なぜ未だに自作パソコンを選ぶのか具体的な理由

2012年10月27日

自作でも自組でも良いけれど、組立PCの話。

当サイトはBTOパソコン.jpなものの、筆者の私が今この記事を書いているメインPCは自作パソコン。自作より量産系BTOパソコンの方が安いと言いつつ矛盾しているように見えるけれど、安さの意味が違っております。

この手の記事は何度か書いたけれど、今回はより具体的に。

自作PCは全パーツ一式購入しないから安い

具体的と書いたので、まずは下の一覧をどうぞ。

私のメインPCの構成より、PC初心者の人でもうわーっとならないよう性能などを省略。また、型番など意味が分からなくても大丈夫。

  • O/S:Windows XP Professional ・・1.2万円
  • CPU:Core i7-950 ・・2.3万円
  • FAN:※CPUの付属クーラー ・・0円
  • M/B:ASRock X58 Extreme3 ・・1.3万円
  • RAM:2GBx3 ・・0.9万円
  • VGA:Palit~ GT430(1024MB) ・・ 0.6万円
  • HD1:250GB ・・0.4万円
  • HD2:2TB ・・0.8万円
  • ODD:DVDスーパーマルチ ・・0.2万円
  • PSU:GE-N500A-C2 ・・0.4万円
  • Cha:CoolerMaster HAF 912 Advanced ・・1.5万円
  • etc:SB Audigy ・・0.3万円
  • etx:5インチベイ収納トレイ ・・0.1万円

私がこのPCを組立て使い始めたのは2011年1月頃。

XPは既に販売終了しているので約1.2万円とし、これらを当時おおよその価格にしたものが右に付けた金額で、合計すると10.0万円。

グラフィックボードはしょぼいけれど、CPUは当時の高性能な物で、それに対応するマザーボードも余裕で1万円は超えており、総額10万円でもおかしくはないでしょう。

しかし、私は10万円も支払っておらず、購入していない物を赤くして金額を削除し一覧を書き直し。

  • O/S:Windows XP Professional
  • CPU:Core i7-950 ・・2.3万円
  • FAN:※CPUの付属クーラー ・・0円
  • M/B:ASRock X58 Extreme3 ・・1.3万円
  • RAM:2GBx3 ・・0.9万円
  • VGA:Palit~ GT430(1024MB) ・・ 0.6万円
  • HD1:250GB
  • HD2:2TB
  • ODD:DVDスーパーマルチ
  • PSU:GE-N500A-C2 ・・0.4万円
  • Cha:CoolerMaster HAF 912 Advanced ・・1.5万円
  • etc:SB Audigy
  • etx:5インチベイ収納トレイ

こうすると総額は7.0万円。3万円はどこへ行ったのかは、最初から持っていた、または後で購入しており、メインPC組立時には無かった物。

これも自作パソコン。

自分でパーツを組立てた事の無い人は、自作PC=パーツ一式新品で購入する、という先入観のようなものが有るようだけれども、今時そちらの方が珍しいでしょう。

自作PCを組立出来るという事は、それなりの知識と以前も組立てた事が有るPCユーザが大半とすると、よほど古い機種からの変更では無い限り丸ごと一式購入はまず無し。

パーツを持っていない、パソコンを持っていても分解し部品取りしない(出来ない)人から見ると総額で比較するので「自作PC=高い=100%趣味」と捉えられるのでしょう。

もちろん趣味でやっている人も居るけれど、私の場合は単純に節約。その節約は修理やスペックアップにも関連しており、現在の構成は以下の通り。

  • O/S:Windows XP Professional
  • CPU:Core i7-950
  • FAN:※CPUの付属クーラー
  • M/B:ASRock X58 Extreme3
  • RAM:2GBx3
  • RAM:4GBx3 ・・0.9万円
  • VGA:SAPPHIRE HD6670 1G ・・0.8万円
  • HD1:250GB
  • HD2:2TB
  • ODD:DVDスーパーマルチ(LG製へ交換) ・・0.2万円
  • PSU:GE-N500A-C2
  • Cha:CoolerMaster HAF 912 Advanced
  • etc:SB Audigy
  • etx:5インチベイ収納トレイ

