11P1220-C-IRM分解不能?SSD化メモリ交換断念(中編)

2016年3月16日

前編の続き。

前回はパソコン工房のノートPC(以下、1220ノート)を動作させた主にWindows上での作業感の感想文。今回はノート本体を分解し、メモリを2GBから4GBへ、HDDをSSDへ交換してどうなるかを試行。

現物から参りましょう。

モバイルノート「11P1220-C-IRM」開封の儀

箱からやろうと思ったけれど水増し過ぎるので自粛し中身全部から。

11P1220フルセット

ノートPC本体と電源ケーブル&ACアダプタ。マニュアル、保証書、注意書き、そして見えている光学メディアはドライバ。このデザインはCLEVOと判る私は元メーカーの修理担当者でCLEVOとは古い付き合い。

本体を裏返し、ラベルとドライバメディアを撮影。

clevo W515LU

ラベルの画像左上に小さくW515LUと書かれております。

BTOパソコンのノートはDELLやHP以外は自社製造していないメーカーが多い為、ドライバ無くしたりの際は製造元のメーカーと型番は重要。特に海外の情報も検索したい際は役立つ。

キーボードは今時なアイソレーション。

キーボードはアイソレーション

見た目が良く薄型PCに合い故障しづらいだろうから良いのだろうけれども、個人的にはこれ打つくらいなら昔のパンタグラフの方がまだ良かったと感じております。アイソレーション凄く打ち難いし10分くらいで指痛くなる。

バッテリとACアダプタ。

バッテリ

モバイルノートでありCPUのTDPは6Wなのでいずれも小型。

バッテリ容量はいくらか探すも不明。型番W510BAT-3で検索するとマウスが1万円くらいで販売しており容量は2,700mAhとなっており、「お前はスマホか」と脳内つっこみ余裕。

前編で書き忘れたけれど、満充電から3~4時間の動作可能を確認しておりパソコン工房の仕様表記通り。

左右側面。

横

この価格でHDMI出力とUSB3.0は有り難い。個人的には有線LAN端子まで付いている辺りが大きな利点。SDカードスロットは一番デカいやつのみ対応なので、マイクロ挿す際は変換が必要。3in1の黒い奴はスロットのカバーを載せて撮影。

どのくらい開くか限界まで開けてみたところ。

130度くらいまで開く

分度器で図ると130度なので、垂直から後方へ40度倒せる感じ。

どうでも良いけれどバッテリスロット内側にSIMスロットを発見。

SIMカードスロット発見

中身は空洞なのでSIMカードぶち込まないようご注意有れ。

 

11P1220-C-IRM=W515LUの分解を試みる

さて本題。

CPUはBGA(基板に溶接)なのでどうにもならないとしてもSSD化とメモリ交換は必須。現在の仕様ではSSD慣れした人間には何に使えば良いのか以前の問題と言えるほど処理が遅すぎストレス。

私は修理工場でノートも担当していたので今時のノートの分解くらいちょろいはず。裏返すとあからさまにネジが5本有るので外す。

分解開始

メモリやHDDを取り替える為のフタが無いけれど、モバイルであろうと昔と基本は同じ、行けるだろうと思いきや、見えているネジ外しただけでは開かず。

ならばゴム足の中に隠しネジが有るはず。

ゴム足

しかし無かったのである。マジかよ感が半端無し。

隠しネジが無い

隠しネジを更に隠す為にプラスチックを流し込むという意味不明に無駄な事を安物上等なCLEVOがやるとも思えず。

「そうか、モバイル独特の爪で止まっているのですね?」と思いSIMカードの残りカスでパキパキと開く。そんな物は持っていないならクレジットカードで代用可。

爪をカードで外して行く

駄目ッ・・・全然、開かない。 ざわ・・・ ざわ・・・

四隅の感触からして爪では無く他に隠しネジが有りそうな固さ。CLEVOの公式で詳細が掲載されているかと思えば平常運転なやる気無さ。

藍天Clevo
http://www.clevo.com.tw/clevo_prodetail.asp?id=796

11P1220-C-IRMはパソコン工房での型番、製造元のCLEVOの型番はW515LUという違いがございます。

誰か分解しているだろうと検索するもパソコン工房の型番ではヒットせず、CLEVOの型番で海外まで隅々見るも誰も分解していない。

PDF形式のメンテナンスマニュアルが何故か随所で販売されていたものの、カード決済とか何それ怖い過ぎて手が出ず、ロシアで拾ったマザーボードの画像を見てもネジの位置は不明。

