5年前のゲームPCもビデオカード交換のみで現役化可能

2016年4月13日

ゲーム用パソコンの性能向上について。

パソコンという物は5年も経過すると相当古くなり丸ごと買い換えるか、自作なら大規模なパーツ換装が必要になるもの、という常識は2016年現在では通用していないと思うので理由を解説。

PC初心者向けで参ります。

5年前のゲームPCもビデオカード交換のみで現役化可能

元ネタはこちら。ここからビデオカードをグラボと表記。

ASCII.jp:SSD&グラボ交換で旧PCが現役クラスに返り咲き (1/3)
http://ascii.jp/elem/000/001/141/1141319/

PC延命

こちらの記事ではHDDをSSDへ換装されているけれど、それはゲームPCに限らない話。元がHDDならばSSD化しなくとも遅くなるわけでは無いので無関係としましょう。SSDがメモリが、と言い始めるときりが無い。

パーツなど8+1項目。元のPCがゲーム仕様前提として。

1.OS

5年前は2009年、Vistaは避けたとしたならばWindows 7仕様。

7は2009年10月なので間に合っていない可能性も有るけれど、1年以上前から7が出るという話は有ったはず。XPならば現在は現役で使われていないわけでここでVistaにしたならば運が悪い。

7ならば8系や10へ変更する理由はございません。

2.CPU

ゲームPCとして自作や購入したならばCPUはまず間違い無くCore i7になっているはず。安いモンハン用などでもCore i5でクロック(GHzの数値)の高い物が搭載されているかと。

5年前は円高で何かと安かった為、PC本体13万円コースならばCore i7-860辺り、とするなら現在のCore i7へ変更しても体感では判らない程度かわずかな差になると思う。

CPU性能が大きく関わるゲームはFF11が有ったけれど最近はグラボ性能ばかりで超高性能CPUが必要なタイトルを聞かない。

3.マザーボード

主にチップセットの進化によりSATAやPCIe(PCI-Express)接続などでストレージが速くなったけれど、ゲームに関わる変更といえばグラボがPCIe Gen2からGen3になったという違い。※Gen=Generation、世代

帯域幅が2倍に増えたと言えば凄そうだけれども、それを使い切る、言い方を変えるとGen2で頭打ちになってしまうグラボはGTX Titan級の超の付く高性能くらいでしょう。いや、知らないけれど。

Gen2の壁を超えたとしても2倍の性能になるわけでは無く、Gen2で100%の壁が有るとするなら105%になるとか微妙な差かと。

Titan買うような余裕が有るなら一式丸ごと買い替えで良いと思うけれど、グラボのみ交換して延命するような予算ならもっと下、マザーの進化はゲーム的に意味は薄いと言えましょう。

4.メモリ

こちらもDDR4ならばクロック(MHz)が1.5~2倍近くまで上がっているように見え、実際に性能はそれだけ上がっているはずだけれども、CPUと同様に体感では差が判らないはず。

また、グラボ無しならメモリはグラフィック用として使われるところ、ゲームPCでグラボ搭載ならばメインメモリよりVRAMの方が重要。

Windowsが32bitなら4GB、64bitなら4~8GBも有れば良いのでは。 

5.ストレージ

ASCIIではSSDへ交換しているけれどゲームPCとは大して関係は無いと思う。HDDからSSDは確かに体感速度も大幅に変わり有効と言えるもののゲームをインストールするドライブの容量が小さくなってしまう。

SteamやOriginで湯水の如くゲームをダウンロード購入しているとSSDでは足りなくなりましょう。1タイトル50GBとか当たり前の世界でSSD 256~512GBにするのは厳しい。

ゲーム側もHDDによる速度差で支障有るとか、SSDとで差が出るような理不尽な仕組にはなっていないはず。

6.光学ドライブ

ゲームPCとしては無関係。

7.電源

昔のグラボの方が消費電力高いので劣化していないなら交換不要。

8.PCケース

ゲームPCとして自作や完成品を購入したなら10年くらいはもつはず。

グラボ

こればかりは5年前とは大きく違う。

dospara-vga-2016-04

source:グラフィックボード別性能比較ベンチマークテスト|ドスパラ公式通販サイト

やや見づらいけれど大きく分けると900番台と700番台の比較。

2016年4月現在では700番台が思い切りスコアで負けているものの700番台含む600番台でさえ、「NVIDIAどうしたの?熱でも有るのか?」的にGeForceが大復活した世代。

常連の皆様はこちらの過去記事を思い出して欲しい。

600番台でさえ発売は2012年、という事は5年前の2009年から3年後、ならば5年前のPCは高確率で400番台でしょう。目玉焼き調理出来るやつ。

この差をCPUに置き換えるならばCore 2シリーズからCore iシリーズへと移行したかそれ以上の劇的な変異で有り、600~700番台で性能が意味不明なほど上がり、900番台ではその割に消費電力を劇的に下げたというもはやオーパーツ状態。