赤文字上から。

メモリの増設は業者に依頼すると作業料を安くても3千円くらいは取られるでしょう。自作代行系ショップへ送り、返して貰うと更に送料も追加。

増設という発想さえ無いなら、パソコン丸ごと買い換えてしまう人も居るかも知れないけれど、私はセルフサービスしているのでパーツ代のみ。

グラボは1年経たず故障し修理へ出しつつ、同時にHD6670を購入。一見すると無駄に見えるかも知れないけれど、当時私はグラボの予備を持っておらず丁度良い機会と思いGT430を予備へ。自作PCの場合、このように予備パーツのストックは基本。

グラボ交換はメモリより作業料が多少高いと思われ、選択肢も限られましょう。私の場合はやはりセルフなのでパーツ代のみ。

DVDスーパーマルチも故障し交換。故障したNECのドライブは5年以上使っていたと思うので、結構もった方でしょう。やはりこれもパーツ代のみ。

という感じで、普通なら修理依頼や増設出来る人を探す、または諦めたりPC本体を買い換えるところを自作PCは普通にパーツのみ交換するので安いという。

もう一つ、私が今後PCを買い替えるならこうなるという例も。故障していないけれど、64bit版OSへ変更し性能を上げたかった場合。

  • O/S:Windows7 Professional ・・1.5万円
  • CPU:高性能CPU ・・2.3万円
  • FAN:※CPUの付属クーラー
  • M/B:CPUに対応する高機能チップセット ・・1.3万円
  • RAM:2GBx3
  • RAM:4GBx3
  • VGA:SAPPHIRE HD6670 1G
  • HD1:250GB
  • HD2:2TB
  • ODD:DVDスーパーマルチ(LG製へ交換)
  • PSU:GE-N500A-C2
  • Cha:CoolerMaster HAF 912 Advanced
  • etc:SB Audigy
  • etx:5インチベイ収納トレイ

次回も全体で10万円程度の構成にしようとすると、おそらく上のようにOS以外はCPUとマザーボードの交換程度で、総額は5.1万円くらいなので半値程度で済む計算。

メモリがDDR4とか5になったり、グラボがPCI-Expressではなくなっているかも知れず、他のパーツもおそらく数年で故障する物が出るかも知れないけれど、上手く行けば上記の通り。

私は昔の癖でCPU性能をやたら上げて将来性という安心感も買うけれど、Core iシリーズが出た辺りからCore i3でさえ充分高性能なので、

  • O/S:Windows7 Professional ・・1.5万円
  • CPU:CPU ・・1万円
  • FAN:※CPUの付属クーラー
  • M/B:CPUに対応するチップセット ・・1万円

7万円くらいの構成が3.5万円で出来てしまうかも知れない。

自作PCは一律で趣味だと言い馬鹿にしている人は、自作パソコンを知らない、組立をやった事のない人の言い分でしょう。

 

自作PCはパーツを決めた段階で9割完成

冒頭で自作を自組と書いてみたのは、2chまとめ記事で目に入った為。

【自作PC】未だに作ってる奴、ちょっと来い!-アルファルファモザイク
http://alfalfalfa.com/archives/6018587.html

この手のスレッドは頻繁に上がっており、なぜやらない人間が好きでやっている人を非難するのか分からないけれど。

8 名前:コラット(チベット自治区) :2012/10/21(日) 12:56:10.68 ID:/ctmeaON0

自作って言っても、パーツをネジで留めたりコードをつなげたりするだけでしょ。組み立てっていうべきじゃないか?

17 名前:トンキニーズ(新疆ウイグル自治区) :2012/10/21(日) 13:03:13.31 ID:gFgF/FBe0

>>8 そう。 この「自作」って言葉の使われ方ががおかしくてしかたがないw

おそらく彼らは「自作」をハードウェア組立部分でしか見てないので、自作という言葉がおかしいと思うのでしょう。

出来ない(やった事が無い)人は、自作PCを組立てるつもりで自作PCを組立てるにはまず何が必要か考えてみましょう。

  • CPUだけでは動かない、マザーボードが必要、メモリも必須、ケースも有った方が良い、他には?
  • OSはいつもは買ったパソコンに入っているけれど、自作PCのOSは別売り。Windowsはどこで何を買えば良いか?
  • パーツを選ぶ際、CPUの価格と性能の判断は?それに合うマザー、メモリは判るか。電源ユニットは何ワット必要か計算できるか。

