LGA775のCPUファンとケースファンの交換(前編)

2009年8月18日

夏真っ盛り、CPUファンがうるさくないでしょうか。

耐えきれなかったわけではありませんが、このブログのネタ用にツクモが激安販売していたCPUファンとケースファンを購入し交換しました。メーカーもこだわりは無く、普通にscythe(サイズ)です。

KAZE-JYUNI 800rpm (SY1225SL12L) 1個 840円(税込)
ANDY SAMURAI MASTER (SCASM-1000) 1個 1,980円(税込)

リテール(CPUのボックスに付属している)CPUファンと爆熱プレスコットなので、うるさくて当然です。私の中では結構な自作変態仕様になってしまいました。一部始終をお送りします。今回はファンを交換するまで、次回はオーバークロックもどき編です。


以前、socket 478のCPU交換を動画で解説したので、今回はLGA775と思ったのですが、動画を撮れるカメラが壊れてしまい、200万画素のおもちゃのようなデジカメで撮っています。ファインダーと実際に撮れるの画像が違っており、かなり見づらいですが御容赦あれ。


これは良いフィンですね「ANDY SAMURAI-MASTER」


ケースや電源から選び組み立てる自作マニアならば普通、または結構しょぼいパーツになるかも知れませんが、全くこだわらない私にとっては笑えるくらい凄いヒートシンクです。本当に笑いました。

ANDY SAMURAIMASTER

株式会社サイズ | 商品詳細 |ANDY SAMURAI MASTER
http://www.scythe.co.jp/cooler/andy-cooler.html

高さ12cm、リテールには無いフィンの枚数、そしてケースに付けるような大型12cmファンがそのまま乗っかっています。あほかと。いや、買ったのですが。


電源は違いますが、ケースはこれです。

IW-C588 inwin

DOS/Vパーツ専門商社 ユーエーシー株式会社/UAC
http://www.uac.co.jp/top_topix/inwin/c588_80p/c588_80p.html

内部の写真が無いので、似ているミニタワーの画像。
ご覧のようにパッシブダクトという吸気補助が有ります。
Inwinケース ミニタワー

これは、外気を多く入れるためCPUの冷却効率を良くするものですが、CPUファンの高さが約12cm有り、ケースの幅は19cm。どう見ても入らないので外すことにしました。その他、マザーボードからの実際の幅やヒートパイプがコンデンサなどに当たらないかを前もって測っています。

クソでかいCPUファン

サイズはとにかくデカイの一言。
その他の仕様を見て行きましょう。

回転数:1200rpm ・・・ リテールで2800~3400rpmだったので相当落ちます
騒音値:24.00dBA ・・・ リテールより多少静かか。ギリで静音と言えるかも。
風量:68.54CMF ・・・ 中々の性能です。フィンが広く大きいので安心。
ベアリング:Sleeve bearing ・・・ 普通の安物。壊れたらファンだけ交換します。
重量:700g ・・・ 重いですが、こんなもんでしょう。

ソケットは775意外にAMDが揃っていますが、1366(Core i7)は有りません。
このヒートシンクのためにCPUは選びませんが、使い回しはできないということ。


PCケースファン リヤ
PCケースファンの仕様

こちらもサイズ製品。
普通の12cmファンですが、見る箇所はCPUファンと同様です。

回転数:800rpm(±10%) ・・・元のファンが1500rpm。800円は安い。
騒音値:10.70dBA ・・・ 木の葉がすれる程度の音。と、どこかで見た覚えが。
風量:40.17CMF ・・・ 800回転で40CMFは優秀かと思います。

予定外だったのですが、どちらも送料無料なのでカートに入れました。スレーブベアリングは埃で劣化するもの。消耗品なので交換することにしました。


ヒートシンクとリヤファン交換作業


ケースを開け、エアダスターを2本用意します。3本以上でも良いです。

エアブロワー

エアコンプレッサーなどは持っていないので、スプレー式の使い捨てになりますが、連続して噴くと容器が冷たくなり風量が激弱くなります。いくつあっても困るものでは無いので2本以上は常備しておきましょう。逆さなど、どの角度にもできるものがお勧めです。液体が出ずに好きな方向から吹けます。


