長持ち電源ユニットは温度と掃除とエアフローが重要

2018年3月 1日

パソコンの電源ユニットについて。

やたらと電源にこだわる人が居るけれど私は全くと言えるほどこだわらず、容量さえ足りているなら後はPCケース内や電源装置内のクリーニングの方が重要と思っていたなら電源メーカーのお墨付き情報が。

温度管理で寿命が2倍変わるらしい。

電源ユニットは温度と掃除とエアフローが重要

元ネタ。

電源の寿命を伸ばす秘訣をFSPが解説 - AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1108551.html

FSPとオウルテックのイベント

先日通販サイトを宣伝したというか叩いたともいうオウルテックも参戦。

最近のオウルテックは自社ブランドとしてではなく、リンクスインターナショナルのように製造元のブランドで売っているようで、ここ数年は価格コムでオウルテック電源見かけない状況。

イベントは新製品発表会が目的ながら電源ユニット製造メーカーFSPが電源の選び方や長持ちさせるポイントを解説。

なので完成品やノートPCを買う人には関係無いのだけれども、完成品でもデスクトップPCならば自作する友人知人に見てもらう手もアリかと。

BTOパソコンならば国内メーカーは自社で電源ユニット製造とかしていないので市販品やそのOEMが使われており、型番で検索すれば市販品またはOEMの元となった電源ユニットが判るはず。

ちなみにBTOでも外資系なDELL、HP、Levono辺りは自社ブランドとしてラベル作るだろうから型番検索しても出ないかも知れない。元となった電源ユニットが判る可能性はございます。判ったところで何の役にも立たない可能性もございます。

イベント全体はリンク先読めば判るので、端折って電源寿命3ポイント。

1.電源寿命の影響が最も大きいのは「温度」

3つのポイントと言いつつ本当に重要なものはこれ、温度だけ。

電源寿命への影響が最も大きいのは温度とのことで、ベストの環境温度は25℃。40℃まで環境での動作も想定して設計されているが、ベストな温度が維持された環境と、悪環境では製品寿命が2倍は違う

中々難しい事を申される、25度維持と言えば私が職場のローカルルールとして設定したエアコンの温度が冷暖房いずれも23~24度、が近い。

しかしそれはエアコンの設定であり、実際には夏場は25度切らず冬の暖房時も22度超えないのはセンサーと人間が居る高さにより室温や体感温度は変わるため。

更にPCケース内に収められた電源ユニットは通常発熱しているのだから人間の体感や室温以上に高めな温度を維持しているため、40℃までを想定して設計されているのかと。

デスクトップPC用の電源ユニットのファンレスは滅多に無い通り、発熱するもの=大きめなファンが割と高めな回転数で動いております。

2.温度を適温維持するためには「クリーニング」

その温度を維持するためには掃除。

製品故障の原因として多いのが異物混入と、ほこりなどが溜まり放熱性が低下したことによる故障とのことで、長く使うなら1年に1回くらいは清掃を

完成品PCな人はパソコンの中身をクリーニングするという概念さえ無い人が多いようで、販売から1年以上が経過したパソコンがきれいだった試しは滅多にございません。メーカーの修理現場での体験談。

なので修理以前に中身いじるいじらない関係無く、まずサイドパネルを開いて少しでもホコリがあるならデカいエアコンプレッサーが設置されている場所まで移動して中身をクリーニング。作業はその後というくらい皆さん掃除しない。

そういう人に限ってどこのメーカーの電源はクソだとか大騒ぎしているのでしょう。しかし中身掃除しろとか、クリーニング方法を説明しないメーカー側にも非があるとも思う。

私は自作PC始めてから電源が3年以内に壊れたとか無い。運が良かっただけとも言えるもののクリーニングするポイントとしては、電源内部はCPUクーラー(ヒートシンクのフィン)の次くらいに重要視。

電源内部を掃除するとは書いたけれど分解しているわけではなく、外から中へエアダスターのノズルを差し込みホコリ飛ばすだけで、多くの電源ユニットは簡単に分解できる設計にはなっておりません。なのでホコリ溜めすぎると面倒。

3.適温を維持するための冷却には「エアフロー」

室温を気にして適温に努め、内部にホコリを溜めないようクリーニングしたなら後はエアフロー。

エアフローが確保された冷却性能が高いケースは電源が長く使えるという。ケーブルの配線次第でエアフローはだいぶ変わる

珍しく良い見本、として私の今のメインPCの配線を参考まで。

前からやや上

CPUクーラーの向きが変なところは気にせず。現在はファン取っ払っているとかそういう問題でもなく。

配線がどこにあるかほぼ見えないでしょう。裏にあるので当然見えるわけが無く、最適なエアフローとしては裏配線がパーフェクトに近い。

普通そこまでしないだろうし、裏配線してくれる完成品はショップくらいだろうし、ミニタワー好きな人多いようなので普通はこのような感じかと。私の家にある、とある企業のサブPC。

掃除前のPC横から

誰が配線したかはこれまた私であり、太いケーブルが中央に、他にも行き場の無い配線が随所に見られるもののエアフローは確保しております。ちなみにこの画像は1年以上掃除しなかった場合どうなるか実験した掃除前。