マザーの設計を確認

だいたいネジはマザーを避けて留まっているはずなのでこれ見ても解らない。そこでノート本体を触診していると気付いた、ここに何か窪みが有る。

ラベルの下に隠しネジの気配

直径7mmくらいの円形の穴感。これは修理現場で一度見た事の有る、ASUSノートのようなキーボード裏へ直結しているネジなのでは無かろうかと直感。

分かり難いので写真を借りると、ノート表面のキーボードの裏にネジ穴が有り、ノート本体を貫通してボトムケースとキーボードを固定しているという技。

キーボードの裏にネジ穴?

source:http://www.aliexpress.com

ラベルを破ると分解しようとしたのがバレバレなので万一の際にパソコン工房から修理断られそう。

しかし2GBメモリとHDDは嫌。1万円のパソコンを修理に出すかと言えばそれは無い。もはやCLEVO対ヒツジ先輩の構図が明確となった今、乗らなければこのビッグウェーブに。

後人へと伝える1220ノート、世界中のW515LU分解したユーザの皆様の先陣として戦うべし(キリッ 

しかしネジ無し

ネジ、無かった。いやマジで。

なぜここに穴を空けていたのかCLEVOへ小一時間問い詰めたい。孔明に嵌められた仲達の気分を堪能。意味不明失礼。

改めて分解途中のノートのケース隙間に指を入れつつ感触を確かめると、本体奥側があまりにもしっかり固定されている事に気付く。

という事は、こうなっていると予想。

4つのネジで固定されている可能性

キーボードの上では無く裏側の下、ノート本体のキーボード裏4隅がネジ留めされているはず。しかしこのキーボード、どこにもロック(爪)が無く、ビス止めもされていないのでどうやって剥がせば良いのかこれまた不明。

CLEVOがやる事なので両面テープの可能性大。しかしキーボードを工具で剥がそうとしても全然動かない。傷が付く程度ならば良いとしても、キーボード曲がったまんま外せませんでしたは困る。

ヒツジ先輩、白旗。これ以上無理して壊すとこいつは本格的なゴミになる。

 

パーツ換装前提なら分解可能か事前に検索を(まとめ)

今回は1万円という激安特化に釣られたので考える暇さえ無かったけれど、私がこのノートを通常価格で購入するならば、SSD化やメモリ増量前提なので分解出来るか先に検索するはず。

12型未満のモバイルノートは昔から1220ノートのような分解困難な物は存在しており、構造が判明していても開けようとするとケース内の爪が壊れるなどはあるある。

1220ノートを例にすると、

  • 「11P1220-C-IRM 分解」で検索した後、画像検索も試す
  • 「W515LU 分解」、「W515LU disassembly」で検索
  • YouTubeで「11P1220-C-IRM」「W515LU」を探す
  • 「11P1220-C-IRM 裏」「W515LU bottom」も

ここまでやって底面の状態が判らないならば様子見。もし私がアップロードしているようなボトムケースの画像が有ったならば分解困難の可能性大として避けるはず。

最近のノートは国内大手メーカーでもメモリやストレージ程度は交換出来るよう設計されている物が多いものの、やはりモバイルは事情が違う。

SSDやメモリ交換前提ならば買う前に検索しましょう。

そしてパソコン工房などCLEVO先生使うなら、分解前提にしろとまでは言わないけれど、裏返して撮影した画像も掲載しておいて欲しい。

おまけ:どうすんだよこれ感が半端無し

これ。

  • Windows 10 64bit
  • HDD1本のみ搭載
  • RAM2GBx1(空き0)

何に使えと・・・?せめてDVDドライブが有るならばアダプタ付けてSSD突っ込めるので何とかなったかも知れない。

SSDを120GBくらい、メモリ4GBx1へ交換すると1万円以内で改造完了するので誰かに2万円で売れば作業の手間を込とするならチャラ、そう思っていた時期が私にも有りましたというやつ。

Atom系Celeron、2GBメモリ、HDD、Win10という4重苦なのでマジで使いどころが分からない。せめてSSDだけでも、もしくはメモリだけでも交換出来たならまともに使えるはずだけれども現時点では私には無理。

分解に挑戦する人柱をお待ちしているので、構造が判ったならばブログに型番入れて分解したと書いてくれたり、メールでどこ外せば良いのか教えて貰えると助かるというわけで、そっと箱へ仕舞い1220ノートはコールドスリープに入ったのであった。めでたくは無し。


