パソコン整備士3級と2級の問題とテキストが何かと凄い

2013年7月26日

パソコン整備士2級3級テキスト問題集を入手。

計4冊、欲しくて自腹購入したわけでも興味が有ったわけでも無く、知人が会社からの資格手当を目当てに買った物を譲り受けたという流れ。1級は落ちたらしく、再挑戦するとの事で1級は後日もらう予定。

この資格がどのようなものか見て参りましょう。

パソコン整備士とは何なのか?

公式サイトはこちら。

NPO パソコン整備士協会 [JAPA]
http://www.pc-seibishi.org/

japa-top.jpg

民間の非営利法人で、パソコン整備に関するグレードを3級から1級まで設けており、各難易度により何が出来るかを決めてくれる団体。

各級の内容をざーっと見ると、3級はハードウェアやOS、セキュリティなどで2級はそれらが難しくなったもの。1級はサーバやネットワーク管理など、となっております。

試験は特定の会場で年数回という形では無く、CBTSというオンライン試験対応で、全国のパソコン教室などで月数回開催している模様。

興味が有るならテキスト申し込みページに模擬試験が有るのでやってみましょう。私が3級をやってみた結果はこちら。

japa-g3-answer.jpg

正解数は22/24、点数にすると92点くらい。

どこをミスったかはこちら。

japa-g3-answer-miss.jpg

上は問題を良く読んでいなかったのでしょう。酔っているから疲れたという言い訳でもしておきましょうか。正直、24問も有ると思わなかった。

下は今でも意味が解らないけれど気にしない事に。

 

テキストと問題集が何かと凄い

現物はこちら。

japa-text.jpg

大きさは、左の問題集がA4、右のテキストがB5サイズ。

厚みは2級テキストが3級の1.5倍くらいございます。

japa-text-2.jpg

ページ数は、テキストが3級の171ページに対して2級は387ページと2倍以上。問題集は3級が37ページ、2級は60ページ。

3級のテキストを開き目次を見ると、なるほどと納得出来そうな項目が並んでおり、パソコン好きな人なら興味が湧いてくるでしょう。おそらく。

感心しつつ1-1を開いた直後。

japa-grade3-text-1.jpg

やたらと古いデスクトップPCやノートが掲載。イメージ画像なので問題無いと思ったけれど、少し笑ってしまった。

しかし次のページで不意打ち。

japa-grade3-text-3.jpg

これスマートフォン?と声を出して笑ってしまった。いや、スマートフォンなのだろうと思うけれど、いつのスマホだよと突っ込みたくなる画像。

まさかと思い2級のテキストを開くと、古さはスマートフォンなどの小ネタのみでは無く、パソコンというハードウェアに関する勉強内容も古い。

japa-grade3-text-2.jpg

サウスブリッジとか今時の若い人は知らないだろうと。AGP接続とか何年前のグラボなんだと。

ちなみに私が修理現場へ入った頃、既に私の自宅PCはPCI-Expressになっていた為、かなり古い規格。

ここだけでは無く全体的に情報が古く、

  • マザーの説明は基本的にSocket478(6世代くらい昔)
  • CPUはCore2 DuoやAthlon 64が最新(5世代くらい昔)
  • 解像度の主流は1280x1024が最大らしい(XP時代)
  • WindowsはVistaまでしか存在していない(2007年)
  • とにかくAGPとかIDEが平気で出てくる(7年以上前?)

どうやら5年くらい前に作られたテキストのようで、ソフトウェアやネットワーク、セキュリティはまだ良いとしても、Socket478やWindows XPで解説されても最近の若い人、新社会人とかは困ると思う。

こういう解説もどうかと思う箇所を2級テキストの35ページ、ノースブリッジの詳細より。以下、原文ママ。

ノースブリッジには、サウスブリッジへのバスのほかに、次の3つのバスが接続されています。

  • FSB
  • AGP
  • メモリバス

太字は試験に出るから覚えておけ、のような意味と思うけれど、既にFSBは終わっており、現在はバスではなくQPIによるインターコネクト。AGPはとっくの昔に消えており、こんなものを試験に出されても実用とは程遠い。

