パソコンが重い動作が遅い原因と対策と対処について

2019年6月27日

昔からあるあるなパソコンが重い件。

重量の軽いモバイルノートにするという問題ではなく、Windows上での動作が遅くてストレスになる方。友人が転職して会社のパソコンの動作がやたら遅いというので原因をエスパーしまくってみた。

Windowsが10の場合で参りましょう。

パソコンが重い動作が遅い原因と対処の手順

初めてWindows 10良いと感じた機能がタスクマネージャー。

出し方は全Windows 7~10共通、CtrlキーとAltキーを押しながらDeleteキーを押し、画面が切り替わったならタスクマネージャーを押すとこの画面になるはず。

Windows 10のタスクマネージャー

左上のタブがプロセスになっているところをパフォーマンスへ切り替える。 

1.メモリ搭載量と使用量の確認

今も昔もまず疑うべきはメモリでしょうな。会社のパソコンならば予算を削りまくっている可能性があり、割を食うのがRAM、メモリ。

メモリの容量と使用量

この画像が良い悪い例で、右上に書かれている2.0GB DDR3が容量と種類となっており、2GBしかメモリ搭載していないので使用率がすぐ100%近くまで行ってしまう。

100%を超えるとどうなるかは、ページファイルというWindowsの機能によりメモリ内ではなくストレージ(ハードディスクやSSD)へ仮想メモリとして書き出すので動作が重くなってしまう。

また、2.0GB搭載しているから2.0GB使えるわけではなく、2.0GB DDR3の下に小さく1.9GBと表示されている、これが実際にWindows上で使える最大。

2019年現在ならばメモリは最低でも4GB、5年後も快適に使う予定ならば8GBでも良いかも知れない。2chのおっさんらは平気で16GB以上を目指していたりもしております。

対処方法は物理的にメモリを増量(増設するか容量の大きいものへ交換)するしかございません。難易度を高~低でA~DとするとD、簡単な方。ノートは分解ならA、裏ブタ空けてメモリがコンニチハするならD。

Dクラスならば会社のパソコンでもこっそり増設してしまえば良さそう。作業さえできてしまえば動作中を見られてもまずバレない。

2.CPUの性能を調べる

次いで疑うべきはCPU性能。やはり会社のパソコンならば経費を削りまくり見積もっている可能性がございます。

CPU性能と使用率

見るべきは赤枠の2箇所、Atom1.33GHzの部分。

  • Atom:ウルトラクソ性能
  • CeleronPentium:ノートは割とクソ性能、デスクトップは普通
  • Core i3:普通
  • Core i5:高性能
  • Core i7:事務用ならばオーバースペック

GHzも私の感覚で分けるとこんな感じ。

  • 1.6GHz未満:スーパークソ性能
  • 1.6以上3.0GHz未満:普通
  • 3.0GHz以上:かなり快適

よくパソコンのウリ文句で、「何と4コア仕様」「クアッドコアCPU搭載」とか言っているけれど、コア数は同時に何かしたりゲームする人でなければ活きない部分であり、事務用途ならば重要ではございません。

もし性能が低かった場合の対策としてはパソコン買い替えるしかない。

CPUもこっそり交換してもまずバレない部分ではあるものの、交換難度がデスクトップPCならばA、ノートは不可能に近く、もしCPUが交換できるソケットだとしても換えのCPUがヤフオクなど中古でしか手に入らないはず。

時々居る知ったかぶりする人が言う、オーバークロックで対処すればいいじゃん?は信じてはいけない。しても無意味に近いほど体感ではわからない程度しかクロックアップはできないだろうし。

私でもデスクトップならCPU買い替えるがノートは丸ごと買い替える、オーバークロックなぞしない。アレはマニアの遊びで、軽く10年以上前に実用的だっただけで、今はクロックアップできる時は自動でしてくれるモノもある。※ターボブーストやバースト機能のないCPUもあるという意味で。

その他、経費削減大好きな私に言わせても会社のパソコンを安物にするのは反対、賛同しかねる。パソコンなど動く備品代はケチらない。わかりやすく置き換えると、経理に100円ショップの電卓使わせるか、5千円のまともなやつにするか。

