crucial製480GB SSD「CT480BX200SSD1」のレビュー

2016年7月 6日

crucialの480GB SSDを購入。

私の物では無く、友人がノートに搭載のSSD 128GBから480GBへ乗り換えたいとの事で代理購入を依頼され、1週間借りる代わりに元のSSDからのクローンを作り換装する条件で既に作業終了し返却済。

現物から参りましょう。

crucial「CT480BX200SSD1」本体と付属品一式

こちら。

ssd-ct480bx200

左上は箱、その右はAcronisのシリアルとスペーサー、画像下はSSD。

Acronis True Imageとは老舗のバックアップツールで、最近はWestern Digitalや今回のようにcrucial製品のデータ移行用としてオマケで付いている事が多いソフト。

スペーサーとは、このSSDは厚さ7mmであり9.5mm仕様のノートPCなどで2.5mmの隙間が出来てしまう為の埋め合わせ用。SSDを裏返して装備する場合、2.5mm分斜めになってしまうので有り難い。

友人のノートは7mmで要らないと言われたので20円で買い取り。買えば300円くらいするので、いつか使うかも知れないという確実に使わないフラグを立てつつ。なぜ20円かは当記事の文末にて。

これにした理由は私の平常運転、価格コムで1位な為。

bx200-kakaku

source:価格.com - crucial BX200 CT480BX200SSD1

自分用ならば適当に買うところ、他人の物なのでやや詳しめに調べてみると半年少々前の記事を発掘。

960GBで299.99ドルのTLC版SSD『BX200』発売- Engadget
http://japanese.engadget.com/2015/11/04/960gb-299-99-tlc-ssd-bx200-540mb/

引用。

驚くのはその価格で、なんと960GB版が299.99ドル、480GB版が149.99ドル。240GB版が84.99ドルです。

どう驚かれているかは、当時480GBはまだ2万円強が当たり前の頃なので約150ドルは衝撃プライスだったという。

なぜ安いかは、Samsungに続きSanDiskまでもがSSDで採用したTLC(トリプルレベルセル、3bit MLC)をこのBX200も採用しており製造原価が安い為。

という事は速度の遅さと寿命の短さが気になるところ、

連続リードが最大540MB/秒、連続ライトが最大490MB/秒、ランダムリードが最大6万6000IOPS、ランダムライトは7万8000IOPSと公表

高性能なMLC並。寿命は、

総書き込み容量(TBW)は72TBと、同社のMLC SSDと同水準。目安としては「1日あたり40GBの書き込みで5年間」

こちらも充分、期待して良さそうな長寿。

しかし性能は良いとしてもTLCは少しSSDの事を知っている人ならば賛否があるかも知れないと思い、友人はPC詳しめなので問い合わせるとOKとの事でこれに決定したという流れ。

選択肢としても最近インテル製2.5インチSSDを見かけず、消去法で特に悪い噂の無いcrucialが残ってしまったともいう。

 

ベンチマークソフトの数値比較と体感での性能差

半年以上も前の発売なので他のサイトでもベンチマーク各種公開されているけれど、改めて測定。

  • SSD:CT480BX200SSD1(SATA3接続)
  • CPU:Xeon 1226-v3 ※TB最大2.0GHzまでアンダークロック済
  • マザー:Z97 Extreme6
  • メモリ:8GB

以前、このSSDはWindows 7仕様のSSDをクローンしたので消さずにCDMで測定してみた結果が以下。

CT480BX200使用量35%でCDM

フォーマットし測定した結果が以下。

CT480BX200新品状態でCDM

ランダム4K、特に書込速度が違う。

CT480BX200速度比較

空き容量65%で速度低下しており、100%空き状態と何か違うのだろうか。私には判らないので誰かコメントで解説してくれる事に期待。

ATTOでもベンチ。

CT480BX200-atto

ややバラつきはあるものの速度は500MB/s前後出ているようで普通に高性能。TLCと言われなければ判らない。

体感で他のSSDとの差が有るかと聞かれるなら私には全く判らない。

だいたいSATA2当時のインテルSSD(シーケンシャル200MB/s台)と、SATA3現在のcrucial(同500MB/s前後)の差が判らないくらいなので、同じSATA3接続SSDでは余計に判らない。

Windowsの起動は普段は17秒、BX200が1秒速いか誤差なのか分からない程度なのでTLCだからと何ら支障はございません。

 

SSDの速度・容量・寿命は今以上必要か?(まとめ)

