量産系BTOメーカーと組立代行BTOパソコンの違い

2018年10月16日

BTOパソコンを生産販売するBTOメーカーは大きく分けて2種類あります。どちらも受注生産方式は同じですが、一般的に量産系BTOは初心者向け、組立代行系BTOは自作パソコンユーザやパソコンに詳しい人などのマニア向けとされる傾向があります。

量産系BTO

量産系BTOメーカーとは?

量産系BTOとは、売上規模が年間100億円を超えるメーカーや、OEM製品を採用する規模の企業を指しており、家電量販店のような店頭販売ではなく、主にインターネットによる通信販売と、自社の直営店舗でBTO方式で生産されたパソコンを販売するBTOパソコンメーカーです。

具体的なメーカー名

  • パソコン工房
  • マウス(旧マウスコンピューター)
  • ドスパラ
  • DELL
  • 日本HP
  • ツクモ
  • フロンティア など

量産系BTOの特徴

  • 標準構成のパソコンの種類が多い
  • カスタマイズの選択肢が少ない
  • カスタマイズすると割高
  • 全体的にPC本体が安い
  • サポートが充実

 

組立代行系BTO

組立代行系BTOメーカー(ショップ)

組立代行BTOとは、売上規模が年間100億円に満たない数十億規模のメーカーやショップであると同時に、インターネットによる通信販売がメインな点が量産系BTOと同じながら、量産系よりも小回りの効くメーカーを指しています。

具体的なメーカー名

  • @Sycom
  • ストーム
  • ARK
  • PCワンズ
  • VSPEC
  • SEVEN
  • テイクワン
  • レイン(2018年閉店)
  • BTO高知(2016年閉店、2019-2020年廃業予定) など

組立代行系BTOの特徴

  • 基本的にカスタマイズする前提でのBTO提案
  • カスタマイズの選択肢がとても多い
  • カスタマイズで割高にならない
  • 量産系より価格が高めになる
  • 小規模なので不安定

 

量産系BTOメーカーと組立代行BTOパソコンの違い

量産系組立代行系という言葉は、BTOパソコン.jpのヒツジ先輩が、初心者向けとマニアックなPCユーザ向けに分別して考えた、「同じBTOメーカーでも大きな違いがある」として定義した分類です。

量産系BTOメーカーは、パソコン初心者でも比較的わかりやすく提案されているに対し、組立代行系BTOはパソコンに詳しい人向けであり、細かな違いがわかる、こだわりを持っている人向けです。

量産系BTOがおすすめな人

今までビックカメラやヤマダ電機のような家電量販店で、NECや富士通のパソコンを10万円や、20万円以上でも購入していた人に適したBTOが量産系です。

カスタマイズなど見慣れない言葉は無視して、部品の選択は何も変更せずカートへ入れて決済しても良いのが量産系BTOパソコンの特徴になります。

部品が変更できるならばしなければいけない気がするでしょうし、実際にメーカー側もパーツを選ぶよう宣伝していますが、量産系メーカーのBTOパソコンは何も変更しなくても動くように構成されています。

逆に量産系BTOメーカーではカスタマイズで部品を変更すると割高になるため、一部の量産系BTOメーカーは「自分好みにカスタマイズ」などと宣伝することもありますが、アップセルという売上単価を上げるための言い分です。

また、量産系BTOメーカーが提案する標準構成は、BTOパソコン.jpのヒツジ先輩でさえ手を入れない、カスタマイズを全くしないことが多いほどバランスの良いパソコンが多いところが特徴なのでパソコン初心者におすすめです。

組立代行系BTOにするべき人

過去に自作パソコンを使っていたけれど、今は自作する知識が不足していたり、組合せを1から考える時間が惜しい、そんなPCマニアやパソコンのハードウェアに関する知識がある人向けのBTOが組立代行系です。

組立代行系BTOなら、必ずといえるほどカスタマイズするのが基本です。

自分の用途に合うCPUやマザーボード選びに始まり、メンテナンスを考えてケースを選び、自己満足でCPUクーラーやグラボで上を目指す志向におすすめです。

組立代行系は量産系とは違い、OEMやバルクで大量に仕入れたパーツをまとめて標準構成にした安売りはせず、自作パソコンのようにパーツ単品に近い仕入値であり、組立代を1~1.5万円上乗せして販売しています。