普段から電卓使わない人にはわからないかも知れないのでもう1つ置き換えると、タクシーなのに安いからと軽トラ採用するか?な感じ。いや違うか。高性能なパソコンは高効率=人件費を削ることができる。

パソコン1台の予算5万を10万にすれば、部署にもよるけれどその差額は数ヶ月でチャラになるはず。

3.ディスクの種類と空き容量と劣化具合

メモリ、CPUに続きパソコン遅く感じるパーツがストレージ。

ディスクの種類を知る

何に記録しているかわからないなら、右上の赤枠Samsung MBG4GCと出ている箇所の文字をGoogle検索してみましょう。

  • 速い=SSD
  • 遅い=HDD(ハードディスクドライブ)、SSHD(ハイブリッド)、eMMCSDカード

家PCがSSDで会社PCがHDDなどなら遅く感じて当たり前。いくらHDDのシーケンシャル(連続)読み書きが昔のHDDより速くなったとはいえ、体感できる方は主にランダム(不規則、断続)アクセスの方であり速度は数値的に数十から数百倍変わる。

対策としてはHDDをSSDへ交換する、できないならパソコンを買い替える。これは会社PCでこっそりやると見ればわかるほど速くなってしまうと思われ、私ならOfficeのExcelかWord起動したらわかる。

そして、スーパーPC初心者があるあるがストレージの容量不足。

ディスクの速度を測る

タスクバーのエクスプローラーを押すと左にPCがあるのでクリックするとデバイスとドライブの中にストレージの使用量が表示される。その青いゲージが赤になっていたなら割とアウト。

メーカー修理に居た頃、パソコンがものすごく遅くなったとクレーム入れて来る人あるあるで、ある日突然パソコン重くなったなら、この後6番で出るウィルス系かストレージ空き容量不足のいずれかが多かった。

ストレージは100%使用するとそれまで空き容量で一時記録していたファイルなどを作ることができなくなり、頻繁にガリガリいうアクセス音がし始めたら、普段見ていないなら空き量量を疑いましょう。

対処法はもちろん不要なデータを削除使用しないアプリやプログラムのアンインストール、削除したくないなら外付HDDとかクラウドなどへ普段使わないファイルを退避。CDやDVDへの退避は数年で読めなくなることがあるので非推奨。それを言うとHDDも故障する可能性あるものの、DVDは10年で5割くらい壊滅する。当時の最高峰品質と言われた太陽誘電(TDK製品)でさえ。

更にもう1つ、HDD(ハードディスク)なら劣化して低速化していないか確認してみましょう。これはランダムではなくシーケンシャル(Seq)の行を見てOK。超有名なフリーソフト、ありがたく使わせてもらうべし。

CrystalDiskMark – Crystal Dew World
https://crystalmark.info/ja/software/crystaldiskmark/

速度を測る

起動してAllボタンを押して数分、STOPが消えるまで待つだけ。数分が待てないならSeqボタンだけ押せばSeqのみ計測できる。

どう見るかは、HDDやSSHDならばSeqの行(170.8と72.27の部分)が50切れていたらアウト、と私は判断する。

なぜ50切りがダメかの明確な基準は無いけれど、ノートPC用の2.5インチでさえ最近のHDDなら70以上は出る、それが50を切れているということは寿命が近い、故障の前触れとして。

実際、メーカーでも50を切れており保証期間内なら責任者を現場へ呼び、故障と認めてもらっておりました。見積もりになる場合はユーザへ「故障の前触れかも知れない」としてどうするか決めてもらう。

対処はストレージ交換、またはパソコン買い替え。ストレージ交換は難易度Cくらい。分解が必要なノートならAクラス。

4.ネットが遅いだけならWi-Fiの規格

パソコン詳しい人からは「何の話?」と言われそうだけれども、これで修理依頼してくれる人が割と多い。ネットの転送速度はパソコンとはほぼ関係ない、そう言いたいけれど、今は少々事情が違いますな。

