ブルースクリーンのエラーコードはアテにならない

2018年12月14日

Windowsユーザの顔色も青くなるブルースクリーン。

英語でBSOD(Blue Screen of Death)と略されるこの症状は私が修理現場で困ったPC不具合の一つであり、もちろん自宅でも発生してしまうわけで、今も発生しているので気の毒な例として紹介。

年末になると不具合出るヒツジ先輩メインPCあるある。

ブルースクリーンのエラーコードはアテにならない

流れで参りましょう。

ある日突然の11月中頃、Windowsを更新してシャットダウンして寝て起きてパソコンの前へ行くと、「更新プログラムの構成中100%完了」の画面。要するにシャットダウンできていない。

私が就寝したのはその画面を見た4時間以上前であり、やたら長すぎるアップデートなのかと疑いつつ、そんなわけないだろうと数分モニタ前で待つも100%から進まないWindowsあるある。

仕方なくセーフモードへ

すると、セーフモードなのにWindows更新してしまうアホな7。

セーフモードでも更新したがるバカOS

セーフモードの意味をマイクロソフトは知らないのだろうか。

何かおかしいから調べたいモードなのに、それよりも重要度の低いOSの更新をぶち込んでくるとか、XPまでは考えられなかった陰ながらの改悪。しかもこの状態で再び停止し、35%から進まないこと20分以上。

さすがにマザーボードのリセットボタンを押して再びセーフモードにすると、今度は35%でまたもや止まった。

外出して戻るとセーフモードで起動できていた

「XPではなく7ならシステムの復元できるのか?」と期待を込めて。

修復を試みる

安定の失敗。

安定の失敗

チェックディスクが突っ走る編

その数日後、チェックディスクがWindows起動時に毎回RUNする仕様に。

checkdisk

BSOD発生へ

それから数日後、週一くらいで2週間ほどBSOD発生。

BSOD

エラーコード(STOP)は0x00000050と来た。

検索してみるとメモリがおかしい、ウィルスかもとのことで、ウィルスなどはESETやChromeブラウザなどが効いているはずなのでまずないとしてメモリをMemtest 86+をUSB棒に入れてテスト。

Memtest編

MEMTEST

見るところは右下あたりのErrors:0、Pass:2のところ。

4GBx2枚のメモリを2周テストしたけれどエラーは検出しなかったという意味で、Memtestでエラー出ないならメモリが原因ではなさそう。このフリーソフト、メーカーの修理現場でも愛用されていたほど優秀なのでオススメ。

CPUクロックを定格へ

何が原因かわからないため、CPUのアンダークロックを元に戻す。

アンダークロック限定解除

元々このCPUはオーバークロック非対応なはずであり、ならばアンダークロックのようなクロック変更で何かおかしくなったのかとダメ元的な淡い期待を寄せて。

イベントビューア編

BSOD(STOP:0x00000050)が出たタイミングのイベントも確認済。

ダンプファイル1

ダンプファイルの中身がこちら。

ダンプ詳細

iusb3hub.sys でズッコケているらしく、検索するも光回線の終端装置がおかしいとかHP製プリンタが原因だったとか、意味不明な検索結果ばかりでアテにならず。

名前からしてUSBとか3.0系?と思ったけれど、私はUSB 3.0端子に何も挿していないので関係ないはず。一応USB3.0端子にメモリ棒挿してみたけれど全部認識しており問題なし。

 

この状況で元PCメーカー修理担当者の判断は?

結論から言うと、結論になっていない気がするけれど答えは「保留」。

1.BSOD~0x~50エラー

最も困る不具合がこれで、週1で出るかどうかというランダムなエラーであり、いつどのタイミングなのかがわからない。

毎回100%の確率でWindows 7起動時に出るのならば、私ならまずメモリを抜いてみる、電源交換、ストレージ(SSD/HDD)を1本だけで試す、などで正常動作する方法を探すけれど頻度が低すぎて検証ムリ。

2.メモリは正常らしい?

私が現場に居た当時の修理担当者どころかそのメーカーの人がほぼ総意で信頼していたメモリテストソフトで2回転テストして正常ならば多分正常。

ここがブルースクリーンのアテにならない率9割以上と感じるところで、Memtestが2回以上回ればメモリは無罪な可能性9割以上と判断可能とし、BSODのSTOPコードがアテにならないと実感。

3.Checkdiskが毎回走る

経験上これが最も怪しいと感じており、原因はメモリとかウィルスとかモデムとかプリンタではなく以下3つのどれか。
  1. SATAケーブル
  2. マザーのSATA端子
  3. Fドライブ(4TB HDD)

ならばと1のケーブルを交換し、2のマザーの端子を変更し、3はHDDの接続ケーブルを他のHDDと変更してみると良さそうだけれども、それで治られても困るというのが私の言い分。

では何をどうしたいのか?