その代りに部品を変更するほど割高になる量産系BTOとは違い、いくらカスタマイズしても部品変更代はゼロに近いため、PCハードウェアに対する知識があり、こだわりがあるなら、組立代行BTOメーカーやショップの方が納得できるパソコンができあがります

 

量産系BTOと組立代行の評判の差について

匿名掲示板では組立代行系BTOメーカーがもてはやされ、個人ブログや質問掲示板では逆に量産系BTOメーカーが貶められる傾向が昔から多くあります。

なぜ組立代行系は高評価なのか?

自作パソコンが面倒になり、手数料を払ってでも自分用のこだわりパソコンを構成し販売して欲しいという、マニアが納得するようなメーカーやショップへの評価だからです。

なぜ量産系BTOは低評価なのか?

初心者に比較的優しいBTOが量産系なため、パソコンに詳しい、こだわりのある人は選択肢にさえ入らないため、自分が悪いのにメーカーが悪いと勘違いしたり、販売規模も大きいため、パソコンに詳しくない人たちによる評価だからです。

ネット上での量産系BTOパソコンの悪評は、パソコンがどういうものなのか知らない、素人が愚痴っているだけの口コミが9割以上を占めています。

量産系と組立代行系どちらにするかの選び方

先に組立代行系BTOメーカー(ショップ)のカスタマイズ画面を見て、パーツを難なく選択できるなら、こだわりのパソコンを組立代行BTOメーカーで選ぶとよいでしょう。

どう選んでよいのかわからない、見当がつかない、不安があるなら、量産系BTOメーカーで標準構成で購入するか、意味のわかるところ、変更したいパーツを予算に合わせて選びましょう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

初心者や実用重視のPCユーザー向け。デスクトップ以外にノートも多数有り価格と性能のバランスが良く選びやすい。全国に実店舗が多数有るBTO PCメーカー。

マウスコンピューター

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ★★

部品選: ★★★☆☆

パソコン工房と同様に機種が多くノートの取扱も有りゲーム用やクリエイター向けPCも有り。送料が比較的高額なので総額注意。知名度は国内トップクラス。

ドスパラ

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★★ 安保証: ☆☆

部品選: ★★★☆☆

デスクトップPCならパソコン工房とマウス以外にドスパラも見る価値有り。秋葉原に本拠地を構える昔ながらのBTOパソコンメーカーで知名度はマウス並に高い。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆

部品選: ☆☆☆☆

2011年頃から安く無くDELLを選択肢に入れる理由が薄く回線抱き合わせ販売の価格がまぎらわしい。ゲームPCのAlienwareは見た目重視コスパ最悪なので要注意。

日本HP

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安保証: ★★

部品選: ☆☆☆☆

高性能ノート以外は見る価値が薄く高額なLenovoという感じ。早々にWindows 7を捨て8に切り替えたので7が必要なら行っても無駄。2012年後半から迷走中。

TSUKUMO

高性能: ★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★

部品選: ★★☆☆☆

ヤマダ電機による買収後はマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。BTO PCは機種が少なくやや割高。ツクモファンなら選択肢へ。

FRONTIER

高性能: ★★★☆☆ 長保証: ☆☆☆

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ☆☆☆

部品選: ★★☆☆☆

2013年7月に(株)KOUZIROが倒産しヤマダ電機子会社インバースネットが続投。長期保証が消滅。これと言った特徴が無く難点は有れど利点が見当たらない。

サイコム

高性能: ★★★★★ 長保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安保証: ★★★

部品選: ★★★★★

自作しない中~上級者のPCユーザ向け。初心者にはカスタマイズが難しく動かない構成でも購入できるので注意。パーツへのこだわりや知識が有るなら。

※並びはBTOメーカーの知名度の順。大小関わらず信用できない要素があるメーカーは未掲載。

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

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Windows 7サポート終了は2020年1月14日

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プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。