Windows 7 ESUは家族経営の零細も法人なら購入可

2020年5月 8日

Windows 7 ESUについて、ありにゃんより体験談。

ESUは延長凄いねアップデートではなく、Extended Security Updateのイニシャルとなっており、簡単にいうとサポート切れたはずのWindows 7を金出せば更に延長サポートしてくれるというクソ仕様。

寄稿ありがとうございます。

以下、公開用メールアドレス着弾分よりほぼ転載。見出しや太字、リンクはこちらで勝手に構成。

このようにインデント(字下げ)を入れた灰色の部分は私からの補足。

---ここから


ありにゃんです

表題の通り、Windows 7にESUを購入して適用に成功したので報告しますw

記事ネタになるかもしれませんw

なお、零細企業を想定しており、大企業向けではありませんw 

 

ESUとは?

簡単に言うとお金を払って最大3年間Windows 7のセキュリティアップデートを受けられるようになるライセンスです。

当初はボリュームライセンスを契約している企業(主に大企業)のみ対象でしたが、2019年12月からはどの法人でも購入できるようになりました。

1年目(2020年)の料金は7,259円(税抜)です。

考え方としては、2020年1月14日までの開始時期は問答無用サブスクリプションが7,259円(税込7,985円)でございます。

注意事項

  • 有効期限は1年目(2020年)はいつ契約してもサポート終了日(2020年1月14日)から1年後の2021年1月14日までです。
  • 2年目、3年目は自動更新ではありません。また2年目以降の価格は未定です。
  • Homeエディションでは使えません。

確か元々はボリュームライセンス(Home、ProfessionalなどではないUltimateなど)が対象と記憶しており、ProfessionalでもOKになった、裾野が少し広がったと思えばよろしいかと。

 契機

Windows 7 ESU加入で使い続ける | パソコン工房 NEXMAG
https://www.pc-koubou.jp/magazine/33923

発端はこの記事を見てパソコン工房でWindows 7 ESUのライセンスを購入できることを知りました。

ちなみに他のBTOパソコンメーカーでは購入できるか確認できませんでした。

説明はこちら。

Windows 7 有償サポート延長プログラム(ESU) | パソコン工房
https://www.pc-koubou.jp/pc/windows7_esu.php

法人用問い合わせフォームはこちら。

パソコン工房 通販 公式ウェブサイト | パソコン工房 
https://www.pc-koubou.jp/info/inquiry.php

どの法人営業部でもいいと思いますが、法人所在地の最寄りがよいでしょう。

ちょうど知り合いの家族が経営している会社(家族だけで経営している零細、法人格有り)で7がまだ必要なので私が代理で問い合わせてみることにしました。

法人営業部はその会社の所在地の最寄りを選びました。

ちなみに知人の家族の会社では7のPCが2台ありましたが、1台はサポート終了直前に10に無償アップグレードしました。

パソコン工房(ユニットコム)とのやり取り

数日後、購入可能であると選択した法人営業部の担当者から返信が来ました。

購入を希望すると返信すると、見積書のPDFと新規注文フォームのExcelファイルが送られて来ました。ユニットコムはMS代理店の更に下に位置し、MS代理店に情報を登録する必要があるためです。

珍しいことではなく、自作PCユーザならばグラボに置き換えるとわかりやすい。NVIDIA(開発)->MSIなど(製造)->ASKとか(代理店)->ツクモら(販売店)->価格コム(アフィリエイター)、このASKにあたるのが代理店。

一例として、Microsoftの代理店でWindowsの販売を仲介している業者としては菱洋エレクトロなどが介在する。

Excelファイルには普通に会社情報等を入力すればいいですが、使用開始日と任意のアドレス名(「.onmicrosoft.com」のドメインを作成する必要があるため)を入力する必要があります。 

Excelファイルに必要事項を入力して送ると、請求書のPDFが送られて来ました。支払い方法は三井住友銀行の当座への銀行振込でした。

振り込まれたことが確認されると手配に入るとのメールが送られてきました。

数日後、MSの代理店から開通通知書が送られて来ました。ZIPで圧縮されており、別途送られてきたパスワードで解凍すると、開通通知書のPDFが現れました。そのPDFに後に必要になるMAKキーが書かれています。

補足

マルチ ライセンス認証キー (MAK) のライセンス認証は、インターネットまたは電話により、Microsoft がホストしているライセンス認証サービスで 1 度のライセンス認証に使用されます。

source:MAK を使用して、ボリューム ライセンス版の Office のライセンス認証を行う | Microsoft Docs

ESUのインストール方法

前述のメールに書かれていた下記URLを見たほうが早いです。なお、公開されているので問題ないと思います。

https://www.ikazuchi.biz/MS/Windows_7_ESU.pdf

mak-key-cmd.jpg

ただ、それだけでは不足する部分もあるので補足します。

3ページ目の必須更新プログラムのKB4538483以外は普通に毎月Windows Updateを実行していればインストールされていると思います。

KB4538483は次のページに書かれているMicrosoft Update カタログから入手します。

4、5ページのKB4519976とKB4516655も2019年10月までの更新をしていれば普通にインストールされています(インストール済みの状態でインストールしようとすると「この更新プログラムはお使いのコンピューターには適用できません。」というエラーになります)。

