NECのパソコン不具合診断ナビがすごいかも知れない

2010年7月16日

凄いは言い過ぎですがNECが面白い事をやっています。

パソコンで不具合や故障では無いかという症状が出た場合どうするでしょうか。自作や改造出来る知識と予備部品が有ればパーツを入れ替えたり挿し直したり。しかし普通はそんなものを持っていません。

詳しい人間に聞けど実機を触らぬ診断はアテにならないものです。おかしな症状が出た場合、NECユーザで無くとも診断できるナビゲーションを紹介。

今すぐ試すならNECの121ware.comへどうぞ。

121ware.com > サービス&サポート > トラブル・故障診断ナビ
http://121ware.com/psp/PA121/NECS_SUPPORT_SITE/ENTP/h/?tab=SUP_Z_REP_CHK&sstop=common01?121cc

トラブル故障診断ナビ

15項目の分類でボタンが配置され、右のメニューも分かり易い。

不具合が出た事にしてどうなるかやってみましょう。

 

故障箇所を指定してナビゲーションで解決を目指す

私の環境、Windows XPのデスクトップ(但し物はサイコム製自作PC状態)でシミュレーション。不具合は起こっていない為、先に故障箇所を決め打ちして行きます。

電源を入れても画面が真っ暗でBIOS起動せず進まない

この症状で私の経験値による体感では、故障している確率は以下の通り。

  • メモリ故障または接触不良、マザー故障・・可能性大
  • CPUやグラボの故障、またはグラボ接触不良・・可能性低~中

自分で何とかするなら

  • メモリ挿し直し
  • メモリを抜いてスロットを替える
  • CPU、マザー、電源以外を全部抜く

これで駄目なら本格的な故障なので予備のマザーなどが必要と考えます。

NECのナビゲーションではどうなるか。診断ナビゲーションのトップページのメニューより、パソコンの起動・終了が出来ないへ進みます。

パソコンが起動しない症状の一覧

WindowsXPのリンクで画面にNECロゴが表示されませんが有ったのでクリック。

ロゴが出ないという事はBIOSが起動する以前の問題、マザーボードが起動できない(したくない)何らかの理由が有るわけです。

メーカーのロゴが表示されない

デスクトップかノートかの問い、デスクトップです。

この後に数種類の質問が出ますが、全て解決していませんを選択し進んで行くと最終的には修理の案内になりますが、何と概算見積まで表示されています。これは凄い。

マザーボードやCPUの不具合、見積

問診結果にはマザーボード、メモリまたはCPUの故障と考えられますと表示されており、この症状での診断は私が想定した不具合と合っています。

自作ユーザなら普通だろうと思われるやも知れませんが、パーツの不具合箇所まで推測するナビゲーションは初めてでは無かろうかと。後で書きますが相当複雑で難しかったはずです。

OSの起動ファイルが破損、またはHDD故障の場合

次に軽めの症状でOSが起動しなかったとします。

ハードウェアの故障では無く再インストールで修復完了。BTOメーカーで修理に出すと再インストール料金として1万円前後、メーカーによっては2万前後。有名メーカーなら更に上がると思われます。

システムディスクが無いエラー

質問に回答している途中で解決してしまいました。

再セットアップ(再インストール、リカバリ)をしてくれと案内が出たのでこの時点でOSぶっ飛び状態は直ります。

面白くないのでハードディスク故障に切り替え、解決しなかった事にて続投。 

ハードディスクかマザーボードの見積

概算修理料金は53550円。

以前、NECの修理費用は高額過ぎるとして暴れていたクレーマーに対応してみましたが、ソニーなども同程度。何か故障したら4~5万はかかると考えて当然。それが有名メーカー、ナショナルブランドのパソコンです。

診断結果はハードディスクまたはマザーボードの故障と考えられると有り的確。マザーボードの確率は低いと思いますが概算見積用の仕組としてとりあえずで書かれているのやも知れず。HDD交換しOSインストール(再セットアップ)で直ります。

診断症状にケチを付けてみると。

2年目以降の修理受付

修理案内や電話サポート、Q&Aなどに誘導され、とことん付き合ってくれます。

LCDの表示不良、液晶モニタに線が入る場合

私が修理していた当時最も高額になるLCD不良をシミュレート。

メーカー修理ではパネルを分解する事は無くLCDを丸ごと交換、またはノートのベアボーン丸ごとの交換になります。製造メーカーへ修理に出す前提で、分解するとゴミになってしまう為です。

BTOパソコンでも軽く4万円超え、古い型なら7万円は下らない修理。

液晶モニタに線が入る

NECでは概算81900円と良心的。

しかし良く見ると19インチ以上の液晶は別途見積となっており、一体型デスクトップ(ボードPC)では更に高額になるのでしょう。

当然ながら、ノートの場合は液晶ディスプレイ部分を分解すれば良いものの、一体型は全部分解に近い状態。工賃も高くなり液晶もパネルの大きさに比例し原価も高くなるのかと。

途中で解決した事にするとドライバの再セットアップで解決するかも知れないという案内。

ドライバのセットアップや自動設定の案内

自動設定が何かは知りませんが、NECパソコンは何かをインストールすると自動で調整などしてくれるのでしょう。

このように自力で解決すれば無料で不具合を直す事が出来るため、やはりネタにしますが以前愚痴っていたクレーマーの妄想、NECは修理費用にノルマが有るは嘘と言えましょう。

真実ならこのようなナビゲーションはノルマ妨害。

 

もちろん電話サポートも有り、修理受付以外に相談も可

診断用のナビゲーション以外に電話相談の案内も有りました。

電話サポートまたは修理受付

一部を除き有料です。

  • 購入から1年以内(保証期間内)ならフリーダイヤルで無料
  • 2年目以降は有料で、3分300円または1事案2000~3000円
  • ユーザ登録し、クレジットカード払いにすると若干安くなる

パソコンのサポートは無料で当然という考えをされる方が結構おられますが、そういうものを求めるなら地元のパソコン屋でショップブランドを購入したり、無料と書かれているメーカーを先に吟味して選びましょう。

NECに限らず、商品代金に含まれていないサポートは有料で当然です。

 

なぜNECのPC診断ナビゲーションは凄いと言えるのか?

