ITライフハックの提灯記事がデタラメなので勝手に修正

2012年5月24日

livedoor運営のITライフハックというブログ形式のニュースサイト。

半年くらい前までは役立つ記事が多く、特にWindows系の効率を高める方法は私も参考にしており、時々当ブログでも引かせて貰っておりましたが、最近はGIGABYTEなどの宣伝が露骨過ぎて離れ気味。そして今回の記事はかなりひどい。

本文を読み真に受けた人が後悔しないよう、修正して参ります。

問題の記事がこちら。

「これは気づかなかった!古いノートPCがWebテレビに格安で変身する裏技」 ITライフハック
http://itlifehack.jp/archives/7093851.html

パソコンに多少詳しい人なら、先に本文を読むといくつか妙な事に気付くかと。何かと間違えているのだから「これは気付かなかった!」と言われても困るので、何がおかしいのか解説しつつ修正。

目的と要点はタイトルの通り、古いノート格安Webテレビ化する裏技。太字の部分をご記憶有れ。

本文上から順に突っ込んで行きましょう。

 

最新の「Webテレビ」は10万円くらい出費の覚悟が必要?

まずWebテレビが何を指しているのか良く分からないけれど、Google TVのような放送は日本には無し。テレビでインターネット接続が出来てウェブブラウザが使用出来る物、という意味の御様子。

Webテレビは、インターネットをテレビで利用できるため、テレビ画面でホームページを見たり、メールが見られたり、動画サイトを楽しめたりするので

主な用途は、ホームページ(ウェブサイト)、メール、動画サイト。

Webテレビという物の定義がはっきりしないので、該当機種が判らず。とりあえずWebテレビなる機能が付くとテレビ本体が10万円くらいになるらしいと覚えておきましょう。

 

なぜかHDDをIOデータのSSDに載せ換えノートを高速化

テレビでインターネット(ウェブブラウジング)をするならパソコン側に高い性能は不要。高速なストレージは輪を掛けて不要。

ITライフハックでは、何故かHDDをSSDに変えようと意味不明な提案をされており、しかもIOデータのSSD、120GBは約2万円。

インテルやCrucialでさえ12千円を切る機種が有り、ブランドや性能にこだわらなければ120GBはOCZ製SSDが1万円割れADATAが先日9千円割れ

タイトルには格安でと書かれておりますが、なぜ1万円近く高いIOデータの中身が何か判らないSSDを勧めるのか。

Windowsの起動が速くなるとウェブブラウジング可能なテレビと同じくらい快適、という意味なのか。そして、Windows起動時間のグラフも不自然。

it-lifehack-hdd-ssd-cmp.gif

まずHDDで1分39秒も掛かるなら、結構な数の常駐プログラムや重めなセキュリティソフトが起動していると推測出来、それをSSDに変えても30秒は無理でしょう。

Windowsの起動はストレージのデータ転送速度に依存するとしても、プログラムの起動はCPU性能やメモリ容量の方が重要。

私が1年半前まで使っていた10年くらい前のCPU(Pentium4)と7200rpmでSATA(1)接続のデスクトップでもXPなら起動は35~40秒。現役のAtom搭載ネットブック、Windows7でも40秒前後で起動。

過去、大手ニュースサイトやマニアが計測した比較でもここまでの差は出ておらず、せいぜい起動時間は1/2より多少速い程度。99秒が30秒になったという事は1/3以下。古いノート(CPU)でここまで差が出るなら、HDDの故障を疑った方が良い。

ITライフハックお勧めのIOデータのSSDは、時間を自動で止められる機能が付いていたり、とんでもなく高性能なのでしょう。

それ以前に、ウェブブラウジングが目的で起動を早くしたいならLinux(Ububtuとか)でよろしいかと。

 

ITライフハックにはHDMI出力付の古いノートが有るらしい

まず古いノートとHDMI端子が矛盾しており、HDMI出力端子の標準搭載ノート普及はここ数年内の話。液晶パネルがワイドでフルHD主流になって来た頃。

3年くらい前のノートが古いと思うかは人により違うと思うけれど、当時のノートでHDMI付きなら結構高性能な物(ベアボーン、マザーボード)になるはずなので、性能で言えば今でも十分通用するでしょう。

そしてこのSSDへ交換している機種は、エプダイの「Endeavor NJ3300」。プレスリリースを見ると発売は2010年4月20日なので、約2年1ヶ月前。

2010年04月20日 | リリース | Epson Direct Shop
http://shop.epson.jp/n100420/

ITライフハックは約2年で古いノートとするセレブ集団なのかも知れないけれど、この後に仕様が書かれており、NJ3300の割に中身がなぜか古い。

マシン環境
CPU:Core 2 Duo 2.10GHz
メモリ:1GB
OS:Windows XP Professional

ITライフハックがCPUやOSを載せ替え、メモリを1GBに減らしたのかと思ったけれど、写真を見る限りでは液晶はワイド。チップセットはHM55のはずなのでCore2は載らない。