次のページにはサウスブリッジの解説が有るけれど、3年くらい前からノースやサウスという概念は無くなっており、現在はCPUとPCH(おおよそ旧サウスブリッジの機能)となっております。

これらはおかしな所だけを抜き出しているわけでは無く、適当にパラパラとめくり止まったところを読んでも妙な箇所が目に付く仕様。

54ページの一覧より、PCI-Expressについて。

PCI-Express  従来は3GIOと呼ばれていた規格。最大転送性能は8GB/s。

速度はPCI-E 1.0(無印)の双方向の事と思われ、現在は3.0まで行っており32GB/s(のはず)。知識を5年前くらいまで巻き戻し、最新の情報は一時的に忘れるしかございません。

パソコン整備士というより、中古パソコン整備士のような内容。

 

この資格を維持するための費用

このような資格を取る為には試験やテキストなどの費用が必要。一体いくらかかるのか、流れを追いつつ書いて参ります。例として2級を取る場合

まずは今回紹介した冊子から。

  • 3級テキスト・・3,010円
  • 3級問題集・・1,710円
  • 2級テキスト・・4,010円
  • 2級問題集・・2,010円

「ちょっと待て、3級は要らないだろう」と思ったなら甘い。1級を目指している知人に聞いたところ、いきなり2級とか1級は受けられず3級から取れという、ボッタク しっかりとした厳格な資格試験。

「いや、おれはパソコンの大先生だから3級の冊子は要らない」と思ったなら甘い。AGPとかFSBを持ち出され、古い情報を最新として頭の中を書き換えなければならず、3級に落ちると受験料の無駄。

というわけでここまでの小計、10,740円

3級の合格後に2級の試験を受ける為、受験は2回。交通費は複雑になるので考えない事にしましょう。

  • 受験費用・・6,300円x(最低)2

小計、12,600円。累計、23,340円

合格した後は認定証を有料で発行して頂けるそうなので、合格してしまったなら更に費用が発生。

  • IDカード・認定証発行・登録費用・・3,000円

2級を取ったところまでの累計、26,340円

「2級を取るには2万6千円もかかるのか」と思ったなら甘い。

  • 入会金・・2,000円
  • 年会費・・5,000円

累計、33,340円かかるというセレブ資格。年会費を2年滞納すると資格は無効になるらしい為、年会費を支払わず放置すると有効期限は3年という事に。

会費を取る意味が解らないけれど、維持するには毎年5千円支払わなければならないという、凄い仕組となっております。

更にパソコン整備士の資格のはずが、パソコン整備士を名乗れるのは1級合格してからという、値打ちをこかれており、

  • 3級・・パソコン診断士
  • 2級・・パソコン整備
  • 1級・・パソコン整備士

という名前の違いがございます。

余計な世話なものの1級はパソコンでは無く、どう見てもサーバなので、PC/サーバ整備士とかにして2級の「副」を無くした方がまだこの資格が流行ると思う。

 

パソコン整備士は本当に必要か?(まとめ)

どのくらい合格しているのか、パソコン整備士の公式サイトでは個人会員が検索出来、名前や住所などの個人情報が駄々漏れになるので級別に抽出してみると、(2013年7月現在)

  • 1級・・41人
  • 2級・・382人
  • 3級・・341人

計764人。希望者のみ掲載しているのかも知れないけれど、これで全部なら10年以上もやっている割に少なすぎでしょう。

1級は知らないけれど、2級までの内容は情報が古く、整備士という割に実技も無く暗記するのみ。商売用のハッタリとしては面白いかも知れないけれど、役に立つかと言えば疑問。

しかし、私の知人のように資格手当が目的なら有りでしょうな。ちなみに彼はサーバ管理者兼プログラマ。それでも1級には落ちてしまうという(様々な意味で)難易度の高さ。

記憶をロールバックさせ書き換える自信が有り、2級なら合格後に3万円以上、以後毎年5千円支払い続ける覚悟が有るならよろしいかと。

せっかくテキストが有るのだから冗談で3級を取ってみようと思ったけれど、1.6万円も出せるようなネタでは無いと思うのでやらない。

ちなみに1級までをテキストから年会費までフルセットで計算すると4.5万円。1級合格率は10%との噂なので、やるなら1回は落ちるとして5万円くらい見た方が良いでしょうな。

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。