このようにパソコンの「自作」とはパーツを選ぶ以前に、正しい組合せの知識から始まっており、適当に以下のような構成にすると動かないどころか載らないし挿さらない。

  • CPU:Core i7 3770K
  • マザー:インテル X79 Expressチップセット搭載(ATX)
  • メモリ:DDR3 SODIMM 2GB PC3-12800
  • グラボ:N660GTX Twin Frozr III OC(フルハイト)
  • ケース:スリムケース
  • 電源:ATX 350W

LGA(ソケット)が違うのでマザーにCPUが載らない、メモリはノート用なので挿さらず、スリムケースにATXマザーと電源、フルPCIは入らず、もしこれらが構成できたとしても電源容量が低過ぎ。

これは極端過ぎるけれど、ミニタワー(マイクロATX)ケースと普通のATXマザーを購入してしまった人は当たり前のように居られると推測。※基板が大きくケースに入らない

自作パソコンとはここから始まっており、次に性能や機能を理解し、更に自分が納得出来るメーカーなどを選び、ひと通り揃ったならそこで自作PCの作業9割は終わっていると私は感じております。

自作PCのハードルは、CPUのグリスの塗り方とか、クーラー(ヒートシンク)の取付、メモリの挿し方、ピンアサイン(電源やLEDの配線)が~、だけでは無し。

自作PCユーザが簡単にPCパーツを組み立てしまうのは、右足を出した後に左足を出して歩くくらい簡単な事、とまでは言わないけれど大した作業では無し。

問題はその前で、パーツを選ぶ以前に組合せの知識から。パソコンというものは3年も経てば規格がかなり変わっていたり、7年経つと別物になるくらい変化が早い為、10年前に自作PCを組み立てた事が有れど、今自作しようと思ったなら初心者レベル。

自組なら(作業経験者なら)簡単。自作は結構難しい。自組でさえ普通の人はCPUにグリスを塗ると知らないでしょう。インテルの純正グリスは低性能(熱伝導率が悪い)過ぎて塗り直しが基本とも知らないかと。

メモリの挿し方は、ソケットに入れてレバーを閉めるのでは無く、真上から水平に押し込むとレバーが自動的に閉まる事も知らないかも知れない。

私は自作出来ない人を馬鹿にしているのではございません。自作PCユーザを馬鹿にする人は、自分が阿呆だと思われていると思いましょう。

 

自作は趣味以外に貧乏人の常套手段(まとめ)

本格的にマニアックで、趣味と実用を兼ねてハードウェアで遊び倒す人も自作PCユーザ。

しかし、私のようにコストパフォーマンス重視の節約の手段としてパーツを流用し自作PCをやっている人間も多く居られましょう。

パーツを流用するとそこまで安くなるのか、と思ったならその考え方は甘く、故障や不具合の際はサポート無しの自力修理が基本。無駄に電源やグラボを余らせておかねば詰むので、本当にコスパが良くなるのは2~3回構成が変わった辺り、要するに数年経ってから。

その間は延々とパソコンの最新情報を追っておかねば数年で浦島状態。そのような時間を割く事が出来るのはハードウェアマニアや例外として私のような人間。

というわけで、私がBTOパソコンを勧めているのはPC初心者用として安い事が挙げられるけれど、BTOパソコンは(スリムやキューブ、DELLやHPなどの特殊なPCケースを除き)自作PC用パーツと大差無い為も有り。

自作や節約に興味が有るなら、まずは量産系メーカーでBTOパソコンを購入し、故障時や買い替えの時までに知識を得て挑戦してもよろしいかと。

保証期間が終了した後に故障したなら、メーカーへ見積り依頼すると故障したパーツが判るのでキャンセルして自分で交換。ここから始めても良いでしょう。見積りのキャンセル料が発生するなら、それは診断料や勉強代と割り切り。

自作PCは組立のみにあらず、という話でございました。

今月のオススメBTOパソコン

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