エアフローはPC前面となる右下のファンが吸気し、ケース後方となる左へ流れた後は左の背面ケースファンと電源ユニットが吸い込み排気しており、途中でCPUが手前から奥、そして周囲へ排気している状態。

太字にした箇所が重要で、完成品PCならばケースの背面をご覧あれ。すぐ上の画像のケースは背面ケースファンがあるけれど、無ければほぼ全部電源ユニットで排気しているのでホコリ全部吸ってしまう

これら2種類のケースが極端ながら違いとして分かり易いかと。

デカいケースは配線が多くてもエアフローの確保が簡単、かつ裏配線できるなら最強。小さめなケースは配線の隠し場所が難しく、エアフローは確保できてもホコリの行き場も少ないので配線がホコリまみれになりやすい。

直結すると、デカいケース=電源ユニット長持ち。但しクリーニングしているならケースの大小でそう変わらない。しかし掃除しないなら小さいケースは電源寿命を削ってしまう可能性が大きい。

その他

電源メーカーFSP的こだわり。

FSP製電源のポイント

ファンは故障して停止とか珍しくなく、そうなると上で挙げた温度上昇につながり故障する確率が高まる。

コンデンサは電源ユニットの場合はデカいやつが使われ、温度が上がりすぎて破裂して発煙や発火する事も。マザーに使われる小さいコンデンサは固体になったものの、上のスライドを見ると電源はまだ液体コンデンサのようなので日本製重要かもしれない。

ケーブルは束ねてエアフロー確保、以外に最近は着脱式の電源ユニットも出ているので自作ならばモジュラー方式やセミモジュラーも選択肢の一つとして。セミモジュラーは当記事の最後で出るのでご参考。

 

自作PCユーザならば予備電源の在庫は必須

最近自作PCに目覚めたとか、私のようにパーツ流用で金を節約する上に中身自分でいじってしまう前提なら。理由は1秒でも早く手持ちPCを復旧したいためで好きで自作しているわけではございません。

完成品ならばメーカーへ修理依頼し、早くとも1週間程度、遅い場合は1ヶ月以上待たされる事も珍しくはなし。それが嫌でデスクトップPCの自作をしているならば電源ユニットの予備は必須と考えましょう。

予備電源ユニットを持つ理由は2+1つ

いくら高品質で頻繁にクリーニングしていようと故障する時はする消耗品なパーツだという事が理由のひとつ。

どこのメーカーかは書かないけれど、某匿名掲示板のおっさんらが大好きな某メーカーの電源のコンデンサが爆発しまくった事例をメーカーで見た。その電源メーカーが悪いというよりその電源の設計かコンデンサがまずかったのだろうと推測。

もう1つは、電源が入らなくなった場合は電源かマザーボードのいずれかの故障の可能性が高く、いきなりマザーボード変えてみる人は居ないかと。

自作しない人用に簡単に理由を。

  • 電源交換・・・現電源を外さず端子とプラグ着脱のみでテスト可能
  • マザー交換・・・電源端子、CPU、クーラー、メモリ、グラボの着脱

現マザーをケースから外さず、新マザーを浮かせた状態にしても5倍くらい手間が違う。そしてもしハズレだった場合に交換用予定としていたマザー代が無駄になる可能性。

マザーボードは世代が変わり古くなると使い物にならなくなるのは数年後。電源の場合は10年以上前からそう変わっておらず、今後10年もそう変わらない可能性があり、在庫していても次回の電源入らない不具合でもすぐ試せるわけですな。

+1とした3つ目の理由は、私のように他人から「電源入らない」と連絡が時々入る人なら、電源とプラスドライバ持参で訪問サポート可能。

なぜそのような面倒な事を私がするかは、在庫の電源を持参し電源交換で修理OK、良品電源買い取るならその場で取替え実費をもらう。その金で新たな在庫用電源を買えば良いので生まれ変わるという利点がございます。

 

コンデンサ値上がり予報=全PCパーツに影響?

タイムリーに私の電源在庫がなくなってしまっていると気付いた&このニュースを見て少しだけビビった。

だから、PCパーツというよりPCに使われるコンデンサ自体が減っているらしいです。コンデンサの価格なんて、ケタ違いのレベルで高騰していると聞きますし」と話していた。

電源ユニットやマザーボードなど他のパーツの流通や価格にも影響が出てきそうだが、「今はぎりぎりこらえている状況」(同)だという。

中国で電動スクーターの大ヒットが影響、という事はスクーターなら大きめなコンデンサと予想、中国ならば爆発がお家芸なので液体、となれば電源ユニット用の不足や値上がりがあり得る。

価格コムの人気上位の電源をいくつか見たけれど今のところ値上がりはしておらず、むしろPCパーツの平常運転な値下がりはしているご様子。だけれども、今はギリギリ持ちこたえているならヤバいか。

マイニングブームでグラボが高騰したり、メモリ不足でメモリ高騰を最近目の当たりにしてしまった、そして自作PCユーザとして予備電源無しはおかしいと思い先程これをヨドバシにて発注。