先の画像にあったパッシブダクト。
スクリュー4本でケースに留められているため外しました。

パッシブ ダクト


PCIボード、一番上はPCI-Express(x16)のMSIのGF6600です。
この小さいファンに埃が溜まると故障の元です。必ず毎回吹き飛ばします。

PCI

下の3枚は上から、無線LANボード(Buffalo-G54)、アナログTVチューナ、サウンドブラスターです。先日有線LANにしたため無線LANは撤去。TVチューナも2回しか使った記憶が無いので撤去。サウンドブラスターだけ残しました。

画質が悪く判りづらいですが、うっすら埃をかぶっていることが見えるでしょうか。グラボのファンがケース内の埃を循環させ、毎回こうなっています。ケース左のスチール部分も若干錆が出ていますが、環境や寿命によるもの。


交換前のCPUファンです。

インテル リテール CPUファン

良く見ると茶色く汚れていますが、これは私が室内で喫煙することと、一時期 空気清浄機の置き場所をミスってしまい、凄い勢いで埃や煙を吸わせてしまった名残です。5ヶ月で目詰まりしていたため、慌てて綿棒で掃除しました。


ヒートシンクを外します。

ヒートシンクの取り外し(手前)

マイナスドライバーをアンカー(足)の「|」に当て、強めに押しながら時計回りに回します。押すことでロックが外れ、回すと完全に解除できます。

ヒートシンクの取り外し(奥)

奥も同じように対角で回して行きますが、まだ抜きません。

4箇所全てを回し終わったら、ファンの縁(フチ)に親指を置き人差し指と中指で「カチ」という手応えがあるまでアンカーを強めに引きます。4箇所終われば、後はマザーボードに引っ掛かっている足を抜きます。ここは慣れていなければ、ぶっ壊しポイントなので充分注意します。

動画で説明できないことが大変残念。


CPUクーラーを取り外しました。

ヒートシンクとCPU

グリスの塗り方はCPUに米粒程度を載せ、ヒートシンクを押し付ける方法が一般的のようですが、左のようにCPUよりヒートシンクの接触部分が狭ければこちらに塗ります。Socket478の動画で解説した通り。CPUを見て頂けると無駄の無さが判るかと思います。我ながら良い例。


グリスを拭き取る際、ややはみ出したので外しました。

Pentium4

ちなみに私はトイレットペーパで拭き取っています。

本当ならば、エチルアルコール(消毒液)などで拭き取るものですが、グリスが固まっていないのでペーパーで充分。ティッシュより摩擦が高いので愛用しています。


アンカーは汎用なので、LGA775用をヒートシンクへセット。

CPUファンのオプション


今回はCPUの面積がヒートシンクより狭いので、CPUへグリスを塗りました。

ヒートシンク

接触する面は保護するために、透明のシールが貼ってあります。
紙で覆ってある場合もあるので、必ず剥がしましょう。


グリスは落として押し付ければ良いのですが、私はヘラで平坦均一にします。

ヘラ

CPUの箱の中にあるプラスチックを切って使います。
この弾力に慣れているため、普通のヘラでは上手く塗れない。


いきなりですが、取付完了です。

ファン各種、取付完了

左がケースのリヤファン。右がCPUファンです。
かなりデカく場所を取っていますが、おそらく大丈夫です。

後は実際に温度を見て正常動作を確認することになります。
しかしこの後、このパソコンは起動しなくなりました。

電源は入るものの、HDDのアクセスランプが11秒点灯した後消灯し、何も起こりません。モニタには何も映ってはいないものの、LEDはオレンジでテスト画面が出ないので信号は一応出ているようです。何度電源を入れ直しても復旧できません。

※↑修理依頼の場合、可能ならばこういう書き方をすると話が早くなります

オーバークロックもどきどころでは無くなりました。

私の作業手順に間違いは無く、変更した配線はファンの電源2つのみ。
原因不明のまま、復旧を試みることになりました。

後編へ行こうと思いましたが、中編へ続きます。

ファンを交換するとPCが起動しなくなった?(中編) | BTOパソコン.com
https://btopc.jp/repair/bto-pc-371.html

リンク用ソース

コメント(10)

