良心的「SSDの交換業者」はノートPCに最適か?

2009年6月28日

気になる記憶装置、SSD(Solid State Drive:ソリッド ステート ドライブ)

古いパソコンのハードディスクをSSDへ交換してくれる業者が現れました。
これは良いかも知れず。

SSDを交換する業者

パソコン修理 ハードディスク交換|HDD交換(SSD換装)|CPU交換|アップグレード専門
http://www.mobile-pc.com/sat/index.html

良く見ると修理も有り、CPU交換まで書いてあります。
中々すごい。

アドテックと言えば、私の中では無停電電源装置ですが、データ復旧などもしているようで、BuffaloやI/O-DATAとも提携して手広くやっているようです。

サイトの中を探っていくと、料金が書いてありました。

■内容 ・旧式化したノートパソコンのHDをSSDにアップグレードするSSD交換サービス。

■価格(例)
・SSD 64GB 29,800円
・SSD 128GB 39,800円
・SSD 256GB 99,800円(プロ・ハイエンド向け)
*SSD 512GBのサービスも開始予定。



64GBで約3万円ということはMLC(Multi Level Cell)で安物の方でしょう。
安いと言っても64GBで現在、価格コムでは1.3万~2万円以上色々です。

バルクでも128GBが4万円は現時点では有り得ない激安と思います。
本当に工賃が入っているのか気になります。

この業者のうまいところは「SSDの交換サービス」という新しいことに飛びついたこと。これは需要があるかも知れません。そして、プレスリリースを広範囲に撒いていました。何でも先にやったもの勝ちということはあります。


普通に考えてSSDの交換で引っ掛かることは、いくら相性などで問題が出にくいと言っても本当に自分のPCに接続できるのか。そして、ノートPCでは分解に自信が無いことでしょうか。

お勧め寄りな方向へ来ましたが、私は長続きしないと思います。


現在のMLCで64GBが3万、128GBで4万。これは良いのですが、引用した「内容」にある通り、旧式化したノートパソコンのHDDをSSDにアップグレードするサービスです。

この価格では、残念ながらミニノート(ネットブック)が買えてしまいます。
CeleronやAMDの安物ならば、A4でも4万円台。やや成り立ちません。

これからSSDが普及することは間違い無いので、片手間程度が良いでしょう。


パソコン修理やCPU交換は、もはや時代遅れな気がします。使い捨て状態になってしまっている価格なので、それ以下の修理代やSSD交換作業料金ではやって行けません。

目の付け所が良いという風なことを書いておきながら返しますが、良く考えるとハードディスクをSSDに交換するという発想は、自分で交換できない人間がひらめくとは思えません。


やっておいて損は無いと思いますが、流行らないでしょう。
ターゲットが法人ならば正解なのか。しかし営業が必要でしょう。

SSDのSLCとMLCの違いは以前書いたのでこちらをどうぞ。
私が書いた本文より、リンク先が良記事です。※特に元麻布氏

SSDの性能の違い(MLCとSLC) | BTOパソコン.com
https://btopc.jp/select/bto-pc-187.html

リンク用ソース

コメント(4)

>ハードディスクをSSDに交換するという発想は、自分で交換できない人間がひらめくとは思えません。

私も同感です。初心者がまずSSDに業者で交換しようとは思わないだろうし、古いPCをわざわざSSDに交換しなくても、SSDを積んだネットブックが安く買えるし、わざわざ何年も使ったPCをSSDにする人は少ないかもしれないですね。


5年前のノートPCと今のネットブックを比較した動画によると、5年前のノートPCと今のネットブックではそれほど違いはないみたいです。


高橋敏也のパーツパラダイス
旧式ノート→ネットブックの乗り換えは幸せか?
http://video.watch.impress.co.jp/docs/parts/20090312_43327.html

言葉の使い方の問題では?

「ハードディスクをSSDに交換しますよ!」では伝わらないけれど、「お持ちの旧式PC、そろそろHDDが壊れるんじゃ? 最新式のディスクに交換しておきませんか? 最新式だからスピードもアップ!」という話ならば、伝わるかもよ。

言葉をうまく使ったもん勝ちって気がしますけれどね。

そこですね。
5万や10万が50円か100円レベルの価値ならば趣味でSSD換装するかも知れませんが、少しでも詳しい人間が周りに居れば、ちょっと待てというコールがあるはずです。数千円の差が有り、その判断をどうするのか。中古車のファンベルトを交換するようなもので、やはり私は買い替えが最善かと。

高橋敏也が動いているところを久々に見ました。
もっとバカをやって欲しいですね。

そりゃそうですね。
営業をするならば結構ですが、リリースごときでは「だから何だ」という自作マニアの冷めた目線と、「SSD?何それうまいの?」という、詳しくない人間しかいないでしょう。

SSDの価格と容量、これからの需給を考えると、中古PC(しかもノート)にSSDを載せる説得は難しく、買い替えの営業をした方が良心的では無いかと思えます。

ノートパソコンでさえ使い捨ての時代や価格になってしまったのです。これはパーソナルコンピュータの利用価値が上がり、価格が下がったバランスの崩壊です。そう考えると、パソコン販売は中途半端なメーカーは残れません。

デザインか品質。BTOメーカーは苦しいでしょう。
この1~2年が峠かも知れず。

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。