PCケース LANBOYAIR 5つの利点と5つの難点

2010年8月19日

Antecより面白パソコンケースが発売。

LANBOYAIR、読み方が分かりませんが私の脳内ではランボーイエアーとしております。特に気にしてはいなかったものの、ニュースサイトから断続的にRSSで飛んで来るため耐えきれずネタに。

BTOパソコンか自作か、またはBTOパソコンの改造や修理の際に、という相変わらず強引な手法で修理カテゴリへ突っ込みます。内容は初心者用なので自作と矛盾しますが気にせず。

自作マニアがこだわるパーツの一つがPCケース。

自作やり始め当初は、CPUの性能やメモリの増設、HDDの本数や繋げ方に凝ってみたりするものの、いずれ電源ユニットやケースに行くでしょう。

なぜかは簡単。パーツ全体の寿命に関わり、より安定した電圧と効率良く冷えるエアフロー(空気の流れ)を求める為。

Antecの評判の善し悪しは知りませんが、個人的にはアンテックは良いと思うので5つの良い所、心を鬼にして難点を5つ。

良い事ばかりでは大手のニュースサイトの宣伝と変わらないため。

LANBOYAIR-RED 製品情報 l 株式会社リンクスインターナショナル
http://www.links.co.jp/items/antec-case/lanboyairred.html

上のリンクより引かせてもらいます。

 

AntecのPCケース「LANBOYAIR」5つの利点

ケースがカスタマイズ出来るという常識を覆す仕様。

LANBOYAIR RED

普通のPCケースより多めに外れており内部の構造を変更可能。

全面アダルトな雰囲気漂う「網(あみ)」(メッシュとも言う)になっており、網ケース越しに部品の詳細が見えそうでシリアルナンバーまでは見えないパーツを鑑賞しハァハァしてしまう自作変態には萌えポイントでしょうか。お帰り下さい。

失礼。

ケース側メス端子がUSB3.0に対応

個人的に盲点だった仕様ですが、マザーボードがUSB3.0(5Gbps)に対応していてもケースのメス端子が対応していなければ2.0(480Mbps)になってしまう。

ケースのフロントがUSB3.0に対応

USB3.0の目印は中が青い事。青いから対応しているという意味では無く、青で無ければ非対応と考えます。

自作するような人間がフロントのUSB接続に3.0が必要かと言えば要らないとは思うものの、旧来のケースより価値は高めと言えましょう。

電源ユニットは上下どちらも搭載可

普通、電源装置はケース上に有る物でしたが、ここ3年程の間に下に搭載される事も有り珍しくも無く。

電源ユニットは上下どちらでも搭載可能

ケースで選ぶと電源の上下を選ぶ事は出来ず、私が以前これが良いと言っていたTwelve Hundredでは電源が下。しかもファンが上を向いており、ファンの重さによる負荷や構造に問題は無いのか。このケースなら上に付ければ良いだろうと。

電源用のフレームを見るにLANBOYAIRもファンが上になるようで、気にならないなら下。普通に使うなら上で良いでしょう。選べる事は良い事。

上に取り付ける利点としては、CPUに近く電源ユニットのファンは吸気の為、リヤファンに協力して排熱してくれる事。難点は電源も発熱するためCPUの熱まで取り込んでしまう。

下に取り付ける利点は、CPUの熱を拾わない。但し降り注ぐホコリを全部吸ってしまいどうかと。

5インチベイは上中下段に変更可能

ケースのカスタマイズ同様、この発想は無かった。

5インチベイの場所を変更

ファンの有る部分の裏は3.5インチのシャドウベイ、ファンの無い3スロットが5(5.25)インチになっており光学ドライブやHDD外から換装ドライブを下に持って来られるわけです。

疑問に思った事が無かった為5インチは上に有るものとしておりましたが、良く考えると下でも良く、しかもLANBOYAIRでは中段も可。

なぜ上に有るかは、電源が上ならマザーは下。普通に取り付けるとCPUは上になりサウスブリッジが下。マザーの構造からストレージ用の端子は下の手前になり3.5インチ(HDDやカードリーダー)用として、本数の少ない5インチは上になるのでしょう。