念の為Microsoft Update カタログから検索したURLを貼っておきます。

8ページのスタートメニューからコマンドプロンプトを検索するには「cmd」のほうが早いです。

意味不明ならばPDFファイルの説明通りでOK。しかしcmdの意味がわからなければ認証まで行けるのか不安あるレベル。※上の画像が8ページ目のスクショ

9ページのMAKキーのインストールについて「slmgr /dlv」で表示されるライセンス認証IDはコピーできないと思われがちですが、実はメッセージボックスをアクティブにした状態でCtrl+Cでコピー可能です。というか大抵のメッセージボックスのメッセージはCtrl+Cでコピーできます。

私が導入した環境では、これでWindows Updateに2020年2月の更新プログラムが表示されるのを確認できました。 

対象の Windows デバイスの延長セキュリティ更新プログラムを入手する方法 - Windows Blog for Japan
https://blogs.windows.com/japan/2019/10/25/how-to-get-extended-security-updates-for-eligible-windows/

なおMS様による公式の説明もありますがわかりにくいです。

 

ESUはおすすめ?(まとめ) 

ESUの購入を検討している方が最も注意すべきことは、ESUを適用した7PCは故障したら新しいPCではほぼ7は使えなくなり払った金額が無駄になることです。

Windows 7をサポートするCPUは、インテル基準ではSkylakeの一部が最後だったため、5年以上前のWindows 7パソコンでなければ、故障すると ありにゃん が書いている通り7はサポートされないのでご注意。

PCは年数が経つほど故障率が上がる。一方でESUの料金は年数が経つほど料金が上がる予定。

PCが壊れるリスクのほか、新たに使いたいソフトが7に対応しなくなるリスクや今まで使っていたソフトが7に対応しなくなるリスクもあります。

1年目は税込で8,000円超えていないのでありかもしれませんが、米国では2年目で100ドル、3年目200ドルを予定しているとのことなので、それらのリスクを天秤にかけるときついのではないでしょうか。

2年目以降で7PCが使えるのは購入時期的(Skylake以前)に奇跡に近いと思うので、素直に10に無償アップグレードしたほうが良いと思います。2年目以降も無償アップグレードをやっていればの話ですが。

7好き&10嫌いの私でさえも知人の家族に2年目以降の購入を積極的にはすすめたくないです。


---ここまで

まずESUがボリュームライセンス以外にも適用できるとは知らなかったため、当サイトでネタにしたことはない(できない)は当然なので勉強になった次第。

そこから先を考えた ありにゃん の意見はごもっともとしか言えず、どうしてもネットワーク接続しなければならない7仕様PCが必要ならば、2年目以降も高い金払えば使えるとしても、「その価値あるか?」と問われたなら疑問でしょう。

そのソフトウェアが10で使えるモノなら10で良い、コスパや将来性を考えても7で維持する意味は薄いかと。しかも今から5年以上前のパソコンのCPUのコードネームを知らなければ中古PCさえ選べないほど難しい。

今は3年目までMicrosoftも再延長で考えているとしても、その後は多分完全にサポート切るはず。もしかすると2~3年目あるかさえ期待薄れる。ここまでWindows 10シェアが拡大しているのだから。

以上より、ESUは割安と感じるならアリとは考えず、じゃぶじゃぶ維持費が高くなる延命期間くらいに思うべきで、とっとと10への移行をおすすめ。

移行するなら(別にパソコン工房に限らず)後悔しない買い物を。というわけでBTOパソコンおすすめ。わからないことがあれば、メーカーへチャットやメールで聞いてみましょう。

今月のオススメBTOパソコン

リンク用ソース

コメント(3)

>そのソフトウェアが10で使えるモノなら10で良い、コスパや将来性を考えても7で維持する意味は薄いかと。

これ、結構あるんですよ。
なんせ、NECのPC98ですら未だに市場があるぐらいですからね。
業務用ソフトの場合、価格が100万単位の事も珍しくないし、相手先(客先)ハードの都合で金を払っても更新できないこともありますから。

>サポート切れたはずのWindows 7を金出せば更に延長サポートしてくれる
私の価値観だとパソコンの有料延長サポートとさして変わりませんが、金を出せばサポートしてやろう、という姿勢に何か問題ありますかね。

>いつ契約しても
>サポート終了日(2020年1月14日)から1年後の2021年1月14日まで
なお、例え2020年12月31日に契約しようが、代金は1年分しっかり取られるのでご注意を。理由は「契約があろうが無かろうが、契約した時点で1年分のセキュリティアップデートを受け取れるから」です。

>2年目、3年目は自動更新ではありません。また2年目以降の価格は未定
なお、2年目に契約した場合は「1年目の代金+2年目の代金」です。理由は「契約があろうが無かろうが、契約した時点で1年分の(ry

また、3年目に契約した場合は「1年目の代金+2年目の代金+3年目の代金」です。理由は「契約があろうが無かろうが、契約した時点で2年分の(ry

いつどこでだれが契約しても代金は同じ。そうESUならね

>MAKキー
なお「MAK」とは「MultipleActivationKey(マルチプルアクティベーションキー)」の頭文字とのこと。

>メッセージボックスをアクティブにした状態でCtrl+Cでコピー可能
これエラーメッセージが出たときに重宝します。いきなりGoogle検索ですと「------------------------------○X△□云々------------------------」といった感じに無駄な記号が入るため、いったんメモ帳にでも貼り付けてから必要部分だけコピペを推奨。

>確か元々はボリュームライセンス(Home、ProfessionalなどではないUltimateなど)が対象と記憶しており、ProfessionalでもOKになった、裾野が少し広がったと思えばよろしいかと。
ボリュームライセンスなら元々Professionalも対象でしたよw
他にはEnterpriseも対象ですw

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