旧PCから新しいパソコンへデータ移行する方法10個

2012年6月30日

パソコン買い替えなどでのデータの移動。

正確には移動では無くバックアップ(コピー)する方法として、新PCへとメインPCを移行する為の手段を思い付きで10種類挙げて参ります。高速な方法ほど面倒で難しくなる為、自信の有るやり方を選びましょう。

利点ばかりでは面白く無いので難点を盛りめで。

旧PCから新しいパソコンへデータ移行する方法10個

1.メールの添付ファイルで送信

誰にでも出来そうな簡単な方法がメールで送信。

私が仕事で良くやる方法で、ファイル2~3個、数百MB程度なら、例としてGoogleのGmailで送信すると送信ボックスと受信側のPCで保存され、Gmailへログインするとどこからでも参照可能。

但し、インターネット状態なので速度は遅く、送信出来るファイルサイズにも限度が有るという難点。数が増えても厳しいでしょう。

速度はいくら光回線の100メガと言えど変換すると100Mbpsは12.5MB/s程度、しかも最大、ベストエフォート(品質保証無し)。

1秒間に12.5MBも出るわけが無く、上りなら遅くなりがち、更に無線などを経由すると更に遅くなるという。

バックアップやPC移行としては現実的とは言えませんな。

2.CDやDVDメディアへ書き込む

ドライブとソフトさえ有れば比較的簡単。

昔はフロッピーディスクで1.44MBとか。それが進化しMOになると128や230MB、CDでは650MBくらい、DVDでは4GB超え、現在はブルーレイで25GBや50GBも。

これも速度に問題が有り、書き込みが数十倍とは言え所詮はCD。大容量なDVDやブルーレイになると8倍や4倍あたりが一般的。DVDを4倍速で書込するとしても、4GB強でさえ15分くらいはかかるでしょう。

また、書込失敗がエラーで教えてくれた時は良いけれど、さり気なくぶっ壊れたまんま保存されている事も有り信頼性にも問題有り。毎回、確認するわけにも行かないでしょう。

光学メディアへのデータコピーは一般的なものの、一時的なデータ移行ならコストにも問題有り。データ容量が大きいなら外付けHDDを買った方が安いかも知れない。

3.オンラインストレージへコピー

最近は簡単かつ無料でも利用できるオンラインストレージ。

安定性で言えば、有料のオンラインストレージへバックアップするとデータが壊れる事はまず無いと想像出来るものの、安全面では疑問。特に無料のオンラインストレージは暗号化されていないと問題になった事も有り不安が付きまとう現状。

私がいくつか試し感じた最大の難点はアップロードの遅さ。

メール送信どころでは無く遅い物が多く、特に同期サービスが有るものはアップロード速度が制限されている御様子。

ちなみに安全面と回線速度がクラウドが流行らない原因の一つでしょう。

関連記事:オンラインストレージでバックアップする利点と難点 - BTOパソコン.jp

4.外付のHDDやカード類に移す

最も簡単で主流と思われる外付けはUSB接続。

USB3.0なら内臓HDD並に高速、と言いたいものの、2012年現在で考えると、データ移行元の旧PCにUSB3.0が有るとは思えず自動的に2.0へ。

USBの480Mbpsは48MB/sとしても、実際の読み込み速度は20MB/s前後でしょう。そして同じくUSB2.0で書き込むと更に速度は低下し、細切れなファイルは絶望的に低速へ。

数GB程度のデータ量ならまだ良いけれど、数百GB単位の移行は1日で終わらない事も有るのでご注意有れ。外付けへコピー、それを新PCへコピーになる手間も難点。

途中で何らかのエラーが出て止まると、どこまで行ったか判らなくなる事も有り、面倒でもフォルダ単位や容量を区切ってやり直す事も考えた方が無難。

5.USB接続のデータ移行用ソフト

5千円くらいで販売されているUSBケーブルとソフトのセット。

一度、試用版を使った事が有るけれど、ソフトウェアによる案内が出るだけで、旧PCからUSBで読み込み、新PCへUSBから読み込んでいるだけと思われやはり低速。

外付けHDDを買うより若干安く、直接転送するので簡単そうに見えて人気が有るのかも知れないけれど、相性問題で繋がらない話も聞いた事が有るので博打要素も。

数百GBの移行はやはり1日で終わらない可能性有り。

6.イメージを作成し新PCで展開

PC上級者やマニア向けと言えるフォルダやファイル、またはドライブを丸ごと1つのファイルにまとめる方法。昔ながらのバックップ手法で、これが流行ったのはHDD容量が少なかった時代。