以上より、ゲーマーならばとりあえずグラボを替えてみる、他のパーツを増強してもゲーミングPC強化の効果は薄いと言えるわけでASCIIの検証は正しい。

 

5年も前のPCはグラボ交換のみではやや厳しい(まとめ)

グラボ以外は5年前の物でも充分現役として通用するとは書いたけれど、細かなところまで言えばグラボ以外に大きく進化した物が(PC詳しく無い人には意外かも知れない、)マザーボード

私は常々、「完成品PCならばマザーボードなぞ選ぶ必要は無い(キリッ」と書くけれど、それはチップセットがZかHかBかのようなランクの違いで昔と今を比較すると5年前と今では結構違う。

  • SATA2->3・・・SSDが300MB/sの壁を超え600MB/s目指せる
  • USB2.0->3・・・純粋に対応したので昔の強引な設計より速い
  • ストレージのPCIe接続・・・M.2、SATA Express端子が付いたり
  • メモリの規格がDDR4へ・・・クロック周波数が3より速い物ばかり

これらを取り入れようとマザー交換すると自動的にCPUとメモリを買い直す事になり、せっかく高速なのだからHDDをSSDに替えなければもったいないという大巻き添えモードへ。

グラボのみ交換しても良いけれど、したらしたで結局は上を目指したくなるもの。ならば最初からグラボのみ交換とかせず一式丸ごと買い替えになるでしょう、という事はBTOパソコンおすすめ。

しかしWindowsが問題ですな。7に留まるか10にするか。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(5)

>ASCIIではSSDへ交換しているけれどゲームPCとは大して関係は無い
いやいや、これは必須です。
http://fallout4.blog.jp/archives/51251641.html

>ASCIIではSSDへ交換しているけれどゲームPCとは大して関係は無い
いやいや、これは必須です。
http://fallout4.blog.jp/archives/51251641.html

二重投稿失礼しました。

>元ネタはこちら
>ASCII.jp:SSD&グラボ交換で旧PCが現役クラスに返り咲き
改造元のPC、インストールされたギャルゲーの数「393本」とは筋金入りのギャルゲーマーですね。ただギャルゲーだと3Dでない限り大したスペックは不要ですから、グラボをグレードアップした実利があったかは不明。しかも元が「GTX 560Ti」ですから、性能的には「GTX 750」と同等だった訳で、2Dゲームなら十分な性能。

GTX 970に換装したそうですから、リアル彼女もリアルに動くスペックにはなりましたが、ギャルゲーにGTX 970とは漢らしい選択肢ですね。

>7ならば8系や10へ変更する理由はございません。
ヘビーゲーマーならばDirectX 12への対応を取り、Windows10を選ぶメリットはありますね。常に最新のゲーム、最上のスペックを狙うゲーマーなら、OSも最新を選ぶのが孫では無い方の正義。

>CPU
最新のゲームを遊ぶ場合は、コアもスレッドもなるべく多いモデル。そうで無いならスレッドは無視して4コア程度に抑え、クロックが高いモデルを選ぶのが良さ気ですね。

4Gamer.net:「Core i7-4770K」&「Core i5-4670K」レビュー。デスクトップPC向けHaswellはゲームで速いのか
http://www.4gamer.net/games/132/G013298/20130601005/
『ゲームのように,マルチスレッドに対応すれども全面的な最適化がされていたりしないアプリケーションでは,HTTを無効化した4コア4スレッド対応のCPUのほうが高いスコアを出すことが多いのだ。』

4Gamer.net:PC版「バトルフィールド ハードライン」の必要スペックが公開。
http://www.4gamer.net/games/258/G025889/20150204016/
必須:2.4GHz以上のCore i3もしくはCore i5、2.8GHz以上のPhenom ⅡもしくはAthlon
推奨:インテル製4コア、AMD製6コア

>Windowsが32bitなら4GB、64bitなら4~8GBも有れば良いのでは
ゲームPCに限定するなら、メインメモリはもう少し多い方が安心できます。重量級のゲームだと、推奨動作環境が「メモリ:8GB以上」な事も多いですから。

>光学ドライブ
そういえば古いゲームだと、ディスクがドライブに入っていないと起動不可なタイトルもありましたね。あれは非常に面倒でした。

>ならば最初からグラボのみ交換とかせず一式丸ごと買い替えになるでしょう、という事はBTOパソコンおすすめ。
それ言いたかっただけちゃうかw

コメントする ※要ユーザ登録&ログイン

BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

お知らせ


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

カテゴリと更新通知

プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。