ケースについて質問させていただきます。
ど素人ですので、失礼はご容赦ください。

ケースって、いつも囲まれていますが、その必要はあるのでしょうか?
片側を開放しておいてもいいんじゃないかと考えておりました。
そしたら、溜まるホコリの具合もよく見えて、より掃除の意欲がわくとか、片側を開放しておいたら、より放熱には利があるのではないかと思い、質問させていただきました。

開けていても構わないと思います。
熱が篭もらず、見えるので掃除も意識し易くなる為お勧めです。

難点は、常時見えているのでうざい、何か吹き飛ばした時にファンに巻き込まれる可能性、電磁波が嫌だという人も居ます。音の大小はエアフロー=ケース次第でしょう。環境次第では開けておいて良いと思います。※子供や年寄りが入れる場所ならば不可

はじめまして。
KAZE-JYUNI 800rpm SY1225SL12Lで検索してこちらに訪問しました。
自分は、KAZE-JYUNI 800rpm SY1225SL12Lを二個用意し吸気と排気に付けたのですが、ほとんど風量を感じることができません。
ヒツジ先輩の取り付けたこのファンはいかがでしょうか?

ケース開放の件ですが、状況によると思います。
グラボやCPU等ファンを持っているものについては常にフレッシュな空気で冷却出来るため、良いと思います。(あくまでケースが換気の良いところに置かれているという前提ですが)
ただ、HDDについてはケースを閉じる事により空気通路(エアフロー)を確保して冷却している場合があるので、その場合にはかえって加熱する恐れがあります。
使用しているケースの設計思想やファンの状況によりケースバイケースだと。
ただ開放で、扇風機やエアコンの風をダイレクトに当てて冷却するのであれば申し分ないのですが。
重箱の隅をつつくよなレスで申し訳ありません。

KAZE-JYUNI 800rpm SY1225SL12L
それなりの風量ではありますが40CMFは無いような気がします。

写真の撮り方が下手なので判りづらいですが、記事内のケースはリヤファン直上(数cm上)に電源ファンが有り、今手を後ろにやってみましたがケースファンからの排気はほぼ無く電源からガンガン熱風が出ています。電源ファンを割り箸突っ込んで止めてみるとKAZE-JYUNI~の風量変わります。

リヤの排気なら電源ファンの吸気による干渉が考えられます。フロント吸気はケースを開けた状態では難しい所ですが、私は吸排気を間違っていなければ回ってりゃ良いという考え方です。マザーとCPUの温度を見て正常なら良しという事で。

アドバイスありがとうございました。
なるほどでした。
電源のファンを忘れていました。
超負圧状態のような感じになっていたようです。というか、現在も進行形ですけれども…。
サイドパネルを外すと、電源からの風もSY1225SL12Lからの風も勢いよく感じられました。
ケースの密閉性が高いということも実感しました。
サイドパネルに穴をあけて電源と同じ14cmファンを付けた方が良いか考え中です。。。

すばらしいブログ記事(とくに写真)ですね。おかげでLGA775のCPU交換できました。CPU取り付けはしたことあるものの、初のCPU交換でした。効果は不明ですが(笑)。今度からよく考えてサーバとか買うことにします。技術者ってかっこいいですよね、CPU交換成功したけど普通の人には無理なテクニックですね、CPUまわり壊す人多いし。ぼくのセレロンはおかげさまで無傷でしたけど。

それは良かったと言いたい所ですが、こんな記事よりもっと良かったかも知れない記事が動画入りにて埋もれております。

CPUクーラーの取り付け方、LGA775(1156,1366) - BTOパソコン.jp
http://bto-pc.jp/btopc-com/repair/cpu-cooler-lga775.html

注意深く作業する事とプッシュピン次第。
グリスの塗り方動画もこんな所にございます。

CPU用のシリコングリス(サーマルグリス)の選び方 - BTOパソコン.jp
http://bto-pc.jp/btopc-com/repair/bto-pc-322.html

次回交換の際用として参考まで。

ケースファンをCPUに使えるのかでしょうか

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。