPが無事か判らない。

さすがに古すぎる。もし予算取れるなら新PCどうかと勧めてみるとそうするとの事にて、さらVAIO。農家なので金はあるらしいけれど、使える物は古くても使うという良さげな昭和スピリッツ。

DVDかUSBメモリへデータを入れて送り返し、HDDは分解し、VAIO本体一式は無料引取業者へ着払いで送れば任務完了。DVDなら使わなくなったメディアが在庫あり40円くらいか、ドライブ無ければ千円くらいのUSBメモリを購入して郵送。

趣味でやっているので修理代とか受け取っていないと伝えたところ、それでは気が済まないと言われるので適当に野菜を送ってもらうことに。VAIO並の箱で来られても困るので100サイズ未満で希望。

このVAIO、故障しなければ20年以上使われていたかも知れませんな。

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リンク用ソース

コメント(7)

そんな遠いわけねーだろ(迫真)
徒歩だと30分じゃ厳しいが渋滞無いから車なら5分でいけるから(震え声)
ただし最寄りのバス停が徒歩90分で駅なら車で20分だ言わせんな恥ずかしい

カタログみてみましたが、メモリは仰せのとおりPC133、最大搭載メモリ512MB。
XP末期でさえ使いこなすには支障があったことでしょう。
このころのものですと、BIOSがUSBメモリからのブートをサポートしていなかった可能性があります。
光学ドライブがスーパーマルチでコンデンサが膨張していないのはさすがソニー。確かにそう思いました。

うちの親爺使えなくなっても捨てんぞ昭和スピリッツ!
その実家最寄バス停徒歩5分なれど日に3便あらやだぁ

かつて異動の際、本社が都内で地方インフラの知見皆無な総務の担当が、公共交通機関以外の通勤利用を認めません令を発動する暴挙に
エビデンス山盛りの報告書とともに、始発で始業に間に合わず、最終便が定時の終業より早い一日に2本限りのバスで、いったいどうやって通勤するのか是非ともやって見せてどうぞと煽りに煽ったのはいい思い出

>中でも最上位機種であるPCV-LX95G
説明書きに「液晶ペンタブレットディスプレイ」と書いてあるのですけれど、これ液タブなのですか。しかもTVチューナ内蔵。プリインストールソフトの中に「ポストペット」があり懐かしい限り。

販売価格はだいたい30万円というバイオショック。

PC Watch - ソニー、バイオMX/RX/LXなどデスクトップPCを一新
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0117/sony2.htm

>PS/2端子はモニタの台座に付いている
モニタが壊れたら強制的にUSB対応機器へ買い替えという共倒れ仕様、なかなか良い度胸ですね。

>USBメモリにLinuxを入れ
同年代のノートPC1台(DELL)、デスクトップPC2台(DELLとHP)で試したことありますけれど、どちらもUSBブートは不可でしたよ。読み込もうとする途中で止まります。ちょうどヒツジ先輩のエラーと似た感じ。起動USBメモリの作成は「UNetbootin」を利用。

OSDN - UNetbootin, Universal Netboot Installer 日本語情報トップページ
https://ja.osdn.net/projects/sfnet_unetbootin/

CDからはLinuxの種類にもよりましたが、基本的に可能。

>X氏の子にあたる友人が昔このPCでゲームしていた
その時代のゲームで8GBくらいとは大容量ですね。

>最も近いコンビニが車で30分とか
たぶんそういう場所にコンビニは無いです。絶対に採算が合いませんから出店しません。

>最も近いコンビニが車で30分
「君の名は。」の糸守町を思い出しましたw

糸守町 (いともりまち)とは【ピクシブ百科事典】
https://dic.pixiv.net/a/%E7%B3%B8%E5%AE%88%E7%94%BA

初めてコメントさせていただきます。

Rufusのスクリーンショットに「Ubuntu 16.04 LTS ja amd64」とあることから、
64bit版のUbuntuを試そうとされたものと推察されますが、
件のPCのCPUであるPentium4(コードネーム:Willamette)は
32bitのCPUであり、それが原因で動作しなかった可能性があるように思います。
(Wikipediaによると、Pentium4ではコードネーム:Prescott以降が64bitに対応しているようです。)

他のLinuxでも試されたとの事ですので、32bit版でも試されて同じ結果だったのであれば、
庶民A様の仰る通り、USBブートに対応していなかった可能性が高いかと思いますが。

いずれにしましても、古いPCからのデータ救出などの用途には、
32bit版のLinuxを用いる方が適切なのかなぁと、個人的には思っております。

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