イメージとしては、複数のデジカメ画像をzip形式へ圧縮し1ファイルにするような仕組で、それがイメージ作成用ソフトのオリジナル仕様になったようなもの。またはrar形式の圧縮ファイルPart1~10のような分割も有り。

40GBのドライブを1ファイル40GB、または4GBx10ファイルにしてHDDやDVDへ保存。しかし、これをやると時間が掛かる上、イメージ化に失敗していても気付かないという難点有り。

HDDが安く大容量になった今、これをやる意味は滅多に無いでしょう。 

7.ローカル・エリア・ネットワーク

家庭内ネットーワークなどで直接PC間でデータを移行する方法。ローカル・エリア・ネットワークの略称が良く使うLAN。

旧PC-ハブ-新PC、のように接続すると最大1Gbps(125MB/s)、理論値なのでもちろんそこまでの速度は出ず、3つ共ギガビットに対応していなければ減速。無線LAN経由では更に減速。

昔はハブが高価だった為かクロスケーブルという、配線を入れ替えたLANケーブルでPC同士を接続していたけれど、現在は2~3千円くらいでギガ対応ハブが売られており、クロスケーブルを購入するくらいならハブ経由が汎用や将来性有りお勧め。

モデム(終端装置)から直接PCでは無く、LANケーブルがタコ足のように小型の箱を通っているなら、そこへ新旧2台のPCを接続し、フォルダを共有しコピーしてみましょう。

結構速いけれど、以下8番以降と比較するとやはり低速。

8.デュプリケート専用機器でコピー

新旧PCのHDDを取り出せるなら最速に近いデータ移行。

私が信仰のごとく利用している物がデュプリケータで、昔は業務用のみで20万円以上していたけれど、最近は一般向けに6千円以下で販売されております。

HDDからHDDへ1時間程度で1TBくらいのデータをコピーというかクローン化してしまう最強と言える方法。

但し、移行先のHDD容量が大きくなければならず、旧PCがあまりにも古く、HDDがIDE接続なら物理的にデュプリケータに繋がらない可能性有り。また、ファイルやフォルダは選べない、本当にHDDをクローン化するもの。

HDDを取り出すという行為が一般的では無いかも知れませんな。

関連記事:MARSHAL MAL-2235SBKのレビュー・評価と口コミ - BTOパソコン.jp 

9.HDDを外し新PCへ接続、増設

旧PCのHDDを外して、新PCの内蔵HDDにする方法。

自作PCユーザには当たり前な、簡単で安全なやり方。速度はデュプリケータほど高速では無く、エラーが出ると止まるのでデータのコピーや移動の専用ソフト(フリーも有り)を使わねば面倒なものの、とにかく簡単。

これもやはりIDE接続とSATAとの違いでややこしくなったり、BIOSやWindows上からドライブを認識させなければならない可能性も有り、初心者向けとは言えない方法。

新PCがノートなら、増設そのものが難しいのであきらめましょう。

関連記事:バックアップ用ハードディスクを簡単に内蔵する方法 - BTOパソコン.jp

10.NASで随時同期しバックアップ

ネットワークに専用ドライブを設置し随時バックアップ。

これをやっておくと、新PCをネットワークに接続し「復元」だけで移行が終わるので簡単。但し、NASの接続や同期の設定が難しいと思われ、誰にでも出来るものでは無し。

速度も内蔵やPC間の転送ほど速くはない為、大容量なら気長に待つ事に。すぐに必要なファイル以外の大容量なデータ移行用。

おそらく10種類の中で難易度は最高。

source:LinkStation (LS-WXL/R1)のレビュー・評判と口コミ - BTOパソコン.jp

 

旧PCから新しいパソコンへデータ移行で注意する事

冒頭で書いた通り、データ移行は可能なら移動では無くコピーを推奨。

パソコンのデータの移動は、コピーした後に元のデータを削除する事なので、消す必要が無いなら元のデータを残しておけばそれだけで既にバックアップ済。

私の場合、PC移行時は9番目のHDDを外して増設(A)にしておりますが、その増設HDD(A)は別の増設HDD(B)へデータをコピーし、Aは取り外し予備として保管。

Bのデータを10番の方法でNASへ同期し終わった後、Aは自動的に消して良い予備HDDに変わる為、使わないHDDが溜まると同時に、稼働中のHDDが突然故障した際の緊急時はすぐにすり替える事が出来るわけですな。

無駄にデータを残すと、それはそれで漏洩や盗難の危険は有るものの、残しておけば万一の稼働HDD故障時には被害が少なめになる事も。このように考えるので、私のPCは10年以上前のデータが現在も残っております。

そんな古いファイルはまず使わないけれど。

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