当日追記:分解方法が判明したのでタイトル末尾を後編から中編へ変更。後編では分解の様子を紹介。コメントにて御助言、有難う御座います。

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リンク用ソース

コメント(7)

ふふふ
ニヤニヤできたのでよし(ワイ底のシール破った時点から固定方法の解明が目的になりまず再組立てとかどうでもよくなる

分解マスターの方々におかれましてはこれはよいコンペの予感

>HDD1本のみ搭載

外付けドライブからのブートにするとか?
起動ドライブはヒツジ先輩が以前紹介してた
「Sandisk USB3.0 USB 128GB Extreme PRO」

>RAM2GBx1(空き0)

ReadyBoost機能とかで何とかするとか?

普段使うPCメモリ多いから使わない機能で
効果はどれほどかわからないw

モバイルノートだから仕方なしって感じですかねw
モバイルノートはタッチパッドの設定項目が
無かったりいろいろ問題多そうw

>キーボードは今時なアイソレーション
F1・F6・F10・Insert(でせうか)のところに溝らしき物が見えるので以前のモデルと構造的には変わってないようですね。後述しますがキーボードチェックの動画をキーストロークがすごく浅く見えるので、いつものキーボードの感覚で打つと底に当たった衝撃で痛いんでしょうねぇ

>構造が判った
価格.com - 『メモリー交換について』 IIYAMA 11P1200-C-JGM [Windows 8.1 Update搭載] のクチコミ掲示板
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000782990/SortID=19082801/
iiyama 11P1000-C-TRMのキーボードチェック-checking keyboard- - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=WR3rquYN1Ds

ファンクションの画面側(上側)に溝の有る部分が有るので、そこが外せるそうです

余談というかどうやってたどりついたかについて
価格.com - 液晶サイズ:11~13インチ IIYAMA(イイヤマ)のノートパソコン すべての製品 登録日の新しい順
http://kakaku.com/pc/note-pc/itemlist.aspx?pdf_ma=37&pdf_Spec301=11-13&pdf_so=e2&pdf_ob=0

価格.comで同型モデルを新しい順に並べて眺めてて、「コストダウンの為に構造一緒にしてそうだな~。ちょっと前のモデルでメモリ換装してる人いないか調べてみるか」と思い立って調べてみた次第です

>構造が判った
キーボード側からアプローチっての超昔にあったMacのpowerbookみたいw って思っちゃったw

こんな感じなのでWinPCのノートは裏面からいじるのを知ったときびっくりしたなというだけの感想文ですw
http://bunkai.jp/mac/powerbook_g3_series.html

>キーボード側からアプローチ
Windowsでも結構昔のモデルで、メモリ増設時にキーボードを外して増設する機種が有りまして作業した事が有ります。「HDDは裏にメンテナンス用の小さな蓋が有るのに、なんでメモリ用の蓋は無いんだYO」と思いながら作業した記憶が蘇って来ましたw

>WinPCのノートは裏面からいじる
ライバルなので表と裏になっちゃったんでせうかw

ヒツジ先輩宛
>旧型番でも検索
具体的には、以下のようにグーグル先生に尋ねたら見つかりました
「"11P1200-C" メモリ換装」で件のクチコミ
「"11P1000-C" メモリ換装」で動画タブにキーボードチェックの動画
であります

>爪でロックはCLEVOの平常運転
>爪無いと思い込んでいた事が私の敗因
そんな時も有りますねぃというわけで、続編楽しみにしております~

>中身全部
低消費電力だけあって、ACアダプタは小さいですね。10×4×3cmくらいでしょうか。

>キーボード
キー配列はオーソドックスな点は良いですね。バックスペースの上にデリートキーがあるのは少し気になる所ですが。左下隅はCtrlキーに譲り、ファンクションキーを左Ctrlのひとつ右にした点は優秀。特にレノボは左下隅にFnキーを配置したがるようですが、押し間違えてショートカットが不発するため止めて欲しいと個人的に思う所。

>バッテリ容量
2,700mAhだと、私が使用しているタブレットより小容量ですね。その容量で11.6型のノートPCが4時間くらい動くとは優秀。


タブレットを分解している途中で液晶を割った経験のある私としては、爪を折らないよう注意して下さい、くらいしか言えることは無し。

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2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

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部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

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ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

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