私がそう思っているだけかも知れないので「?」を付けた、今回のSSDを例にすると以下の通り。

  • 速度・・・シーケンシャルSATA3限界、ランダムはHDD比桁違い
  • 容量・・・480GB
  • 寿命・・・公称総書込容量72TB(1日あたり40GBで約5年間)

速度は巨大なファイルを頻繁に移動やコピー、エンコードするならもっと速い方が良いだろうけれども、私のような一般的なパソコンの使い方では300MB/sを超えた辺りから速度差が体感でほぼ判らない。

容量は起動ドライブとして480GBも有れば、余程大量のアプリケーション入れまくる人以外には充分では無かろうか。試しに色々なソフト入れて消し忘れる私でさえ200GB行っていない。

寿命は昔気にしていたけれど今では、「SSDは結構故障しないものだ」という安心感が出て来たのか気にならない。TLCで5年以上もつなら充分、むしろ買い替え易くなるよう5年程度で故障して欲しい。

後は価格次第ですな。

コントローラによる2TBの壁を超え、4TBが1万円くらいになるのは何年後か。その頃にはSSDに取って代わる何かが出ているかも知れませんな。

おまけ:980円でAcronisの製品版が抱き合わせ

時々意味不明な事をしてくれるNTT-X Store、今回も良く解らない。

ntt-x-ssd-acronis-2016

source:https://nttxstore.jp/_II_QZZ0006698

SSD単体は12,770円なので実質980円でAcronis~2016の製品版が付属する件。何が意味不明かは、crucialのBX200シリーズは現物紹介画像の通りAcronisが付属しており、もう1つおかわりする理由が解らない。

と言いつつ980円でAcronisが手に入るなら、というわけでこれを購入し980円の差額+スペーサー代20円は私持ち。Acronis的にはEaseUSやAOMEIがタダでばら撒いているので焦っているのだろうか。

ntt-acronis-set

1PCライセンス、64桁のシリアルコード、その他は見ての通りブータブルディスクも付属しております。

使い勝手や性能、機能がフリーのものとそう変わるとは思えないのでお勧めはしないけれど、現Acronisユーザで最新版が必要ならばこのようなキャンペーンを待つ手もアリだろうか。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

>ノートに搭載のSSD 128GBから480GBへ乗り換えたい
ひと昔前なら贅沢な望みでしたが、最近はお手頃なアップグレードになりましたね。余ったSSDは何に使うのか悩むところ。

>crucial「CT480BX200SSD1」
良く言えば定評があり安心、自作PC視点で悪く言えば無難な製品。トラブルが起こっても人気製品ならフィードバックも多いですから、解決も早いので良いことばかりですがね。

>ランダムリードが最大6万6000IOPS
crucialのMLCだと10万IOPSくらいは出ますから、さすがにTLCだけあってランダムは遅いですね。激遅ではありませんが、6万IOPSだとやや遅め。ただし基本的に公称値は理想環境での値ですから、Cドライブに使う、容量を半分以上は埋める、というような環境だとどれだけパフォーマンスを出し続けられるか見もの。

【2016年春版】2.5インチSSD性能/スペック比較と選び方 > 480GB-512GBのSSDスペック比較
http://pssection9.com/archives/2-5-sata3-ssd-spec.html#480GB-512GBSSD

>目安としては「1日あたり40GBの書き込みで5年間」
1日に1GBだと200年間ですか。今後SSDの速度上昇が微々たるものになるなら、下手すると「生まれて初めて買ったPCのストレージを死ぬまで使う」事も可能。

>空き容量65%で速度低下しており、100%空き状態と何か違うのだろうか
技術的な詳細は私も知らず。一般的に流布している情報としては

「SSDはデータの単純な上書きが不可。ブロック単位でしか書き込み&消去ができないから、空き容量が減るとブロック単位での処理ができず、バッファを介する必要が出て来て処理が遅くなる。また、実際には空き容量があっても、空き容量を確保する作業(主にTrim)が間に合っていないとやはり速度は落ちる」

くらいですかね。後はロジテックに任せます。

Trim命令の功罪|Logitec データ復旧技術センター
http://www.logitec.co.jp/data_recovery/column/vol_005/

>300MB/sを超えた辺りから速度差が体感でほぼ判らない
分かるとすれば、全ストレージをSSD化済で、バックアップを取る時くらいですかね。

>64桁のシリアルコード
64桁とは文字通りケタ違いの文字数ですね。Windowsのプロダクトキーは25文字、Googleのギフトカードは20文字。64桁とは、絶対に不正利用させたくないのでしょうか。

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