SATAケーブルは少々長くとも問題無いため上に来ても良いわけですな。

マザーボードトレイ式(CPUカットアウト)

ここからは本当に一部のマニア向けかと思いますが、CPUのファンを取り付ける際にマザーボードの表から取り付けるタイプは良いものの、マザーを外して裏から作業という物も中には有ります。

これまたリンクスですが、例の簡易水冷(CORSAIR CWCH50

CORSAIR CWCH50

下の茶色の部品をマザーボードの裏から留めるわけです。

フルタワーでは昔から有りますが、マザーボードがトレイになっており背面へ引き出し可能。更にCPUの裏に穴が開いております。

CPUの裏に穴が空けてある

自作するならマザー分解も楽しいかも知れませんが、私は面倒なのでマザーを外すようなクーラーは買わない。しかしこれなら有り。

外部水冷用の穴とラジエータ台付

100人居ても99人くらいやらないと思いますが外付の水冷に対応。ホースをケースリヤ下から出してケース上のラジエータに接続するのでしょうか。

水冷用の構造も有る

ちょいと良く分かりませんが、とりあえず可能のようで。

いずれも不要なら何の得にもなりませんが、これらが必要と思えば良しとして評価は高いと言えましょう。

 

LANBOYAIR、5つの難点

リンクスのページで特徴として挙げられている内、難点に見える5つより。

ドライブは縦横方向どちらも搭載可

ドライブを縦横どちらでも行けると有ります。

ドライブは縦横変更出来る

どう見ても取り替えが面倒です。

しかし3.5インチでHDDが6本も入れば最近のHDD大容量かつ格安化で交換は不要かも知れませんが、写真上のような横にする意味が解らない。

更に意味が分からない事に、光学ドライブも横向きに取付可能と書かれており、毎回ケースフロントの横を開くのかと。なぜこのような構造にしたかは、トランスフォームとすけすけデザインの為かと思いますが、どうにかならなかったのか。

12cmファンを最大15個搭載可能

ケース全体が網という事はエアフローは考慮しないのかと思えば、12cmファン満載OK。しかし紹介の写真では前2、側面2、後ろ1の計5個。

面積で考えてみましょう。

12cmファン最大15個

奥側の側板はマザーボード、下または上に電源が有るとしてそこにファンは無駄なので無し。とすると、その他の面には全てファンが付く事になります。

最大なので15個も付けるとネタとして役立ちますが、普通に考えてうるさい。

騒音は打ち消すらしいので単純に合計では出ないものの、1つ20デシベルとして15個付けると飛行場の約3倍300、なわけは有りませんが、網で萌える為 では無く、カスタムケースとしての代償と言えましょう。

パーツを載せる箇所にファンを搭載する、までは行かなくとも、最低3個として電源ファンを含めると4個。付いているファンの性能や静音性によりますが、交換や回転数を更に低くするため別途調整が必要やも知れず。

また、ファンは電源を取らなければ動かないので、電源ユニットからのコネクタ本数や変換などに注意が必要。

2.5インチは底面に置くだけ

スペック一覧の数値水増しに見えますが、これは何なのか。

2.5インチベイなのか?

写真右下の4つx2のビス穴が有る場所に2.5インチを搭載というか置けるようです。私が今やっていますが、ケースの底にHDDを直置きするようなものでしょう。

悪いとは言わないけれど、ネジ止めするならケースを逆さにするのかと。仕様としてこれは頂けない。無しとした方がスマート。

このスペースを利用してスイッチや端子類を下にして欲しいものです。

フレームの色が赤と黄の2種類

但し黄シャーシはLEDが青。

LANBOYAIRの黄色

発想が海外のBTOパソコンというか、今ふと思った事は海外用に作られており日本向けでは無いのかという。

普通に黒で良く、他のケースでも言える事ですがなぜファンにLEDを付けるのか理解不能。無駄に光るなら消せるようスイッチが欲しいものです。光りたいなら装飾マニアは自分で付ければよろしい。