ワイド液晶でXPならダウングレードという可能性も有り、Core2ならWindowsは当時Vistaの時代。Vista仕様のNJ3300は有るけれどチップセットはやはりHM55。

私の検索がしょぼく、過去にエプダイがNJ3300という同じ型番でノートを発売している可能性が0とは言えないけれど、強引過ぎる嘘仕様へのすり替え。

HDMIでは無くアナログ(Dsub15pin)や、デジタルでもDVIとして、本当にCore2搭載ノートを出せば良かったものの、アナログやDVI入力端子付のテレビこそ滅多に無く、安易に考えたのでしょう。

DsubやDVI入力がTV側に有ったとしても映るとは限らない。

 

安易にノートPCがTVへ接続出来ると思わない方が良い

これが簡単に出来るなら、マニアックな皆様は既にPC用モニタを購入しておらず、テレビに接続する人が続出していると想像するけれど、テレビにHDMI入力が有れどパソコンの解像度に合っていなければならず、古いノートの出力とテレビの解像度が合わねばならない。

更に解像度が合えど、私が持っているような安いテレビ(32型レグザ、当時3万円)はドットバイドットに対応しておらず、対応する物はレグザのみで言うなら40型以上で7万円くらいが最低ライン。高価過ぎて私は2秒で諦めた。

ITライフハック掲載の写真を良く見てみましょう。女性に対するモニタの大きさは32型以内と推測。TOSHIBAロゴはレグザでしょう。

私も今TV接続をしてみたけれど、XPではタスクバー2/3くらい(20ピクセル)が上下左右切れて表示。但し、ITライフハックや私が所有するレグザは、ジャストスキャン(入出力サイズを合わせる機能)が有り、若干ぼけるけれど何とか表示可能。

そう、REGZAならね というやつで、ドットバイドット対応やジャストスキャンに似た機能が無ければ小さな文字は潰れてしまうでしょう。パソコンモニタでやれという事に。

しつこいけれど目的は格安。家のテレビがドットバイドット対応の高級品なら、Webテレビなる機能は付いているのでは。知らないけれど。

それとITライフハックでテレビに映しているWindowsはどう見ても7。XPでは無かったのか。7発売は2年半前、NJ3300は2年前、これを古いノートと言えるのか。

本当にテレビへパソコンを接続し、まともに映そうとするならテレビが7万円以上とし、パソコンはAtomクラスでは動画が厳しいかも知れないので4万円以上とすると、10万円では揃わず格安とは言えますまい。

そしてこれらのどこが裏技なのか、タイトル全てに偽り有り。

 

ITライフハック発IOデータの宣伝記事がデタラメ(まとめ)

私は基本的にステルスマーケティング(以下ステマ)を否定しておらず、騙されるたと言う方が間抜けと思っているので悪いとは思わず。しかし、別の意味で本当に騙されてしまうような的外れな記事はステマ以前の問題。

ITライフハックの全記事がデタラメや低レベルなら今回のような指摘はしないけれど、過去記事には役立つ情報が有り、その中にカオスな宣伝をまぎれ込ませるやり方が汚い。

情報として価値が有るならその中での宣伝は良いと思うけれど、宣伝有りきで強引に記事を書くとこのようになるという悪例でしょう。

はてブやツイッターで拡散している人が多数居られるけれど、ITライフハックは鵜呑み(信頼)しないようご注意有れ。

ちなみに何を根拠に宣伝と言っているかは、IOへのURL。

http://www.iodata.jp/?utm_source=livedoor&utm_medium=review&utm_content=ssdn-sv&utm_campaign=999_livedoor&cid=review_live_25_ssdn-sv

「?」以降はGoogle Analyticsのクエリ文字。

  • 参照元:ライブドア
  • メディア:レビュー
  • コンテンツ:SSDN-SV(128について)
  • キャンペーン:999_ライブドア
  • コンテンツID:「review_live_25_ssdn-sv」

IOの費用対効果(アクセス)測定用。

このクエリ文字列を勝手に送信するとアクセス解析荒らしになるので、リンク先の許可無く付けるはマナー違反。ライブドアがIOデータの販売サイトを荒らす理由は無いでしょう。

私から見ると全然ステマでは無く、嘘大袈裟まぎらわしい記事。鵜呑みしステマと騒ぐような人がツイッターなどで嘘を広め宣伝に協力されているわけですな。

嘘は嘘と見抜きましょう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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あなたの街の~を勝手に評価
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お知らせ


Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。