デスクトップでも無線LANがネイティブ対応となり今後増える可能性。

Wi-Fiの確認

まず赤枠内の上の方、802.11の後に何が書かれているか。802.11=Wi-Fiという規格の番号と思えばよろしく、その後のアルファベットが重要。ちなみにWi-Fiウィーフィーではなくワイファイ

  1. 802.11b:11Mbps(2.4GHz
  2. 802.11g:54Mbps(2.4GHz)
  3. 802.11n:モノによる(2.4GHz/5GHz)
  4. 802.11a:54Mbps(5GHz
  5. 802.11ac:6.9Gbps※6,900Mbps(5GHz)
  6. 802.11ax:Gbpsクラスで上限わからん(5GHz)

画像を例にすると「n」としか書かれていないのでわからない、ので、右上にあるRealtek~で始まる型番を調べるとRealtek公式ページがあった。

Realtek RTL8723BS

source:RTL8723BS - REALTEK

bgnbgn、なので11Mと54Mを備えたnなので多分遅くとも最大75Mbps出る、このn入り辺りから1本ではなく複数本の電波やりとりする機器もあるので最大何Mbpsかわからなくなるくらいの速さのはず。

それでも遅いならば電波強度が低いとか、切れるならコードレス電話や電子レンジのような2.4GHz帯に影響する何かが動いた時かと。

対処法としては、Wi-Fiがネット遅い原因と判断するなら有線LANにするという元も子もない手段へ変更するか、USB接続するWi-Fi子機もあるので試してみましょう。

5.サーマルスロットリングが発生していないかCPU温度を見る

ここ数年のインテルCPUは安全装置が働くようで、温度が高くなると性能を落としてくれるという親切な余計なお世話をしてくださる仕様もございます。

CPUの温度見たいならばリンク先の記事後半をどうぞ。難度D。

CPUの適正な温度の確認とリアルタイムで何℃調査
https://btopc.jp/repair/cpu-real-temp.html

CPUの温度を確認

目安としてはCPUの温度が80℃以上になるようなパソコンは今どき無いと言い切れるほど冷却に優れ発熱も抑えられているため、何もしていないのに80℃行っているならば対処としてパソコン内部を掃除しましょう。

冷却シートやスノコとかグリス塗り直しなど提案するPC変態も居るけれど、それらは気休めであり、通常の使用で80℃行くパソコンは今どきまずないのでやるなら中身の掃除。

80℃という基準は80℃未満でサーマルスロットリング(高温すぎて性能落とす機能)が働くという話は聞いたことがないから。

クリーニングの難易度はデカいデスクトップならD、スリムはC、デカいノートはB、一体型や分解が必要なノートはA級。

6.ウィルス感染やアドウェアなどの侵入による低速化

Windows 10ならばMicrosoft Security Essentialsという無料というかWindowsに標準で付いているセキュリティソフトが普通入っているのでウィルス感染はまず無いとは思う。

けれどアドウェア(デスクトップ上に広告が出たりウェブサイトの広告が差し替わる)やスパイウェア(個人情報など盗む系)は、ウィルスでもトロイでもワームとも判断できない一見善良なソフトウェアとして認識されていたり。

そうなるとセキュリティソフトは見て見ぬふり、になる原因は、そのソフトを広告入りだと認識してユーザが入れたのか、故意なのか強引に入れられてしまったのかわからないためかと。

このウィルス系で遅くなるは昔から割と多く目にして来たため、心当たりあるならば正しく確実な対処方法としてはWindowsの再インストール(リカバリー)すればOK。データ消えるので退避は忘れずに。

ちなみにメーカーサポートのコールセンターでリカバリしろと言われたならば、これが原因では?と言われているようなものとして。

難易度はWindows 7ならC、8以降はD。

おまけ:グラフィックカードの有無と性能について

グラボが載っているかどうかは、そのパソコン購入したのは君なので知っているはずながら、仕様を意識せずご購入に至られたり、会社のパソコンがヌルいなどのご不満があるやも知れず調べ方を一応。