CX450M CP-9020101-JP

ポイント10%相殺で実質4,950円。

代理店リンクス~の仕様詳細ページはこちら。

CX450M | リンクスインターナショナル
https://www.links.co.jp/item/cx450m/

CX450M

なぜこれにしたか、選択したポイントの優先順。

  • 価格が安め
  • サブモジュラーケーブル ※主電源24pinとCPU用以外が外れる
  • +12V1系統37.4A(=448.8W) ※主にCPUとグラボが占める箇所
  • ATX12VとEPS12V兼用

日本製コンデンサだとか80PLUSの何とか全然気にしないし、メーカーがどこであろうと知った事ではございません。5千円の電源に5年保証も割とどうでもいい。

まず第一に安かったから、次にサブモジュラーはスマート、12V1系統ほぼフルパワー笑った、ラストにCPU用端子の汎用性高い。

要するに私のメインPC専用としては考えておらず、サブPCでも、他人のパソコンでも中程度のグラボまでなら足りるだろうとして、価格>汎用性、この2点のみ。

大容量電源必要になるようなゲーマーならば自分で選びたいだろうし、5千円を超えると他人には勧めづらくなり私も要らない。とりあえず450Wあればグラボ無しなら何でもOK、グラボ搭載でも中性能程度なら大丈夫だろうとして。

以上。PCケース内は電源ユニット寿命のためにも掃除しましょう。

(デスクトップ)パソコンが一般的な家電製品と違うところが、ケース内クリーニングしバックアップが必要な2点。面倒なら有料で、自力でやるならタダ。

リンク用ソース

コメント(5)

小生の息子が日*ケミコンに勤務しております。

最近、車載用のコンデンサーが好調のため利益優先の商売になっているとの事・・

>日本製コンデンサだとか80PLUSの何とか全然気にしないし
80PLUSは電源の品質に何の関係も無いので気にしませんが、やはりコンデンサは気になりますね。
マザーの台湾製電解コンデンサが膨らんでいるのを沢山見ましたから、その点は譲れないです。
マザーは固体コンデンサが多くなりましたけど、電源の方はまだ電解コンデンサが主流のようですし。(記事の通りで)
それと、温度を気にするなら、ケース内からの吸気ではダメでしょうね。
今の季節は良いかもしれませんが、夏場だとグラボやCPUの廃熱で熱くなった空気を利用するわけですから。
ケース底置き、もしくは今は見なくなった電源専用チャンバー(?)タイプのケースで外気を直接吸気するかでしょうね。

>掃除
ケースの掃除なら良いんですが、電源は掃除しない方が良いと思います。
封印が付いてて、掃除のためそれを切ってばらすと保証が受けられなくなります。
無いのもあるかもしれませんが。

>予備電源
自作派としてはデフォですね。
メーカー製は特殊形状で使い回しが出来ない場合もありますが、BTOならほぼ汎用品なんで、PCを買い換えた場合でも電源を取り出して予備にしておけば良いと思います。
HDDやMEMなんかを残す人は多いと思いますが、電源が一番使い回ししやすいと思います。

私的には大きめの容量の電源を使用して、無理をさせない使い方が良いと思います。
大容量電源とはいえ、常時その容量を使用するわけではありませんからね。

アルミ電解コンの寿命は、というか電解液はアレニウスの法則:10℃ 2倍則に従うので、温度管理=掃除が一番大事ということですね。

CX450Mだと保証5年、継続定格出力温度40℃ってあるので、30℃で使えば10年程、50℃で使えば2.5年程保つと考えてOK
http://www.corsair.com/ja-jp/cx-series-cx450m-450-watt-80-plus-bronze-certified-modular-atx-psu-jp

ちな、材料の劣化という意味ではゴムとかプラスチックもアレニウスの法則に従うと思っときゃOK

PCは掃除しっかりするか、エアコンをガンガンに使うか、パーツをサクサク買い替えるかしましょう(ヤクザな製品だよねぇ) ww

ここ一年長野出張が多く
SCF、ルビコンてな巨大工場を肉眼で確認後検索してほぇ~

コンデンサがいくつも取り付けられていますから、温度管理が重要なことは当たり前ではあります。ただ「PC内の温度」を調べるさい、電源ユニットの温度はあまり重要視されませんね。

>ベストの環境温度は25℃
ならば冷やし過ぎも良くない、という訳でしょうか。

>ベストな温度が維持された環境と、悪環境では製品寿命が2倍は違う
5,000円以下の安価な電源なら、こまめに掃除してエアフローもあれこれ考えて工夫するより、放置して壊れたら買い替えの方が楽ではありますね。

>裏配線
電源がコンパクトなデザインの場合はケーブル長に注意。裏配線は基本的にケーブルを余計に取り回すため、ケーブル長の短い電源だと端子に届かず、延長ケーブルや変換コネクタを購入する必要に迫られることもあり。

>予備電源の在庫
いちおう1つありますけれど、ここ2年くらい通電していないため、正常動作するか不明。代わりに予備PCは1台あり。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。