デスクトップはモニタが大きく、時には映画などを観る事も有るでしょう。部屋を暗くするとファンが光り邪魔です。海外仕様なのでしょうな。

自作用のケースは価格が高過ぎ

適当に安いケースなら数千円。私のケースは5年前にサイコムでBTO購入した電源付きのInwinケースが確か7千円程度。ケースのみで22800円は無い。

製造数が少なく金型代や輸送コストが1台あたりに多めにかかり、リンクスインターナショナル代と小売の利益が乗れば高額化は仕方無し。しかし高過ぎる。

ツクモが早速19800円で販売しているものの、PCケースは運良く処分に当たらなければ価格は下がらず、私の良く外れる予想では2年後に底値15千円が良い所。これでも高い。

 

LANBOYAIR、良いと思うので在庫処分に期待

いきなり諦めておりますが、やはり高額さはどうにもならず。

15千円の電源を付けると35千円。安いAMDパソコンやネットブックが買えてしまう金額に。しかし自作では換装が常識、現在使っているパーツを丸ごと新ケースに載せ替えるなら有りでしょうか。自作が趣味な人間の金銭感覚なら安いケースかも知れません。

ようやくTwelveHundred(価格.com)が2万を切ってはいるものの、私が買えると思う1万円切りは無いと思われ一生買えないと思いますが、自作や改造ならPCケースは下手すると一生物。とまでは行かないものの10年以上の付き合いになる可能性も有り。

CPUが車ならケースは家かも知れませんな。

それは大袈裟です。


検索中に見てしまったのでおまけ。

Xpressar with Black Xaser VI

市販ガス冷付ケースは約10万円。ケースの中にエアコンを入れているようなものでしょうか。フェイスにて取り寄せですが販売中。

Xpressar with Black Xaser VI

仕様を見ようとするものの公式はサイト丸ごと見えなくなっております。

http://www.xpressar.jp/product/rsc100/rcs100-spec.html

妙なケースを買うなら自己責任、趣味の範囲でどうぞ。


アップロード前の確認をしつつニュースを見ていると理想型が発売。

IW-BR661

エムヴィケー、In WinのPCケース「IW-BR661」「Wavy」 - ITmedia
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1008/18/news090.html

実売価格の予想は7980円。

CPU裏面は穴が開いており使わないけれど水冷パイプの出し入れ可能。PCIやシャドウベイはネジ無しで開閉出来る上に普通の黒いミドルタワー。側板裏に配線を仕舞える事もポイント高し。

しかし電源が下になっており、上部の3.5と5インチは良いとして下のHDD寝台が2本は少ない。このように何かとケチを付けて買わない理由を探す為、私が書いた事は全部無視して構いません。

要するにここまで書いた事は全て無駄というオチと致します。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(2)

AntecはHundredシリーズとかP180シリーズとか出してた頃のデザインが好きです。
シンプルだけれどかゆいところに手が届く便利な機能やギミックが盛り込まれていて、おおコレはいいじゃない!ってかんじでよく感心してました。

どうも最近はケバケバしくてゴツイ感じのケースばかり出すので楽しくないw
もっとも、2年くらい前のミドルタワーだとゲフォのGTX以上が狭くて付かなかったりするので、ケースが大型化せざるを得ないのかもしれませんが、デカくてもこう落ち着いた感じのそれでいてセンスのいいケース希望。

よく解りませんが、アメリカ人はやっぱ原色系とか好きなんですかw
あと気になるのが、ゲーミングケースとか、必ずと言っていいほどLED電飾祭り状態になってるのですが、あれは寝れないだろうとw寝室に置けないだろうとw
プロニートゲーマーやネトゲ廃人は夜寝ないから問題ない(キリッ
ってこと?

この前、北米のBTO紹介の記事で私の気を引いたのは、その斬新な色使いwではなくて、HDDがホットスワップでフロントアクセスできるギミックの方だったので、P180っぽいデザインでHDDベイ×8個くらいがホットスワップでフロントアクセス可能なケース出たら本気出すw

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BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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