グラボは少々ややこしい。

デバイスマネージャー
  1. PCを右クリックしてプロパティを押す
  2. 新たに開いた窓のデバイスマネージャを押す
  3. ディスプレイアダプタを探して左の小さい三角を押す

画像はインテルHDグラフィックスなので、インテルHD~と付いているならCPUに内蔵の標準的な映像出力。

ここがNVIDIAAMD、もしくはGeForceRadeonQuadroFirePro、とか書かれていたなら映像用の専用基板が搭載されている、ゲーマーとか職人向けパソコン。

パソコン全体の動作として遅い速いはあまり関係なく、特定の作業時に速かったり遅かったりはあるのでオマケとした。

交換難度はデスクトップがC、ノートは無理なはず。カード発見できても交換用の新品パーツ単品は売られていないのでやはりヤフオクなどになる。

 

ツールで「高速化」に騙されてないようご注意

大昔のパソコンはメモリが不足して当たり前と言えるほどメモリ容量が小さい、大きいモノは高価、そのデカいやつでも512MB(0.5GB)とかナメた容量だったため、メモリを定期的に解放することでPCの重さを何とかしておりました。

今でも古いパソコンでメモリ1~2GBしか搭載されていないならそれも有効かも知れないけれど、3年以内に購入したモノならノートでさえ4GBくらいは載っているもの。

そうならば高速化のしようがございません。

CPUのクロックには限界があるし、同時に使えるコア数も決まっており、物理メモリ容量は搭載している量以上にはならないし、ストレージの速度も内蔵されているHDDやSSDにより限度がある。

仮にCPUやグラフィックカードをオーバークロックできるツールがあるとしても、上げることができて数%だろうから体感で速くなったと感じるには無理がございます。

フリーソフトならば気分的な問題としてアリかも知れないものの、「高速化」を謳うツールの中には胡散臭い、もっと言えばインチキのような、更にいうと有料版と称した偽ツールを買わせようとするモノまで多数存在しております。

高速化したいならばパソコンを買い替える。CPU性能の高い、メモリ容量も多い、そしてHDDではなくSSDから起動できるモノ。ゲームするなら中~上のグラフィック用基板を選ぶ。

但し、やりすぎるとムダに高くなるだけなので、よくわからないなら私が選んだモデルを毎月掲載しているこちらのページもどうぞ、というわけでパソコン買うならBTOおすすめ。カスタマイズしなくてOK、というかしない方がOK。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(4)

大学生の私が東芝PCを売り、macbookを買って良かった理由を解説 | 一人暮らしのちんあなご先輩。
https://tomoki-912.com/college-macbook-merit/
タイムリーな記事w
このページを見たほうがいいですねw
私としては買ったWindows PCが悪かっただけだとしか思えませんw

>パソコンが重い動作が遅い
それなりに高性能なPCでも、WindowsUpdate中はけっこう重くなりますね。いきなり動作が鈍くなるので、何があったか分かるまで戦々恐々。

>2GBしかメモリ搭載していない
私のメインPCは起動しただけでメモリ使用量が3GBを超えますから、2GB構成は無謀。特定の作業しかしない専用PCなら2GBで良いやも。

>1.9GBと表示されている、これが実際にWindows上で使える最大
たまに「メモリを4GB搭載しているのに、タスクマネージャだと使用可能量が1.5GBしか無い。おかしい。不良品を掴まされた」とかいう質問を見かけますね。

>GHzも私の感覚で分けるとこんな感じ。
私の体感ですと以下。

D:~2.0GHz C:2.1~2.5GHz B:2.6~3.0GHz A:3.1GHz~

何度か2.0GHz未満のPCには煮え湯を飲まされております故。

>会社のパソコンを安物にするのは反対
後から変えるのは面倒ですからせめてCPUだけは2.50GHz以上から選んで欲しい。ここ最近のモデルなら1コアのCPUは無いはず。

>グラフィックカードの有無
それタスクマネージャで見られますよ。グラボ搭載済だとイーサネットの下にGPUとして表示されます。

https://i.imgur.com/chIjFJu.jpg

>悪く言えばバカ。
この場合は褒め言葉でしょうな。

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