ハードディスクのデータを復旧、復元、救出してみる(修復編)

2009年5月23日

ハードディスクの故障により、Windowsが起動しなくなったノートです。

セーフモードでも立ち上がらず、強制的に再起動してしまう「ハードディスクのデータを復旧、復元、救出してみる(故障編)」の続き。

まずはノートを分解というほどでも無く、裏返してハードディスクを取り出します。
やはりお前かと思ったWesternDigital。よく壊れていますが、世界シェア2位ということで出回っている数が多いということにしておきます。

と思いましたが、やはりこれは見逃せない。
ウェスタンデジタルはやめましょう。

RMAという修理に出す期間がバルクでも5年保証になるのです。

メーカーでは大量に数千本単位(1箱20本)で仕入れますが、フォーキャスト(購入予定数)を出して契約する際、量が多いだけに優遇してくれるため採用されてしまうのです。

最近と言っても1年以上前ですが、Seagate(シーゲート)も3~5年保証するようで、要は修理と言ってもHDDなので新品や修理完了品と交換してくれるということです。

Buffaloの外付けハードディスクにも多く採用されています。なぜ知っているのかは、もちろん壊れて分解してこのマークの付いたHDDが出てくるからです。

WesternDigital(ウェスタンデジタル)の2.5インチHDD

話が逸れましたが、HDDは取り出したので今度は私のデスクトップPC、スーパー915へIDE接続します。さすがにHDDはSATAなので光学ドライブを外して変換アダプタをかませて取り付けます。

光学ドライブは抜かなくても良いのですが、クセのようなものです。
スピンアップした時に・・・・いや、関係無いので話を戻します。


取り付けて電源を入れ、Windowsが起動します。
ドライブを見るとマウントされているではありませんか。

なぜOSが起動しなかったのか?
中身を見ようとすると、理由が解りました。

WesternDigital認識するが内容無しの故障HDD

なんということでしょう。何もありません。容量0、空きも0です。

これはフォーマットされていないハードディスクと同じですが、フォーマットが指定した領域を確保するという理屈にすると、要するに領域が飛んでしまったということです。

領域を開放された状態、とは一概に言えませんが、ヘッダーが何らかの理由で領域として見えないよう書きかえられたのでしょう。ここは詳しく知りません。


R-Studio データレスキュー PRO でデータ復元を試みる


私が最もよく使う復元ソフトですが、残念ながら販売終了しています。
このソフトウェアが優れている点は、主に3つ。

・ インデックスが高速
・ 不具合ではなく領域解放しただけならば数分で復元準備完了する
・ ツリー構造を保ちつつ、破損したファイルやフォルダが視覚で判る

他にも高度で便利な機能がありますがマニアックな上、入手できないため割愛。
ファイル(フォルダ)検索中のウィンドウのSSを撮りました。

HDDレスキュー(ノート2.5インチ)

見られてマズイわけではありませんが、見易いようにとボカしてみると怪しいSSになりましたが気にせず。赤い行がターゲットです。

巡回冗長検査(CRC)エラーがたくさん出てきました。
これはデータがおかしい、誤りであると教えてくれているもので、この時点でハードディスク不良と決めて良いと思います。ローレベルフォーマットで修復できるかも知れませんが、おすすめしません。

約1時間かかり34GBのサルベージに成功。

ファイルやフォルダの復元に成功

冗長エラーの部分にあったファイルはスキップして拾いませんでしたが、運良く一時ファイルやWindowsのシステムに関わる箇所だったので無視です。

適当に空いているFドライブへWindowsフォルダ以外を復元。保存して電源を切り、XPをインストールして準備していたHDDを取り付けます。

SAUMSUNGの予備ハードディスク(40GB、2.5インチ)

Hynixが好きなのでSAMSUNGという理由ではなく、偶然持っていた予備の2.5インチHDDがサムソンだったというだけです。容量は40GBですが、普通に使っていたら60GBの2/3以上使用していることは無いという直感で、先にXPを入れておいたものです。

フォルダを丸ごとコピーするのですが、ここで気を利かせてマイドキュメントまで復元するよう、ユーザー名を元の名前と同じものにしておきました。こうすると、お気に入りの移動などせずデフォルトでIEにセットされ、デスクトップのショートカットの位置まで復元できます。

注意することは、メールにOutlookExpressを使っていた場合で、エクスポートしインポートしなければ自動的には戻りません。レジストリは関係ありませんが、手動で新しいOutlook~のフォルダへ移す必要があります。

以上、HDDをノートへ戻してProgramFilesにあったアプリケーションをインストールすれば、復元は9割方できています。無線LANなどネットワークの設定などすれば完了。


データ復旧、復元ソフトについて


復元ソフトと言えば、宣伝しまくりのファイナルデータが有名ですが、私の個人的な感想としてはクソです。失礼、ぜんぜんちょっとばかしダメです。お察しください。

どうダメなのかは他のソフトにも言えますが、R-Studioのデータレスキューのような構造を細かく復元することができないのです。正確にはできないことはありませんが、パッケージの価格が数倍~数十倍に上がります。

また、壊れたファイルまでそのまま戻そうとするため、画像の場合はサムネイルを数千枚確認したり、場合によってはjpegでは不完全なためかbmpで戻そうとします。容量がシャレになりません。

私が使ったわけではないので強くお勧めするものではありませんが、R-Studioに近いものがあったので、お困りの方用に書いておきます。

・ パーティションが吹っ飛んだ、フォーマットしただけ

今回、私が復元に成功したようなディスクが0%の場合や、ディスクは認識しても全く中が見えずフォーマットを促される時は 「完全ドライブ復元」が良いと思います。完全なワケが無いのでネーミングは気に入りませんが、詳細と体験版から見る限りでは優秀です。

・ ファイルを削除したものを復元する

ディスクが見えていて、尚かつ複雑な復旧が必要なら 「完全データ復元」が良いと思います。USBからブート(起動)できるので一般的でしょうか。私はPCを複数持っているので余計な芸当ができますが、USBブートはデカイです。1スピンドルのミニノートなどにも使えるということです。

・ どれが良いか判らずパッケージが必要なセレブ用

上2つはベクターのダウンロードですが、早く復旧したいだろうと思ったためです。届くまで待つなら楽天ブックスなどでどうぞ。

どこでも良いですが、送料無料で数円分のポイントも付きます。


ダウンロード版、インストールする際も同様ですが、復旧対象のハードディスクには入れないことをお忘れ無く。

そんなアホな人は今まで1人しか見たことありませんが、上書きすることになるため、そこに復元したいファイルがあれば破損したり復旧できなくなります。

業者へ依頼する前にご自分で復元を試みることも手でしょう。

パソコン選び同様、万一更なる故障などしてしまえば、他人(業者)の責任にしたくなるものです。常に最悪の状況を考え、復旧できたら運が良かったということで。

バックアップは忘れずに。<とにかくこれが言いたい

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

情報提供有り難う御座います。
非公開コメントなので内容には触れませんが、R-STUDIOの最新は本家で継続しているようです。

R-TT のデータ リカバリ ソフトウェアおよびアンデリート
http://www.r-tt.com/ja/

ここから購入できるようです。
http://www.data-recovery-software.net/ja/

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プロフィール

ヒツジ先輩

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BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。