私が修理現場に居た当時、その時の部長から診断ナビゲーションを作る事が出来ないかと相談を持ちかけられた事が有ります。聞いた瞬間に無理と答えましたが、現場に居ない人間には解らない。

なぜ無理かは、不具合の症状によっても故障しているパーツは数種類考えられ、先に書いた確率のような要素まで含まれる事。そして、元の症状が1種類でも枝分かれし単純に計算しても数千、下手すると数万通りに分かれてしまう為。

それをやってしまったNECは素直に凄いと思います。

しかし故障診断のみでは無く、修理依頼書や修理依頼までの手順、サポートの電話番号をオンラインで公開されている状態は矛盾。

無いよりは良いですが、パソコンが故障している前提でどうやってインターネットに接続するのか。近所にネットカフェや複数のPCを所有しているなら結構ですが、修理希望者が2台以上のPCを持っているとは限らず。

一応ケチを付けてみましたが、NECの診断ナビゲーションは中々のものです。

NECユーザで無くともブックマークしておき、似た症状を探して解決するまでたぐって行けば、もしかすると無駄に修理費用をかけずに解決するやも知れません。

特にPC初心者が故障と勘違いし、無駄に修理に出して無駄な時間を過ごす前の診断としては最適。途中で解決するならメーカー側も偽修理品、要するに正常品をいじる手間が無く双方助かるのです。

今すぐブックマーク(お気に入り)登録をどうぞ。いや、この記事では無くNECのナビゲーションの方です。

121コンタクトセンターWEB
http://121ware.com/121ccweb/

リンク用ソース

コメント(6)

せっかくなので過去の故障ケースでシミュレートしてみたところ

①メモリ障害:使用中にいきなり電源落ちる
→ 症状が選択肢に無く診断不可

②電源ユニット故障:使用中にいきなり電源落ちる
→ 症状が選択肢に無く診断不可

③グラボ故障:画面がモザイク化する、使用中にいきなり電源落ちる
→ 症状が選択肢に無く診断不可

④PIO病:起動に異常に時間がかかる、全ての動作が異常に重い
→ 症状が選択肢に無く診断不可

⑤HDD故障:BIOS起動不可、POSTすら走らない
→ 故障箇所の疑いはマザー、メモリ、HDDまたはCPU・・・もっと絞れw

ざっくり見すぎて選択肢見落としてるだけかも知れませんが、なんだか私が経験した過去の故障履歴ではあんまり参考にならなかったです。
確かに試みは凄いのでしょうけれど、完成度はまだまだのように感じました。
今後、これをタタキ台に同社の故障修理対応履歴がデータベースに反映され、徐々にナビゲーションの選択肢が増え、診断精度も上がって行くというなら凄い期待できますが、きっとそんなことまではやらない気がしますw
メーカ規模がでか過ぎて数が半端じゃないでしょうから、おそらく故障箇所が複数疑われればみんな交換してしまって、1パーツ単位までは切り分けしないでしょうから。

もっとも自分でパーツ交換とかはせず、メーカ修理が基本という人にはほぼ完成されたシステムなんじゃないでしょうか。すごいですねコレ、画期的かもしれない。
ただ、延長保証してなかった人は表示される金額にドン引きするとは思いますw

この故障診断は「マウスコンピューター」や「ドスパラ」(PRIME)
でも最近見受けられます。
>パソコンが故障している前提でどうやってインターネットに接続するのか
 1台しか、持っていないときに故障して、この矛盾というか、おかしさに
気づき、NECのHPの全部の想定されるケースを紙に印刷したことがあります。その他、手元になく、インタネットに接続しないと見れないものをなんでも
かんでも印刷しているうちに膨大な量になり、常に手元でみれる安心感はあるものの、それを整理する時間・探す時間が多くなってきましたので、 結局もう1台用意しました。

昨日、嫁がブルーレイレコーダーを購入したため、私がケーブル等のパーツを買いに近所のケーズ電気に行き、レジで並んでいました。
前に並んだご夫婦がNECノートPCを購入しておられました。
・店員「長期保証はどうされますか。**円かかりますけど」
・夫婦「入る人は多いんですか」
・店員「最近では、入る方は少ないですね」
・夫婦「それだけ故障が少ないと言うことですね。やめておきます。」
後ろで聞いていた私は思わず「入った方が良いよ」と言いそうになりました。
PCが値下がりしているので、長期保証代金が高く感じるのでしょうか。
話の内容から推察するに、単純なトラブルでもお手上げになるような感じ。
一年過ぎて故障したら、修理見積で愕然とするでしょうね。
それともクレーマーに?
ちなみに嫁のレコーダーは、高価なものではないですが、HDDやピックアップまで保証するというのでしっかり5年保証に入りました。SONYタイマー(笑)の発動が怖いので。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

期間限定の特集など


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。