パソコン修理の出し方(改造を隠そう編)

2008年11月15日

前回は「パソコン修理の出し方(依頼前の確認編)」でした。

修理担当へ自分の言いたいことを100%伝える、と書きましたが
その前にやっておくこと、確認することがあります。


3.修理担当に改造がバレないか確認

今回改造というのは、BIOSを載せ替えましたとかそういうハードにマニアックなこと
ではなく、マニュアルに「ここを開けたら修理しません。または有料です」と書いて
あったり、改造(増設や交換)はダメと保証規定に書いてあるかどうかです。

最近のパソコンはBTOに限らず、このあたりが緩くなっています。説明書や保証書で
確認しておきましょう。開き直って知らないフリを決め込むのもありですが、中々通用
しないので、できれば安全に行きたいものです。

※特殊(?)な例、DELL(デル)はケースを開けてのメンテナンスを促していますが
 修理依頼者が購入者ではない場合、アフターサービスを全て断ります。
 オークションや中古屋でアウトレットPCを買う時は覚悟しましょう。
 DELLは新品購入時に必ずユーザ登録があります。


・ 増設パーツが取り残されていないか

 最近増設したハードディスクやメモリならば覚えていると思いますが、少々時間が
 経つと忘れてしまう人がいるようです。出した後に気付いてもアフターカーニバル
 ですので、ケース内にハードディスクがゴロゴロしていたり、聞いたことのない
 メーカーやチップのメモリが堂々と刺さっていないか思い出すか見てみましょう。

 中古パソコン(アウトレットPC)を買ったなら要注意です。
 「アウトレットを売る」ということは知識がある、詳しい人が多いので、購入時に
 聞いておくか、実際に中を開けて仕様書と数が合っているか確認しましょう。


・ 仕様書に書いてあるパーツが載っているか

 改造経験が無く、中古パソコンでもないなら大丈夫でしょう。
 何か交換した覚えがあるなら仕様通りに戻します。

 元のパーツが無いなら、壊れていても良いのでヤフオクなどで探しましょう。
 但し、ロットやシリアルなどパーツ固有の情報が特定されていたらアウトです。


・ シロウト仕事をしていないか

 よくあるのが「ヒートシンク(CPUファン)を外した痕跡」です。
 ツメが折れている、工場で使われていないグリスを塗布、またははみ出している、
 グリス自体に経年がみられない、など、ここを外したことがあるなら結構ピンチです。
 どうしようもないのであきらめてください。

 パソコンCPUファン足折れ
 (手前の2本が折れています)

 CPUファンの電源ケーブルの巻き方が違う、インシュロック(結束バンド)が違う、
 などもバレます。コネクタが別の端子に刺さっているのは問題外。

 メンテナンス(クリーニング)の一部として見てくれる、気付かない、に期待です。

 また、よくあるのが「ビスの位置やモノ自体が違う」
 これはかなりやばいです。修理人は皆、他人のパソコンを新品や自分のPC以上に
 真剣に扱っていますから、こういう下手くそを見ると単純にアタマきます。

 同様にコネクタの挿し間違いや挿し忘れもダメです。
 運送中に絶対外れないものが外れていると全てを疑い始めます。

 超A級クレーマーでハナから開き直るつもりなら構いませんが、修理人が気に入らない
 ことは絶対すべきではありません。


・ 故意に破損していないか

 CPUファンの脚のツメが勝手に折れたり、ビスのねじ山が何もしていないのに
 削れたりすることはありません。BTO含むメーカーパソコンならば、そんなミスは
 ありえません。

 ケースを無理に開けようとしてマイナスドライバーを突っ込んだ、とか
 ムリヤリ閉めようとしてツメが曲がったなどもやばいです。
 構造を知らず開け閉めするなら、爆弾処理するくらい慎重に作業しましょう。


・ 本当に依頼しようとしているメーカーのパソコンか

 何を言ってんの?と思われるかも知れませんが、BTOパソコンの場合はケースも
 カスタマイズの対象なことが多いので、Webサイトで見た画像と同じパソコンだから
 という判断は無しです。

 そんなヤツおらへんやろ、と思われるかも知れませんが2回見ました。
 シリアルシール無い、型番(モデル、シリーズ名)シールも無い、保証書も無い。
 開けてみたら見たこと無い部品ばかり。

 やめてください。
 笑い死にそうになります。


長くなったので今回はこのあたりで。
次回は修理依頼の要点「これさえ書いておけば大丈夫!」で行こうと思います。





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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。