本格的な不具合が毎回発生するまで待つ。

なぜかは、今ここで下手にケーブルや端子を変更して正常になったとしても、BSOD出なくなったとしても、何が原因だったのかわからない検証方法は後々別の謎問題を起こしそうと思うため。

とりあえずFドライブのチェックディスクは鬱陶しいので手動にてWindows上から実行。私は効率厨なのでパソコン使えない状況で強制チェックディスクされるのは嫌。

chkdsk-f

数分で終了。したけれど、多分またBSODは出ると思う。

 

パソコン修理が難しくなるのは時々の不具合

今から7年くらい前なので、私がまだ某BTOメーカーに居た頃かやめた直後くらいに作成した、おそらくやめた後だと記憶している修理依頼用紙のイメージ。

pcrepair20110130-1

source:BTOパソコン以外でも使えるパーフェクト修理依頼書

重要な部分は上1/3くらいで、どのくらいの頻度でその不具合が発生するのか、その不具合はどういった状況で起こるのか、できるだけ詳しく書いて欲しいことがこのフォームを見て取れるかと。

この記事のように詳しく書け、画像入りで書けとまでは言わないけれど、「時々」起こる不具合は本当に困る。その「時々」を待つしか無い上、遭遇できたとしても今回のBSODのように全然解決しないことも普通にある。

かと言えども、修理依頼パソコンを延々と使用するわけには行かないため、的外れかも知れないテストを繰り返して何が起こるのか待ち、的外れかも知れない部品交換をして不具合が出るか待つ。

こんなことをしていると2~3週間なぞ軽く経過してしまうため、詳細がなければ「多分これかな?」とか「Windows入れ直して再修理依頼が来るか待つしかない」となってしまうというカラクリがございます。

私のメインPC不具合発生から早1ヶ月くらい。いまだに原因が何かわからないため、不具合箇所を特定できるまで、言い方を変えると「これを交換すれば治るのか」がわかるまで、この状態で使い続ける。

修理依頼者に「完全に壊れるまで待て」とか言えないけれど、自分のパソコンならそうするのが手っ取り早いのでそうする、という話。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(1)

再起動するとエラーコード変わったりしますからね。昔からほとんど参考にしていません。

どうでも良いですけれどWindowsの「スタートアップ修復」ってやる気あるのですしょうか。アレで何某か改善された記憶は無いです。修復する気が無いなら邪魔だから引っ込んでろと。

NEC LAVIE公式サイト|Q&A番号 011931 Windows 7でスタートアップ修復を行う方法
https://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=011931


>セーフモードなのにWindows更新してしまうアホな7
そらセーフモードって「無駄なソフトやらサービスやらを停止して起動するスリムOSモード」ですから、Windowsそのものを更新するWindows Updateのインストールがセーフモードで止まらないのは当然では。アップデートファイルのダウンロード前なら止まるでしょうが。

試したこと無いため知りませんが、ネットワークを有効化したセーフモードの場合、Windows Updateはダウンロードからインストールまで進むのでしょうかね。

>XPではなく7ならシステムの復元できるのか?
ちなみにWindows10の場合、大型アップデートで復元が無効にされる事態がある模様。私もそれに巻き込まれましたが、グループポリシーで無効にされていただけのため、過去の復元データは復帰できた模様(※ただしロールバックできる最新が1年前のデータ)。

AOMEI Backupper|windows 10でシステムの復元ボタンがグレーアウトされた
https://www.backup-utility.com/jp/windows-10/system-restore-greyed-out-windows-10.html

>BSOD発生
1年~2年に1回くらい、原因不明ながら「前触れ無く電源断(非シャットダウン)」→「再起動してoperating system not found」→「再起動で正常起動(チェックディスクが1度だけ走る)」が起こりますね。

ブルースクリーンはWindows2000~XP時代のフリーゲームをフルスクリーンで起動したら見られました。PC雑誌の付録CDに付いて来たゲーム。懐かしくて起動したら懐かしいBSODを見られて満足。コードは見るのを忘れた。

>名前からしてUSBとか3.0系?と思ったけれど
1年くらい前にも似たようにエラーで止まりませんでしたっけ。

BTOパソコン.jp|ヒツジ先輩のメインPCが1年半と少々で故障した件
https://btopc.jp/repair/z97-falling.html

>何が原因だったのかわからない検証方法
1.何度かチャレンジしたらできた
2.とりあえず無視して進めたら大丈夫だった
3.気付いたら起こらなくなっていた
4.適当にランタイムとか修正プログラムとか入れたら動いた
5.なんか直った

こういうの日常的に起こりますけれど気持ち悪いです。

>修理依頼者に「完全に壊れるまで待て」とか言えない
「すべてのユーザにセカンドPCを」キャンペーンでも開催すれば良いのでは。ちょうどクリスマスが近いですし。

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BTOパソコンメーカー比較

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2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

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ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

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勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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お知らせ

Windows 7サポート終了は2020年1月14日


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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。